黄銅棒のカドミウムCdについて(RoHS指令対策)
計測器メーカーでRoHS指令対策をしています。
1年ほどかけてRoHS指令対策を行い、
なんとか在庫部品の切替実施段階まできました。
ところが先日、黄銅棒に不純物でカドミウムが100ppmを少し超えるものが
存在するとの情報を受けました。(全体の2%程が100ppmを超えるとのこと)
・数社から低カドミ黄銅棒(C3604のカドミ量監視材)が発売されている。
各社のHPにはRoHS対応のためには対策材に切替が必要との説明がある。
・取引先(商社・加工業者)の回答は、低カドミ黄銅材ほとんど出回っていない、
(当社が発注するような)少量では購入できない上、高価とのこと。
・客先のグリーン調達ガイドラインには、「金属材料中の不純物のカドミは除外」
と明示してあるものが1社あるが、大半はRoHS指令準拠(不純物は100ppm以下)
か客先閾値(75ppmや50ppm以下)とされ、金属中の不純物のカドミの規定はない。
調査の結果、このような状況です。低カドミ材に切り替えればよいというのは
理解できますが、現実的には、コスト・入手性の問題から困難です。
実際の現状と、現実的な対応策について、RoHS対応をされている方や
業界の方のアドバイスを頂けたらと思います。
正直に申しますと、RoHS対策(鉛)で快削棒材の切替を実施しましたが、
その際にはカドミ含有の話は聞いたことがありませんでした。
いまさら…という気持ちで、困っております。
また、個人的には、RoHS指令で明確でないこういうグレーゾーンの対策は
やりすぎ(現実的でない)と思います。
RoHS指令の除外品目の追加について欧州で協議されているそうですが、
この件も追加されるというような話をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか。
以上、お手数ですが、よろしくお願いいたします。
低カドミ黄銅材を調べていて気になったのですが、
低カドミ黄銅はどのメーカーも
C3602,C3604(快削黄銅),C3771(鍛造用黄銅)の代替品
(というよりもカドミ値管理品ですね)しか
存在しないようですが、その他の黄銅はカドミ100ppm以下
ということなのでしょうか。
プレス材の業者に聞いたところ、「プレス材は鉛が少ないため
100ppmいかです」と言っていました。
(HPにはカドミは亜鉛の不純物という解説ですので矛盾があるのですが)
宜しくお願い致します。
質問より数ヶ月がたちました。
低カドミ材も当初より多少は一般的になってきているようです。
加工業者・振動メーカーとも話し合いを持ちまして、
コストアップ容認で低カドミ材へ切り替えていく方向に決まりました。
ありがとうございました。
お礼
真鍮製の部品を購入し、自社製品に組み込んでいます。 ISO14001事務局の仕事をしており、環境システム管理者からの指示で、この様な質問をさせて戴きました。 サプライヤーさんからの回答は、当然ながら、「電気亜鉛にしたら、高くなります」でした。 ISO14001事務局として、この件は、購買部に任せる事にしました。 アドバイスありがとうございました。