- ベストアンサー
何故、日本人は高金利を好むのか?
日本人は高金利を好む事は良く知られていますが、これって不思議です。 何故ならば、日本よりも金利の高い国は幾らでもあります。 例えばインドネシアに行けば国債利回りが12%、フィリピンだって長期国債利回り10%なんだそうです。 インドネシアに行けば12%の金利だから日本よりは高いけど、インドネシア人が12%の高金利が魅力だと余り聞かないです。 ロシアだって金利が非常に高い国ですし、国債格付けも投資適格債に格上げされています。 なのに、ロシア人は余り喜んでいる訳ではなさそうです。 それなのに、日本人は何故か高金利国への投資が世界的に見れば活発な国で、新興国のソブリン債に投資する毎月分配型投信まで発売されています。 何故これほどまでに、日本人は高金利を好むのでしょうか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>インドネシア人が12%の高金利が魅力だと余り聞かないです。 ほんとうですか? インドネシアの富裕層は、高金利を利用しているはずですよ。 シンガポールの友人がシンガポールの王朝貴族的な富裕層を相手にしており、その中には日本人を配偶者にしている人もいますが、アラブとおなじように、分散投資をしている話を聞きました。 金利は魅力ですが、国勢や国政はロシアもふくめ不安なだけだと思います。 もし話題にしないとたら、富裕層にはそれが当たり前だからか、あるいは一般庶民は金利の旨みを感じるほど、あずける現金をもっていないからだと思います。 むしろ借りる側で、嘆いているかも。
その他の回答 (5)
- nnsot
- ベストアンサー率14% (1/7)
ざっくり言って、ある国の金利はその国の経済の強さとか、インフレ率とかもろもろの要因で決まります。 そして、#2の方のおっしゃるとおり、たとえばインドネシアの国債の金利が12%ならば、インドネシアに住んでいる人がお金を借りる時の金利はそれよりもずっと高いはずです。 ロシアやフィリピンでも、その国の人にとっては同様のことでしょう。 そういう人たちにとって、10%とか12%は、「当たり前」のレベルであって、ことさら高い金利ではないはずです。 一方、日本では銀行にお金を預けても1%未満ですし、住宅ローンを借りるのもたかだか4%なので10%はすごく魅力的に見えます。 (為替の変動などもあるし、信用がちょっと不安な高金利国もあるので必ずしも10%まるまる手に入るとは限りません。わたし個人的にはパスします。) だから日本人が高金利を好むというのは(それが本当だとして)、日本の金利が世界中で類を見ないほど低いレベルにあるからです。 金利の絶対レベルではなくて相対的なことだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに金利が0%に近い日本からは、他の国の金利が高く見えるとしても、現地ではインフレ率やその他の条件を含めて12%であれば、一概には12%の金利が高いとは言えない訳ですね。 金利については相対的に見る必要については成るほどと思いました。
補足
皆さんご回答本当にありがとうございます。 本当は皆さんにポイントを付けたいのですが、2人しか選べないのが残念です。 難しい質問に対する回答ありがとうございました。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
借金するのに高金利が良いとは誰も思わないですから、手持ちの資金を運用する場合ですね。 自分の目の前にある国内の金融機関では、ほとんど利息収入が見込めないという現状を踏まえて、高い金利で安全に運用できたらと思うのは、一般人としては自然な思いです。 高金利にはインフレがついてまわり、通貨が下落するというのは、yohoushiさんが数々の回答の中で熱心に説明してくれたので、ようやく少し理解できるようになりました。 そうでなければ、日本より利息がつくからと思って、外貨預金をしていたと思います。 いつも、ほんとうにありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 言われてみれば、現状では預金者は少しでも金利を得ようとしたり、債務者は少しでも金利を軽くしたいと言うのは確かに自然ですね。 ただ、米国の高金利について、それが米国人のメリットだと言うニュースよりも株式下落を心配するニュースを見ていると、ちょっと、金利に対する考え方が日本人とは違うのかも知れません。 その点、勉強不足もあるかと思いますが、これからも宜しくお願いします。
高金利は誰でも望むところです。 日本でも過っては高金利の時代がありました。でもそのときはその金利が当たり前で魅力があると感じていなかったように思います。諸外国でもの同じだと思います。日本でもバルブがはじけ金利が下がってしまったため金利に対し関心が高くなったのではないでしょうか。(「日本人は高金利を好む事は良く知られていますが」この回答ではないかもしれませんが)
お礼
ご回答ありがとうございます。 確か昔は公定歩合が9%の時代もあったそうで、その当時は定額貯金が10年で2倍以上なんて話を聞いた事があります(記憶の範囲なので間違えがあるかも知れません)。 バブル崩壊後、金利が下がったのが結果的に金利に関心が高まると言うのは私も感じています。
- RosaCanina
- ベストアンサー率48% (5532/11451)
日本人など関係無しに、投資する側にとって高金利を望まない方はいないと思うけれど。 高金利が困るのは、借り入れをする側の方々です。 当たり前だけれど、高金利の商品がある国々においては、 その借り入れの際の金利は、投資する際のそれよりもさらに高いですから。 それともこういうことはなくて、もっと違うことを聞きたいのかな?
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かにどこの国に行っても、投資する側は高金利であれば、確実に収益になりますので、私自身、もう少し相対的に考えた方が良さそうです。 金利は決定要因が非常に煩雑でインフレだけでは決められないので難しいです。
- ton_jiru
- ベストアンサー率27% (11/40)
「日本人は高金利を好む事は良く知られています」とありますが、ソースはあるのですか? 質問する対象によって回答は変わると思いますけど。
補足
例えばグローバルソブリンオープンの純資産額は5兆2354億円、エマージングソブリンオープンの純資産額が412億円(どちらも毎月分配型のみ)。 エマージングの方はそれほど多くは無い物の、グロソブは5兆円と言うのは非常に巨額です。 どちらにしても高い分配金を目的に買っている投資家が非常に多いと思います。 その他にも、毎月分配型南アフリカランド債やメキシコペソ債も買える時代です(但し、発行残高までは分かりません)。 実際に、これらが継続して売られるって事はそれだけ高金利人気がある事の裏返しだと思います。 しかし、現実的には現地(例えば南アフリカ人)の人が魅力であるとは新聞やニュースでは聞かないのに、日本では何故大人気なのかを知りたくて質問しました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 インドネシアの富裕層は、高金利を利用していたなんて始めて知りました。 その他にも、一般庶民が貧しければ、どんなに高金利でも、投資するお金が無ければその恩恵が授かれないですし、借金する側は借りた金利が非常に高いので働けど働けど借金が返せない事態もありえますね。 面白い指摘にはビックリですが、勉強になりました。