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外国(特にアメリカ)の会社員

milky2222の回答

  • milky2222
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回答No.5

アメリカの一般社員は時給制です。 残業代の時給は1.5倍支払われます。ボーナスはなし(あっても年末に1~4週間分の寸志)。年次休暇は勤続年数により10~20日。病休が年10~12日。週休2日制ですが、日本と違って祝日が少ないです。 普通に仕事をこなしているだけでは、年1回の査定で良い点が貰えず、何年勤めようが殆ど昇給はしませんし、昇進のチャンスもありません。 この職種では、仕事に対する意識は二通りです。 一般的に、男女を問わず、家庭が第一で残業はしない、生活費を稼ぐために仕方がないから仕事をしているという人が多いです。 上に行きたい人は、仕事に意欲的で、残業も厭いませんし、大学や大学院の夜間授業を履修してスキルや知識を上げ、昇進や転職を狙います。アメリカは学歴社会なので、一般事務職を数年やって職歴をつけてから、MBAや大学院へ入り直し、学位を取ってステップアップする人も多いです。 一方、マネージャー以上の管理職は年俸制です。 残業代がない代わりに、年1~4回、会社の規定により成果と査定に応じてボーナスやストックオプションが貰えます。査定が悪ければボーナスはゼロ。減給・解雇もありえます。 休暇日数に規定はなく、リフレッシュのため、1週間くらいまとめて取る人が多いです。 ですが、競争が激しい業界の専門職では成果を上げるため、休暇返上・週末返上で猛烈に働く人が多いです。 アメリカのビジネス社会は、給料が多く責任が重い人ほどたくさん働くべき、という風潮があると思います。 やる気があれば、日本よりも簡単にマネージャーになれますが、その後は幾つもの階段を自力で上がっていく努力が必要です。実際に上級CEOなどは、殺人的なスケジュールで、聖徳太子のような能力が要求され(笑)、成果が上がらなければ外部からでもすげ替えられるので、凡人には無理じゃないかしらね。 そして、徹底した成果主義のため、昇給・昇進は能力・学歴次第で年齢は関係なく(性別・人種はガラスシーリングが残っていますが、日本よりはマシですね)、日本のように仕事ができないオジサン管理職がのさばっていることは少ないです。 ゴマすりで昇進する人もいますが、それもひとつの能力と認識されています(ゴマすりだけでは最後の方の階段はクリアできないのは明白なので)。 仕事は集中してやるもので、全て個人主義の自己責任です。日本のようにチームプレイではないので、休暇中の社員の仕事を同僚がカバーすることは殆どありません。 また、各自の仕事内容がJob Discriptionで厳密に規定されているため、さぼれば確実に査定に響きます。多数の社員が集まるプロジェクトでさえも業務分担は明確です。 だから、一般社員では、必然性がない連日の残業は、効率的に仕事をこなす能力がないとみなされ、解雇の対象になります(管理職は自己管理が前提なので、どれだけ働こうがサボろうが成果さえ上げられればOKです)。もしくは、部下の能力を見極めた仕事が与えられない管理職の責任とされます。 私見ですが、アメリカ社会は能力の優れた10~20%が牽引しているように思えます。 日本では、この層が高級官僚と一部企業に集中的に集まってしまっていますが、転職が容易なアメリカでは社会全体にバラまかれており、それがアメリカのダイナミズムを生み出しているのではないでしょうか。 能力のある人間は、大企業で長年働くよりも、起業か開業する方がよしとする風潮がそれに拍車を掛けます。 ですが、競争に血道を上げるのは嫌、階段を下りてしまって、のんびり行こう、という選択をしても、個人主義のアメリカでは冷たい視線に会うことはありません。 給料やポストは低くても、自分の選択と仕事に誇りを持ち、毎日を楽しく働いている人も多いです。 もし、もう一度階段を上りたくなったら、幾つになっても、転職したり大学へ戻ったりして敗者復活戦ができる、という国ですしね。 「労働の対価として賃金」という最低限の責任認識は、一般のサラリーマン層では全体的に日本より高いという印象を受けます。他人への甘え・なあなあは許されず、仕事ができなければ、即クビなんですから。 しかし、サービス業や工場などの最下層の労働者においては、仕事に対する意欲が日本よりずっと低いように感じますね。日常的にイライラさせられることも多いです。 仕事とプライベートがきっちり分かれている、性別に関わらず能力に応じた給料とチャンスが貰える、という点で、私はアメリカで働くことを選びました。

goonist
質問者

お礼

とても詳細かつ、丁寧な回答ありがとうございます。 結果、やはり残業をしているのですね笑。 >チームプレーがなく、仕事内容が厳密に規定。 >優れた10~20%が社会全体にバラまかれており、それがアメリカの ダイナミズムを生み出している。 >責任認識が日本よりも高い。 というのが特に参考になりました。 日本の会社があっての自分より、自分あっての会社という意識なのでしょうか? 帰属意識が気になりますがそれは置いておきます。 転職が容易とありますが、その辺について更に漠然と教えていただけませんか? 理由と転職先の業界です。 理由は給与をあげるのを前提に、 勉強してキャリアアップを計るとは、仕事内容にもレベルアップを求めているのでしょうか? 転職先の業界は、日本のように今までのキャリアが繋がるものが多いのでしょうか? 異業界でも金の為なら転職しているのでしょうか? 転職に対する日本との違いを知りたいです。 よかったら再回答を宜しくお願いします。

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