サリチル酸メチルの合成について

このQ&Aのポイント
  • サリチル酸メチルの合成実験で、理論収量を大幅に超える収量が得られました。
  • 実験の中で、常圧蒸留による不純物の取り除きと水分の取りきりが効果的だったと考えられます。
  • しかし、その他に収量が上がった原因や収量を下げる操作について教えてください。
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サリチル酸メチルの合成について

(1)100ml丸底フラスコにサリチル酸8.28g、メタノール24mlを入れる。さらに、濃硫酸9mlを少しずつかくはんしながら加える。 (2)還流装置を組み立てる。25~30分加熱還流する。室温まで放冷する。 (3)200ml三角フラスコに水道水60ml、塩化メチレン9mlをとり、スターラーの回転子入れておく。 (4)放置して二層に分けた後、下層を別に用意した100ml三角フラスコへ、ゴム付きピペットで移す。このときは、多少上層の水道水が入っても良い。残った上層に塩化メチレン9mlを新しく加え、再度3分間かくはんして再抽出する。2度目の下層も同様に100ml三角フラスコに移す。 この通りに実験をした結果、理論収量が2gで実際のの収量が2倍以上の4.7gと大幅に超えてしまいました。とりあえず収量が上がったと思われる原因をいくつか挙げると、常圧蒸留をすれば不純物を取り除けたと思われることと、水分が取りきれないことの2つなのですが、それ以外に収量が上がった原因と、どういった操作をしたら収量が下がるか、この2点を教えてください。

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noname#62864
noname#62864
回答No.2

補足の部分で書かれた計算式は、2.0グラムのサリチル酸から2.2グラムのサリチル酸メチルが生じるという意味です。 そうすると、質問文のサリチル酸8.28gという記述に合いません。 なお、質問文が、2.0gの間違いだとしても、硫酸の量が異常に多すぎると思います。 仮に2.0gのサリチル酸と適切な量の硫酸を用いて、4.7gのサリチル酸メチルが得られたとするならば、その中に不純物が含まれていることになります。 反応後に、塩化メチレンで抽出していることを考えれば、塩化メチレンの除去が不十分である可能性が高いでしょう。 それ以外には、抽出液に水やメタノールが混入し、それの除去が不十分であることが考えられます。 すなわち、実際には(4)の操作の後に、精製の操作が入るはずであり、その部分に問題がある可能性が高いでしょう。

torpedo722
質問者

お礼

硫酸の量が多い理由は、4時間で実験を終わらせないといけないので、それで硫酸を沢山加えました。 後、塩化メチレンは9mlを2回加えて18mlで、サリチル酸は4.7mlを足して、合計22.7mlになります。要するに塩化メチレンを引いた状態が4.7mlになります。正直の所、僕が説明不足でした、申し訳ないです。けれど、参考にはなったので活用します。有り難うございます。

torpedo722
質問者

補足

申し訳ないのですが、体積を測るので、2.2gではなく1.85mlになります。

その他の回答 (1)

noname#62864
noname#62864
回答No.1

サリチル酸8.28gを使った場合に、理論収量を2gと考える理由がわかりません。 普通に考えれば、9g程度になるはずです。

torpedo722
質問者

補足

訂正します。理論収量は2gではなく、2.2gです。後、理論収量の求め方は、(2÷138)×152=2.2g(1.85ml)とプリントに表記していました。

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