• ベストアンサー

強拍とシンコペーション

楽典を勉強しているのですが、リズムのところでシンコペーションがよく分かりません。 『同じ高さの弱拍部と強拍部とが結ばれて弱拍部が強拍部になり、強拍部が弱拍部になって強弱の位置が変わること』 と辞書に書いてあったのですが、これは 「小節の最初の拍子(強拍)が前小節の最後の拍子(弱拍)と同じ高さの音であれば、二つの音は結合されて、前小節の最後の拍子(弱拍)が強拍となり、小節の最初の拍子(強拍)が弱拍となる。」 という解釈でよいのでしょうか? 言葉にできても(できていないと思いますが)イメージが全然できません。 それと、強拍なのですが、「強く聞こえるという心理的な“強点”であり、実際に鳴る音の強さとは必ずしも一致しない。」ともありました。 ということから、強拍の意味を考えると「演奏中に小節の先頭ということを意識するための拍子」という解釈でよいのでしょうか? まとまりがない質問ですが、お願いします。

  • TGR100
  • お礼率65% (199/305)
  • 音楽
  • 回答数3
  • ありがとう数32

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#96725
noname#96725
回答No.2

例えば、4拍子なら4つの拍子は「強-弱-中強-弱」という感じで表現されるのが一般的ですし、3拍子なら「強-弱-弱」で4/6拍子なら「強-弱-弱-中強-弱-弱」となります。これは音楽を表現する際の「ごくおおまかでゆるやかなお約束」です。 シンコペーションはこの強弱の並び方を一時的人為的に破って音楽に意外性と面白味を加える為に使われます。 ご質問者さんの試みた定義: 「小節の最初の拍子(強拍)が前小節の最後の拍子(弱拍)と同じ高さの音であれば、二つの音は結合されて、前小節の最後の拍子(弱拍)が強拍となり、小節の最初の拍子(強拍)が弱拍となる。」 は間違いではありません。しかしいつもそうだとは言えなくて、他にもシンコペーションの例があります。 例えば次の場合; 1)強拍の位置が弱拍に取って変わりさえすればそれが小節の中のどこにあってもシンコペーションと言える。例えば4拍子で「強-強- -弱」となればこれもシンコペーションです。 2)同じ高さの音を結合するのを「タイで結ぶ」と言い、違う高さの音をひとくくりのつながった音として表現するのを「スラーで結ぶ」と言いますが、タイでなくスラーで結ばれていても、その部分の音楽の流れが最初に申し上げた「ごくおおまかなお約束」に従わずに「弱」を「強」にした方が自然に聞こえるなら、これもシンコペーションです。例を挙げれば8分音符で一小節内の動きが「ドレドミドファミレ」とあれば、「ドれドみドふぁミレ」(ひらがな部分を強く)と表現するのが適当ではないかと思ったとすれば、これもシンコペーションだと言えます。 3)本来なら強拍が来るべきところに音のない休符が来ているとすれば、ほとんどの場合その次の音は本来弱拍なのに強められた音になります。これもシンコペーションと言えます。 というようにシンコペーションとはご質問者さんの定義を含んで一般的に; 文頭に述べた通常の強拍弱拍の並び方が一時的に変更になること、と言えると思います。 二つ目のご質問について これは私の解釈ですから一般的かどうか不明ではありますが、ご質問者さんの「演奏中に小節の先頭ということを意識するための拍子」を強拍だと意識しない方をお勧めしたいです。 理由は「小節の第一拍目は強拍だ」と思ってしまえばむしろ音楽が死んでしまうケースがとても多いからです。例えばドイツ語(英語でもok)ですが言葉はほとんど冠詞から始まります。冠詞に強い意味はありませんからむしろ弱く発音されて言葉が始まり、強調したい言葉が強められます。会話のリズムはそのようにして作られますが、器楽は言葉のない会話に似ています。 音楽も似たようなケースが結構ある(断定すると間違いになってしまうところがつらいですが)ので小節の第一拍目は「第1拍目」と単純に言うだけで良いと思いますし強く歌う(鳴らす)ところを強拍と言った方が良いと思います。強弱の決め方はその「半分」をメロディの流れ方に依存する、と思えば良いと思っています。 つい私見を交えてしまい、失礼しました。

TGR100
質問者

お礼

例も交えた丁寧で分かりやすいご説明で シンコペーションのイメージがわいてきました! 小節の強拍,弱拍は、一般的な決まりを「ごくおおまかでゆるやかなお約束」と覚えて、曲のメロディーに合わせて柔軟に移動・変化させることが望ましく、その結果、決まりから外れたときの現象をシンコペーション。 ご説明を参考にして、以上のように考えました。 > つい私見を交えてしまい、失礼しました。 いえ、とんでもないです。 感性の学問であるので、たくさんの人の意見をお聞きしたいと思っています。 私的な意見を頂けて嬉しいです! ありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • lilact
  • ベストアンサー率27% (373/1361)
回答No.3

参考までに。 参考URLの音を聴いてみてください。パソコンの音なので、実際の演奏とは違いますが。拍の裏が強く感じられるとか、タイでつながっているという音があります。こういうのがシンコペーションの一つです。

参考URL:
http://homepage2.nifty.com/adlib/adlib/study/flymetothemoon003.html
TGR100
質問者

お礼

とても参考になるURLありがとうございました

回答No.1

シンコペーションとは、強拍の位置がずれる、或いは強拍と弱拍の位置が交換される、という意味で、音の高さ(ピッチ)に関する概念はありません。 簡単な例を書けば、4/4の場合、一般的には「強 弱 中強 弱」 ですが、 シンコペーションになると「弱 強 ー 弱」 という具合になります。 つまり、普通は二拍目が「弱」なのに、そこが「強」になるので、シンコペーションというわけです。 小節線をまたぐ形でタイによって結ばれた「同じ高さの2つの音」は、ご指摘のとおりです。例はここに出ています。 http://cnx.org/content/m11644/latest/ おっしゃる通り、強拍は「演奏中に小節の先頭ということを意識するための拍子」と解釈しても、だいたいは良いと思います。美輪明宏の「ヨイトマケの歌」にあるように、各小節の一拍目にある強い拍ですね。 ただ、19世紀の作曲家、特にシューマンなどは、小節線を無視したメロディーがたくさんあります。その場合はメロディーが小節線を無視しているわけですから、強拍と小節線の関係は無くなります。 そのような習慣というか流行は20世紀に入ってからは、曲の途中ででどんどん拍子記号を変える、というスタイルになって行きます。 強拍は単にstrong beat だけでなく、musical accent という意味もあります。つまり、メロディーと強拍には密接な関係があるわけです。視覚的には一般的に、比較的長い音符にはmusical accentがあります。 辞書は所詮人間が書いたものですので100%信用するのは危険だと思います。音楽の基本を勉強する段階であっても、最低でも辞書は3冊、楽典も3冊、は必要だと思います。 特にアメリカではこういった音楽の基礎学習が優れているのですね。ですから英語がわかれば、yahoo USA 等のアメリカのサイトに飛び込んで、syncopation, accent, melody と検索してみたら良いと思います。わんさと出てきます。

TGR100
質問者

お礼

前回の質問ではお世話になりました。 今回も丁寧なご説明ありがとうございます! > シンコペーションとは、強拍の位置がずれる、或いは強拍と弱拍の位置が交換される、という意味で、音の高さ(ピッチ)に関する概念はありません。 同じ高さの音は発生する要因の一つなんですね。 musical accent という意味、シンコペーションを理解するには強拍の概念が分かっていないといけないのですね。 英語は得意ではないので日本語のサイトで調べます。 教材なのですが、ある程度の知識がないと本の良し悪しが分からないと思い、まだ揃えていません。 辞書、楽典で「これはおすすめ」「持って置くべき」という本はないでしょうか?

関連するQ&A

  • 音楽記号simileはどこまで有効か

    音楽記号のsimileは、「前と同様に」、という意味だと思いますが、どこまでなのかがわかりません。 今困っている曲は、ピアノ曲で、4分の4拍子、最初右手だけで11小節ありますが、最初の小節の、1拍目と3拍目にペダル記号、次の小節にsimileがあります。12小節目から左手が入り、リズムが変わります。だから、ペダルは11小節目までだろうと、推量していますが、確証はありません。もしかすると、曲の最後まで続くのだろうかと思ったりしています。 どういう基準でsimile の終了を判断すればいいのでしょうか。よろしくお願いします。

  • 曲の拍子

    楽典を勉強しているのですが拍子のところで、 「ひとつの拍が2分音符で書かれる2拍子を2分の2拍子といいます。同じく3拍子を2分の3拍子と言います。」 この説明がよく分からない、イメージしずらいです。 「ひとつの拍が2分音符で書かれる2拍子を2分の2拍子といいます。」 は、一つの拍は2部音符の音価を持っていて、「強拍」の音と「弱拍」の音からできている。 と考えで大丈夫ですか?(自信なし) 「同じく3拍子を2分の3拍子と言います。」 は、一つの拍は2部音符の音価を持っていて、一つの「強拍」と二つの「弱拍」の音からできている。 と考えで大丈夫ですか?(自信なし) 初歩の初歩的な質問ですいません。 解釈が間違っていればご指摘ください。 イメージしやすい説明があれば教えてください。

  • 楽典を勉強していますが分かりません

    楽典を独学で本で勉強しているのですが、先生に聞くこともできず分からないので教えてください。 1、拍子の問題で、拍とかリズムとかにも関係すると思うのですが、 問題集で五線譜の音符だけの状態から拍子記号と小節線を書けっていうものがよく分かりません。 キーボードで音を出して弾いてみるのですが、超簡単なのは分かりますが、だいたいほとんど分かりません。何か解くコツなどあれば教えてください。 2、音程の問題で、五線譜に書かれた2つの音の音程を答えるもので、だいたいは分かるのですが、短長がある2度や3度などが増、減○度、となるのがよく理解できません。 これも何か問題集などで多くの問題を速く解く時のコツとかあれば教えてください。 例えば、「♯ソ、♭ラ」が「長2度」っていうのも、まったく同じ音の「ソ♯」なので2度じゃないとか思ってしまうのですが・・ 初心者です。 どちらか一つでも良いでの解説を どうかよろしくお願いします。<m(__)m>

  • 臨時記号の使い方について

    高校までピアノを習い、今は一人で家でピアノを弾いて楽しんでおります。 ピアノは楽しむだけで音大に進学しないから楽典は教えてもらわなくて良いとしてしまったため、楽典の知識が不足しており、困っています。 添付のとても簡単なジャズの譜面です。 最初の小節ではD♯の音がありますが、3小節目はE♭、また4小節目でD#があります。 異名同音という言葉くらいはしっています。同じ曲の中で2つを使い分けるというのはどのような意味があるのでしょうか。

  • 和音の左の縦波線(アルペジオ)について

    和音の左の縦波線(アルペジオ)についてです。 下の音から順にひとつの音ずつ滑らかにずり上げて演奏する、奏法とありますが、これは一番最後の音をそのリズムに合わせるのですか? 一番高い音が4分音符の小説の頭だとしたらこれだと最初の低い音は 前の小節から弾く感じですか? それとも最初の音をそのリズムに合わせて演奏するのですか? それと右手は左手の小指にタイミングを合わせる感じですか? それとも親指に合わせるのでしょうか? でなければ、左手の親指、アルペジオが弾き終わった後に弾く感じでなのでしょうか? 宜しくお願いします。

  • 「エクソシスト」のテーマ曲は何拍子ですか?

    映画「エクソシスト」のテーマ曲「Tubular Bells」の、あの有名なフレーズは何拍子なのでしょうか? 調べていたらあるサイトに辿り着き、そこにはあのフレーズが譜面に書き起こされていたのですが、音名で書くと (全て8分で) ドミレミシドミラ|ミシミソラミ|ドミレミシドミシ|ミラミシミソラミ| 拍子は順に4/4、3/4、4/4、4/4となっていました。 しかしこれを見てもどうもしっくりこないというか、 なんか違うような・・・ 私が何となく「こうかな?」 と思うのは、 (全て16分で) ミ|:ラミシミソラミドミレミシドミ|ラミシミソラミドミレミシドミシミ:| (|:  :|の間の繰り返し。最初のミはアウフタクト) という感じで7/8と8/8拍子の繰り返しなのかな、と思うのですが・・・(途中から入ってくるベース音などとの兼ね合いからすると。。) 小節2つ分を1小節とするか、細かく分けるかの違いで 解釈としては共通しているようにも思えますが、 それにしても小節の区切りと頭が違うというか、ズレているような・・・ 実際どうなのでしょうか? また、メロディー以外のパート(ベース音など)はどうなっているのかも気になるので、 実際のスコアを見てみたいのですが、出版されているのでしょうか? もしご覧になったことのある方いらっしゃいましたら、 何拍子で、どのように書かれているのか、教えていただけないでしょうか? 曲を聴く度に、気になってモヤモヤしてしまいます。 どうかよろしくお願いします。

  • Finaleで

    ごめんなさい、またわからなくて。 小節の最後に三連符ってどうやってつくればいいんですか? 音符を三つおいて、三連符ツールを使えばできそうなんですが小節の最後だと、音符が置けません。 詳しく言うと、4分の4拍子で8分音符が6つと8分音符の三連符があります。最初に8分音符が6つあると小節の最後に8分音符が三つ置けないので三連符が作れません。 どうやったらいいんですか?

  • 指揮をすることになり、また手拍子もしなければいけません

    いま中学1年生なんですけど、学級合唱の指揮をやることになりました。音とりとかをして、ようやく3パート(3部合唱です)合わせられるようになりそうです。 そこで自分は手拍子をすることになりました。今歌っている曲はリズムの変化がかなり多く、リズムを変えるときにみんながついてきてくれません。どのような対策を取ればいいですか?あと、出だしのテンポがわからなくて、早すぎた、遅すぎた、と思うことがしょっちゅうで困ってます。また、テンポを一定に保つことができません。(最後の2つは自分の手拍子の問題です。)回答お願いします。

  • ギターの8ビートについて

    質問1 今まで自分は8ビートとは同じ速度で8回リズムを刻むと思っていましたが ♪=160 ♪=120 のように楽譜に書かれている場合はそれぞれ8回リズムを刻むときに 160のほうが120より少し早めに刻むという解釈で間違いないでしょうか? 質問2 8ビートとは一小節に↓↑↓↑↓↑↓↑と単純にオルタネイトピッキングで刻んだものですよね? 自分は一小節で8回音を鳴らせば8ビートだと思い込んでいました。 例えば↓~↓↑↓~↓↑これも8ビートになるのでしょうか 空ピックを含めたものが基本的な8ビートだとどこかのサイトで見たのですが 8回全て音を鳴らさなくても8ビートになるのでしょうか? すこし分かりにくい質問ですみません。 もしよければ初心者でもやりやすい8ビートの刻み方を教えてもらえると助かります。

  • DTM NotePad(Finale)の操作について(初心者)

    小節内を音符で完全に埋めることができません。 例えば(4/4拍子の場合)、4分音符を次々に入れていくと、休符がだんだん短くなって、 最後の(4つ目の)4分音符を入れると休符が全くなくなり、”完全に”4分音符で埋まります。 ところが、3連符を入れていくと・・・  3連符x3=9個までの音符は問題なく入ります。   (残りスペースに(3連符の)8部休符が3つ表示された状態)  10番目の音符も入ります。(8部休符が2つ表示になる)  11番目の音符を入れると、ピッと音がして撥ねられます。  そこで、休符の一つを消しゴムで消し、改めて入れなおすと受け付けてくれます。  しかし、12番目の音符はどうしても受け付けてくれません。 どうしたら完全に3連符を(1小節内に)12個入れることが出来るのでしょうか?