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天文分野(理論)の修士卒業後の就職と研究
私は現在、理学部に在籍しており、4月から4回生となるものです。 研究室は天文学(宇宙物理学)の理論であり、今後は相対論を勉強していきます。 大学卒業後は大学院へ進学します。そこで数週間前に他大学の天文学(理論)の研究室を訪問したのですが、その時に担当してくださった先生に 『(理論の研究室なので特に)博士課程修了後に専門職・一般職に就く事が極めて難しい』 と言う現状を詳しく教わりました。 そこで質問です。 この話を受けて、私は修士課程を修了したら天文学や物理学の論文や研究に携わる事が出来る所に就職し、独学で天文 or 物理の理論を研究したいと思っているのですが、そのような事は可能なのでしょうか?それとも考えが甘いでしょうか? また可能だとしたらどのような就職先が考えられるでしょうか? それとも、修士卒業後の就職に対する考え方が根本的にずれているのでしょうか? 数年後に直面する問題なので、とても悩んでいます。 どのような意見でも結構ですので、回答お願いします。
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No.1のものです。 > そのような教授はどのように探せばよいでしょうか? 「面倒見のいい教授」は、たいていまわりにその弟子みたいな人やオーバードクターの人が集まっていて、競争率が高いです。一種の学会の政治家と考えればいいでしょう。科研費のお金がたくさん集まり、子分をたくさん抱えており、子分やのれん分けして分家した学外の研究者と共著の形をとることで論文を大量生産しています。どこが羽振りがいいかは、まずはスタッフの数や発表されている論文の数でわかるでしょう。そうゆう教授はコネもいっぱいあり、そこに出入りする民間の業者、研究室の卒業生もいっぱいます。しかし、そうゆう人がよい師か、というとそうでもありません。韓国のあのウソつきES細胞教授や東大の某ウソつき教授も弟子を大勢抱えてますが、やっていることはあの程度です。 よい師を見つけるのは難しいです。あなたの人を見る目が一番大事です。自分も人を見る目がなかったので、そのような師にはついに出会えませんでしたね。だから、大学を飛び出したんです。大学の教員はもともと、業績で採用されており、人格で採用されているわけじゃありません。性格が意地悪な人、しつこく進捗状況を聞くせっかちな人、まったく世間のことに無関心な人、学内の派閥争いばかりしている人、学生の教育は熱心だが学問はさっぱりの人、いろいろいます。まずは、教授と面会して、フィーリングが合うか、感じることが大事ですね。そこがあなたの専門分野なら、幸運な巡り合わせですね。 それじゃまた。
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- planta
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こんにちは。 うーん、理論ですか。 理論系の就職は厳しいですよねぇ。 修士で大学を離れる予定だった人が、就職が決まらずにそのまま 博士課程になだれ込んでしまったというのはよくある話です。 また、教授に「博士に残ってくれないか」と慰留されて残ったけれど その後はひたすら下働きさせられたという人もいます。 質問者さんはその点、冷静な判断ができそうですので大丈夫ですね。 業界の裏事情や政治力学、研究費の流れ方等々は、 あせらなくてもラボにいれば自ずと見えてくるでしょう。 さて > どのような就職先が考えられるでしょうか? 修士卒で就職した友人の例を見ると ・プログラミングの知識を生かして、IT企業でSE系 ・公務員試験をいろいろ受けて、高校教員 ・先生とのコネを生かして、科学機器製造業 (例えば浜松ホトニクスhttp://jp.hamamatsu.com/index.html) などがありました。 > 修士卒業後の就職に対する考え方が根本的にずれているのでしょうか? 修士卒でも、本人が専攻に固執しなければ学部卒と同じくらい 選択肢は広いと思います。 ただ問題は、しっかり研究活動をするつもりで修士課程に進んだのに、 M1の冬にはもう就職活動が始まって(研究職の場合)、下手すると夏前まで 続いてしまって、いったい俺は何をするために院に入ったのだろうか? という事態になってしまうことです。 その中で、研究活動と就職活動を両立させられる器用な人は就職でき、 賢いけど不器用な研究者肌の人は就職に失敗して大学に残る、という、 いいのか悪いのかよくわからない構図が成り立ったりします。 なお 理論系の先生は企業との結びつきが弱いので、就職の推薦や斡旋には ほとんど期待しないほうがイイと思います。 がんばってください。
お礼
回答ありがとうございました。 とりあえず今は良い先生・良い研究室を探して行こうと思います。
- tosembow
- ベストアンサー率27% (200/718)
知人に、京大の院(修士)を出ている30歳の人がいます。専門分野は詳しくは分かりませんが、今春、居住地近くの私立高校の物理教員の職に「やっとありついた」そうです。 やや厳しい意見になりますが、資産があって遊んで暮らせるというのでない限り、お金を稼がなくては生きていけないのも事実です。御自身のやりたいことで生計が立たない場合は、どこかで見切りをつける覚悟もいるのではないでしょうか。演劇をしたいとか歌手になりたいと言いながらアルバイト生活を続ける若者と、院卒後ポスドクになる人たちと、本質はほとんど同じではないかと私は思います。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり、物理はあくまで趣味の1つとして捉えた方がよいのかなぁと感じます。(もちろん、修士までは懸命に勉強しますが)
- ken_dosanko
- ベストアンサー率30% (257/838)
元物理屋です。 先輩からのアドバイスとして聞いてね。 隣が天文物理やってましたが、博士号とっても職がないオーバードクターがごろごろしてましたね。みんな生活は大変そうだったね。予備校の講師をする人、大学の非常勤をする人、研究のお金を自分の力で国から取ってくる人、家庭教師をする人、奥さんの収入で生活する人、どこから収入を得ているか分からない人などです。職に就くのが難しいのは、ポスト自体が少ないのが一番の原因。自分の専門を狭く考えずに、民間のポストなど、広く考えた方がいいよ。最近の専門家は自分の専門のことしか興味をもたない専門バカが増えてます。自分の知人にも、レーザーの専門家(助手)がいますが、フェント秒の波長範囲以外の話題には、エネルギーが違うと言って、まったく関心を示しません。わたしから見たら、ほんとに世間知らずの大バカです。科学者の片隅にもおけません。そうゆう悪い先輩をまねしないように、天文、物理だけでなく、科学全般に広い関心を持って勉学に励んで下さい。そうすれば、職の選択範囲も広がります。「自分の専門にこだわらないこと」、これが職を見つけるポイントです。 あと、研究を続けるなら、就職の面倒見のいい教授につくといいよ。自分の力よりも、ボスの力でポストを見つける方がはるかに簡単です。 わたしはこうゆう科学者の惨状に嫌気がさし、早々に大学を飛び出し、民間の企業に就職しました。 何か分からないことがあれば、どうぞ遠慮なく。
補足
回答ありがとうございます。本文訂正と補助質問をします。 ●本文訂正 >この話を受けて、私は修士課程を修了したら天文学や物理学の論文や研究に携わる事が出来る所に就職し すいません。後で読み返すと、言いたい事と書かれている内容が違っていました。ここで私の言いたかった事は 『天文学や物理学とは全く関係の無い一般企業であるけれども、個人的に天文学や物理学を勉強する時に補助になりやすい就職先はあるのでしょうか?』 という事です。 No.2 さんが言われているように、私も『お金を稼がなくては生きていけない』と感じており、物理の勉強はいろいろな興味の中の1つであると今は捉えています。 ●あと、追加質問です。 >研究を続けるなら、就職の面倒見のいい教授につくといいよ。 そのような教授はどのように探せばよいでしょうか? 長文で申し訳ありませんが回答お願いします。
お礼
なるほど。やはり、人を見る目が大切なのですね。 いろいろな大学を研究室訪問してみます。 ありがとうございました。