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canとcould、couldとwouldの違い
英語で依頼するときや許可を求めるときに、 Can you~?や、Can I~?というよりも、 Could you~?やCould I~?という風に、過去形を使った方が丁寧な表現になりますが、それは何故でしょうか? あるウェブサイトには、↓ 「お食事のご注文なさいますか。」 Do you wish to order your meal now? Did you wish ~? 上の現在形は、現実を表すものでしたね(詳しくはミニ講座「時制についての考え方」参照)。最後に now がついていることにより、生々しい現実感を伴います。 下は過去形ですので、現実性を失った表現です。穏やかな、つつましく丁寧な印象を与えます。 http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-kite/politeness.htm ↑のように説明されていたのですが、今ひとつ分かりません。 現在形だと、どのように生々しいのでしょうか? また、過去形を用いると、何故穏やかなのでしょうか? また、同じ過去形を用いる方法でも、 Couldを用いる場合と、Wouldを用いる場合ではどのように違うのでしょうか? どなたか回答していただけると嬉しいです。よろしくおねがいします。
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時制によって、現実との距離感を出すと言うのは、日本語でも英語でも行われていて、 「今、100万円あれば、アメリカに行くかも知れませんね。」よりも、「今、100万円あったら、アメリカに行くかも知れませんね。」の方が自然です。「今百万円あれば」というのは、かなり直接的な感覚がありますが、「行くかも知れませんね」というのは、かなりあいまいな言い方です。その意味で、統一性がありません。 同様に、「今、100万円あったとしたら、アメリカ行きます。」よりも、「今、100万円あれば、アメリカ行きます。」の方が自然です。これも、「あったとしたら」という弱い表現と「行きます」という言い切りとが調和しないわけです。 同様なことが英語でも言えて、現在のことを現在時制で言うと、そのものずばりなので、現実感のある、直接的な言い方なります。そして、現在のことをひとつ時制を過去にずらして、過去形で表現すると、時制がずれていますから、多少引いた、間接的な、弱い表現となるのです。 勘違いしやすいのは、過去のことは、過去形で表すのが普通で、過去のことを過去形で表しただけで、丁寧になるわけではありません。 面白いのは、日本語でも英語でも、過去のことなのに、臨場感を出すために、現在形で述べることがよくあるということです。「昨日、東京へ行ってさ。ケンと昼飯を食べたんだけど、あいつ、食べるの早いんだ。帰り、駅に行く途中でちょっとぶらぶらしていたら、ヤクザが来るんだよ。」この文の中で、「食べるの早いんだ」、「ヤクザが来るんだよ」は、現在形です。前者は現在の習慣を示すという解釈もできますが、後者は、純粋に臨場感、生き生きとした感覚を出すために本来は過去形だったものが現在形になったものです。 つまり、過去形は、本質的に、遠いものという感覚があるわけで、現在形は反対に、近くのものという感覚があるのです。過去のことは、すでに過ぎ去ったことであり、過ぎ去ったことをあらわすのが過去形です。それに対して、今、目の前に繰り広げられていることが現在形で表現されるのですから、この感覚はある意味、当然でしょう。 >Couldを用いる場合と、Wouldを用いる場合ではどのように違うのでしょうか? もともとの言葉の差がそのまま出ると考えていいと思います。つまり、can は、ある種の、能力、許可の意味合いがあり、willは、意思の意味合いがあります。 >Would you please open the door? これはcouldを使ってもあまり差はないでしょう。 どちらにしても、相手にやってもらうわけなので、相手の意向、相手の能力の問題になるわけですから。 >I wonder if you would mind opening the door. ここでは、couldを使えません。なぜなら、mindという「気にする、いやに思う」というのは、あくまで自分の意志の問題なので、意思の意味があるwouldしか使えないのです。 >Could I speak for a moment? wouldを使うとおかしい意味になります。つまり、自分で自分の意思を聞くような感覚になります。自分の行為(話すという行為)の実行可能性を聞くので、可能性の意味のcouldしか使えません。これは Will I speak ...?のような疑問文がないのと同じです。
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- tsuyoshi2004
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これが厳密には仮定法過去の表現であることは他のみなさんが書かれているとおりです。 "Could you XXXXX ?"には、"if I hoped"などが省略されていると考えるとわかりやすいかもしれません。 「(もしも、私が希望をすれば)あなたはできますか?」という意味です。これは、仮定法の意味どおり、「実際には希望をしていないけど、仮に希望するととしたら」という非常にへりくだった表現です。 また、"could"、"would"の違いでは、現在形である"can"と"will"と同様の違いあると考えればわかりやすいと思います。"could"はそれが物理的に可能であるかどうか、"would"はその意思があるかどうかという違いがあります。 とはいえ、実際の会話でそれを違うニュアンスで捉えるかというとあまり差はないように感じています。 但し、語感からすると"could"よりも"would"の方が優しい感じを受けるというイメージがあります。
お礼
If I hopedが省略されていると考えると、非常に分かりやすかったです。ありがとうございました。 couldとwouldについては、英語のソーシャルスキルという本には、wouldよりもcouldの方が丁寧とありますが、これは1988年発行の本なので、現代の英語では当てにならないということでしょうか?調べても、ほとんど差がないと書かれているところもおおいですし。
形は過去形でもこれは仮定法です。そして、これは語気の緩和という用法になります。
お礼
回答ありがとうございます。 しかし、この文が仮定法であるということが理解できません。お時間があればそのことについても補足説明していただけるとありがたいです。
- lukelivestrong
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No2の方の回答に屋上屋を重ねる形になるかもしれませんが、仮定法過去→現在実現していないことを仮定(実現不能)、仮定法過去完了→過去に実現しなかったことを仮定(実現可能 or 不可能)で、could,would,might,などいずれも、仮定法過去で「実現してないけど…」とレトリック的に「どうせ無理ですよね」みたいな謙譲の意味をこめる表現なのではないでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 >could,would,might,などいずれも、仮定法過去で「実現してないけど…」とレトリック的に「どうせ無理ですよね」みたいな謙譲の意味をこめる表現なのではないでしょうか? ここは分かったのですが、一番重要な、Could I ~?の形が、仮定法過去であるというのがよく分かりません。僕が不勉強なだけかもしれませんが、疑問文にしかみえませんが……。
- harimiti
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ききかじりなのですが、 Colud は仮定法の意味合いがあるので、 can のできますかの意味に、もし、できるとすればの意味が付加されるからだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 couldは、if節の中で、「もし…すれば」という意味がありますね。 相手にcanよりもさらに選択する権利を与えているように受け取れるので、丁寧になるのでしょうか。 しかし、その理由の場合、wouldやdid、might等ではどうなるのでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 つまり、相手にお願いするときは、弱く言うことで丁寧になるということでしょうか? 具体的にどのくらい弱くなるかは分かりませんが、日本語で言えば、Can you~?が「~してくれますか?」で、Could you~?が「~してくいただけますか?」というような感じでしょうか。 さらに、Couldn'tを使うと強い依頼になるとありましたので、これは、「~していただけないでしょうか?」というような感じでしょうか。 そう考えれば、日本語に訳す時にもしっくりきます。理解できました、ありがとうございました。