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18世紀あたりの兵隊

noname#4470の回答

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noname#4470
noname#4470
回答No.1

1 当時の銃はマスケット銃といって銃口から弾を込める「先込め式」でした。したがって、一発撃つと再び弾を込めねばならず、その方法は火薬を銃口からいれ、棒で奥まで的確に送り、次ぎに(おくり)を入れ、さらに弾を入れ、棒で的確におくり、点火役を火皿に入れ発火装置をおしあげ、ようやく発射態勢がとれるのです。 また、銃身内に螺旋破棄っていないため、命中精度は非常に悪く、「敵の顔が識別できるまで」近づいて撃たなければ的確に命中しませんでした。 したがって、あわてて銃を撃つと、命中しないばかりか、次の発射まで無防備の状態に立たされてしまいます。 指揮官は、できるだけ近づき一斉発射をし、次ぎに銃剣による白兵戦に持っていきます。指揮官は恐怖に負けず、冷静に状況を判断し、部下の行動を掌握する人物でなければ、つとまりませんでした。  これに対して植民地軍の銃はライフル銃で命中率、飛距離とも格段に優れていましたが、兵隊の数が圧倒的に足りませんでした。したがって、「狙撃」というゲリラ戦法でいどんだのですが、「パトリオット」の中でも言っているように、 隠れて指揮官を狙うのは当時の「騎士道に反する」卑劣なやり方だったのです。  同じような時期にフランスとイギリスがある戦いで火蓋を切ったのですが 「フランスの諸君、先に発砲したまえ」とイギリスの指揮官が呼びかけそれに返礼して「イギリスの諸君、君たちが先に撃ちたまえ」というようなこともありました  マスッケット銃の性能としては戦国時代の「種子島」と似たり寄ったりですが、日本の場合は 銃の命中度を上げるのに訓練したのに対し、欧米では組織化された軍隊が早くから登場したため、部隊全体としての銃の発射速度を訓練の対象にしました。  これは、兵の組織的教育が比較的簡単なためと、誰でもそれなりにできる結果を求めていたからです。たいして、日本のそれは、兵士一人の熟成に時間がかかり、戦死した場合コストとリスクがかかるのです。 2 この戦い方は、近世~銃が手軽になり、常設軍として国家に組織化された軍隊が定着しはじめたころだとおもいます。1600年くらいから南北戦争1800年あたりだと思います。先込め単発しきから、元込めに銃が切り替わるまでのはずです。 3 欧米列強、ナポレオンの時代、その植民地でです。 この時代の小説は、当時海軍士官を主人公にした、「ホーンブロワー」や「ボライソー」などに出てきます。(ハヤカワ文庫) 当時の医療はまだ麻酔もなく、怪我をしたものはベッドにくくりつけられて、のこぎりで怪我をした部分を切断されました。軍医は、「いかに速く手足を切り取ることができるか」が腕の見せ所でした。  

hangyojin
質問者

お礼

へぇー、そうだったんだぁ。。やはり『騎士道」ってもんが関わってくるんですね。隊列を組んだり、敵の近くまで向かって戦う理由は“銃の性能が悪いから”とわかったんですが、行進して敵に向かう理由はどうなんでしょう?隊列で走って向かえばいいと思うんですが・・・。これにも『騎士道』が関わるんでしょうか?

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