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日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族?
「日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族」と良くいわれますよね? 何故なのでしょうか? 日本人だって縄文時代は、狩猟採集生活だったでしょうし、 欧米人だって、何時からなのかは、詳しく知りませんが、農業が食料調達のメインになったと思います。 何故、「日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族」とメディアで良く語られるのでしょうか? 外国でも、「〇〇は農耕民族で、欧米人は狩猟民族」という言い方がされる事があるのでしょうか?
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ある目的のために農耕民族的特質と狩猟民族的特質を となえた人がいたと思われます。文字通り、民族の特質を分かりやすく説明するためであり、日本人対欧米人を対比するために考案された説ではないはずです。 一部の評論家、政治家、軍人などが自説を展開するために拡大解釈して利用したのでしょう。最後に俗説となって一般大衆に広がったものと考えます。 よく血液型(4種類)で人の性格を判断します(日本人)が農耕民、狩猟民は地球上の人類を二種類にするので血液型以上に便利です。 地球の風土を「モンスーン」「砂漠」「牧場」の三つに類型化して説明した学者がいました。日本から中近東を通り、ヨーロッパに至るルートを観察すればこの 三つの類型化で地域の特色とそこに住む人々の特徴が 説明しやすいからです。しかし、飛行機の時代を経て宇宙から地球を観察できる時代になれば古い学説になってしまいます。 欧米人と日本人を比較するとき、便宜的に農耕民・狩猟民説を利用する人は健在です。血液型に似ています。あたらないケースは除外し、当たるケースのみを対象とするから一見正しい理論のように見えます。 農耕民族(日本人) 狩猟民族(欧米人) 短い脚 長い脚 集団志向(共同作業) 個人志向(獲物の分配) 定住 移動 2拍子(鳥ー2本足) 4拍子(4足獣) 別れを重視 出会いを重視
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- aburakuni
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厳密に歴史的に言えば正しい例えでは無いと思いますが、元々比喩とは主張を感覚的に納得しやすい様に簡略化するものです。 私がこの例えを良く使う場合、ビジネスの世界で所謂外資系と日本企業の違いを例えます。 即ち、あくまで日本で生きていこうと考え、景気が悪い場合でも継続的投資を行う会社と、他の国に投資を行い日本の資産を売却して回収・送金すると言った反対行動をとる会社についてです。 「農耕民族は天候が悪いのはしょうがないと、その場で年を越す事を考えるが、狩猟民族は獲物が採れなければ帰りに農耕民族を襲って獲物を持ち帰る」と言った例え話を良くします。 実際に日本人のビジネス感覚は飽くまで日本本位であり、一部の企業を除けば日本が沈没したら自分も破滅すると言った甘いものです。 それに関しては欧米の弱肉強食の育った歴史と、規制に閉鎖されていた日本の近代史と言う問題があるのですが、それを順次挙げるより、一言で例えた方が便利と言う事で良く使ってしまいます。
お礼
回答ありがとうございます。 >厳密に歴史的に言えば正しい例えでは無いと思いますが、元々比喩とは主張を感覚的に納得しやすい様に簡略化するものです。 成る程、と思いました。 >「農耕民族は天候が悪いのはしょうがないと、その場で年を越す事を考えるが、狩猟民族は獲物が採れなければ帰りに農耕民族を襲って獲物を持ち帰る」と言った例え話を良くします。 「日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族」の類似系がそういう使われ方をしているのですね。 回答者様の回答、参考になりました。 ありがとうございます。<(_ _)>
補足
皆さんご回答ありがとうございました。 皆さんの回答、とても参考になりました。 ありがとうございます。<(_ _)>
No2です。 >日本人の項目の所の、「別れを重視」って、一体何の事なのだろう?と思いました。。。 日本人(この説で農耕民族とされる)は定住型なので 同じ村の人との交わりを大切にします。外来者はいわば身元の分からない敵みたいな存在です。そこで外来者を迎える儀礼よりも仲間と別れる儀礼が発達したのでしょう。送別会、餞別、水杯、など人を見送るときは大変な騒ぎととなり、生き別れの可能性を思い、悲しみます。 一方、狩猟民族や牧畜民族は広い地域を移動しながら 暮らすので他の民族やグループとの出会い、通行許可 をえる手続きなど、出会いの儀式が発達したと思われます。仲間以外に出合ったとき、もっとも重要なことは敵意のないことを示すことです。知らない人へ気軽に挨拶する、握手、抱擁などの習慣が生まれ、後に生まれた礼砲、空砲で出迎える儀式まで繋がっているような気がします。出会いがあれば別れがある・・・当たり前のことです。嘆き悲しむことはありません。またどこかでいつか出会えるかもしれない・・・海外で 知り合う欧米人は別れに淡々としています。日本人は 送別会、住所の交換など大変です。淡白な欧米人の友情を疑う人も出てきます。 このように自説を説明するひとつの方法として民族比較論は便利が良い面はありますが、確立された学説ではありません。血液型と同じレベルと考えるべきです。
お礼
回答ありがとうございます。(^-^) 「別れを重視」の意味が分かりました。ありがとうございます。<(_ _)> >このように自説を説明するひとつの方法として民族比較論は便利が良い面はありますが、確立された学説ではありません。血液型と同じレベルと考えるべきです。 分かりました。私も、何となくそんな気がしていました。 回答ありがとうございました。<(_ _)>
- eqw-102
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日本人は農耕民族で、 欧米人は酪農民族だと思います。 降水量や気温の違いは、 水稲を許さず、 水の使用量の比較的少ない麦作中心になります。 不足分は、酪農によって補っていたようです。 米と小麦を比較した場合、 理想の主食は麦です。 米は特定のビタミンが欠落しているので、 「脚気」 が日本の風土病でした。 ちなみに、「とうもろこし」を主食とした場合、 まず生きて行けません。 これを補う為に、アメリカインディアンは、 バッハローなどの野生の水牛などの狩猟から 脱出できませんでした。 直、 家畜を飼わなくてもバッハローはゴロゴロしています。 酪農民族の中でも、 遊牧民はテント生活が多いようです。 モンゴル、 インディオ?? こう考えると、 少人数の部落、大国家の不形成など、インディオは、移動した可能性があります。 その土地に定着した場合、 農業、酪農です。 この時点で、「国家」が形成されます。 北方から、ゲルマン民族が大移動してきます。 ^0^ 遊牧らしいです。^^ 鍵は、北方の国家形成にあり。 1)フランス、ドイツ、オーストリア 2)ロシア 3)北欧 良く勉強しましょう。^^
お礼
回答ありがとうございます。 米も、玄米で食べれば、脚気にならないという事だった気がします。 麦も精白してしまうと、あまり栄養が無くなってしまうのでは無かったでしょうか? 米は昔から、精白して食べられる事が多かったが、欧米人が麦を食べる時は、精白などしないのが、昔から一般的だった、という事なのでしょうか? 回答ありがとうございました。<(_ _)>
- mannequinkatze
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>日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族」と良くいわれますよね? あまり言わないと思います。明らかに間違いなので。ものを知らず思いつきで喋る人がたまにそんなことを言い、まわりの者にしたって訂正するのも馬鹿らしいので放置しているというだけ、というのが現状じゃないですか。 「日本人は農耕民族で、欧米人は牧畜民族」という対比の仕方ならば、かなりよく耳にすると言ってよかろうと思います。これもまたいたって粗雑、と言うよりやはり間違った言い回しですが、まあ、多少は基づくところがあるので、さまで耳障りではありません。で、たぶん、牧畜と狩猟の区別がつかずにごっちゃにしてしまう人がいるんだと思います。それがご質問に対する答でしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 >あまり言わないと思います。明らかに間違いなので。ものを知らず思いつきで喋る人がたまにそんなことを言い、まわりの者にしたって訂正するのも馬鹿らしいので放置しているというだけ、というのが現状じゃないですか。 済みません。たまに、というのが正しい感じでしょうか? 回答ありがとうございました。<(_ _)>
- tatsumi01
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この言い方がされる理由はわかりませんが、佐原眞さんの「騎馬民族は来なかった」に面白い記述があります。 佐原さんは、日本は食用家畜を持っていないことを指摘し、その具体例として日本では去勢の知識がないことを示しています。
お礼
回答ありがとうございます。 去勢は家畜の性格を大人しくする為に、行うのですよね? 家畜を飼うという事は、去勢は絶対必要、という事なのでしょうか? もしそうなら、古くから家畜を飼う習慣のある民族は、 紀元前から、家畜の去勢を行って家畜を飼っていたのですね。 ところで、去勢は麻酔を使うのでしょうか? 現在はともかく、昔は麻酔など無くて、去勢をやっていたのでしょうね。 去勢する時、痛くて暴れたりしなかったのかな?と思ってしまいました。 ご紹介いただいた本にも、ちょっと興味を持ちました。 機会があったら読んでみようと思います。 回答ありがとうございました。<(_ _)>
- pyon1956
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>日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族 それは俗説です。恐らく「食肉分化とあまり、あるいはほとんど獣肉を食べない文化」とすればまだ江戸時代日本になら当てはまったかもしれませんが(といっても江戸時代でも鶏肉や兎肉は食べてますが)。 実態を見ればこういった説は全くの俗説です。たとえば壊血病が船員に流行する、ということは逆に陸上生活者はビタミン源となる野菜を当然栽培して食っていた事になります。 乗馬文化みたいなものと同列に語られる向きもありますが、これはもともと日本の土着の馬が小さくて、騎馬中心の文化なんてのは想像する方が無茶でしたし。(なかったわけではないのですが、中心ではない) また家畜を飼うのは農耕文化なのか狩猟文化なのか?家畜の食うものは農業生産物ではないのか?など。 結局「野蛮なヨーロッパ人」と言いたいがための偏見以外に明確な根拠を持たないように思います。もともとヨーロッパ人といってもとても一つの文化とは言えないし(それは政治的イデオロギーです)たとえばギリシア文化、ローマ文化(これはかなり地域格差があったような)、またその頃の他の地域(ケルトとかゲルマンとか)、中世の北アフリカ(やスペイン)をどう考えるか、北欧はどうなのか、etc.と言うような事を考えると、欧米人と言う範疇そのものが実はあまり意味のない範疇ではないかと思います。 というわけで意図的かあるいは無意識かは別にして、かなり政治的意図が背景にある表現・俗説でしかないと思います。無論、現在のヨーロッパ全般について、日本より食肉文化的(肉の消費量が多い)と言う事は言えますが、しかし日本だって戦前とは比べ物にならないし、第一この食料自給率で農業民族だといったら世界の農家の人に笑われます。
お礼
回答ありがとうございます。 >かなり政治的意図が背景にある表現・俗説でしかないと思います。 私も何か、政治的意図があるのかな?と思ってました。 日頃から、右より発言をする言論人の人に、言う人が多いという印象がありますね。 回答者様がおっしゃるように、「結局「野蛮なヨーロッパ人」と言いたいがため」という事なのかもしれませんね。 >第一この食料自給率で農業民族だといったら世界の農家の人に笑われます。 本当にそうですね。現在の日本の食料自給率が低い状態は、嫌な状態だな、と感じます。 アメリカが自国の農産物を日本に売りつけるために、日本の農業を衰退させる方向で、いろいろ工作してきた、という説も聞きますね。 事実だとしたら、不愉快に思います。 pyon1956様、回答ありがとうございます。<(_ _)>
お礼
回答ありがとうございます。<(_ _)> >ある目的のために農耕民族的特質と狩猟民族的特質をとなえた人がいたと思われます。 一部の評論家、政治家、軍人などが自説を展開するために拡大解釈して利用したのでしょう。 軍人も言っていたのですか・・。という事は、戦前から言われていた話だったのですね。 ある目的というのは何なのでしょうか?気になりますね。 下の方に書かれている対比表はネットでも、見ました。 日本人の項目の所の、「別れを重視」って、一体何の事なのだろう?と思いました。。。