• ベストアンサー

中国とソ連の計画経済崩壊

中国とソ連の計画経済が崩壊し、資本経済に変わりました。 その後、中国は順調といわれ、 旧ソ連は混乱しているといわれているのは何故なのでしょうか? ニュースでは旧ソ連経済も最近、やっと回復してきたと聞いたと思うのですが?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • taked4700
  • ベストアンサー率37% (777/2050)
回答No.2

>ソ連も中国も同じように(?)共産主義だったのに、 どのようなふうに動機付けが違っていたのでしょうか? ごめんなさい。ちょっと質問の意味を取り違えていました。共産主義が生きづまった理由ではなかったのですね。 色々な意味で両国は違うのですが、中国が順調な理由は、次のようなことでしょう。 1.ソ連はアメリカと対抗するために、近隣諸国を実質的に植民地化し、そこから、多くの資源、富を吸い上げていて、それが、東欧諸国の反目を招いた。その点、中国は、近隣諸国を植民地化しなかった。実際は、そういう余裕がなかったと言ったほうが良いかもしれません。国民党政府が台湾へ逃げ出しても、その後を追うだけの戦力がすでに毛沢東政権になかったようですから。ともかく、ソ連はアメリカとの軍備拡張競争で消耗してしまったわけです。 2.最初から、中国はソ連に比べて、共産党政権の成立条件がよかった。つまり、ソ連は、内部から、体制に対する不満分子(つまり、王政に対する、貴族に対する不満分子)が共産党を担いで、革命が起こりました。つまり、ソ連では、共産党政権を担っていた人たちが、そもそも、共産主義を信奉しているわけではなかったわけです。その典型がスターリンで、彼は単なる権力欲で動いていました。それに対し、中国は、資本主義(王政)対共産主義(毛沢東主義)の対立がはっきりしていて、共産党政権が比較的純粋な形で作られた。そのため、毛沢東以降の政権移譲が比較的うまく行き、政治の継続性が保たれた。ソ連はゴルバチョフの改革が途中で、内部抗争のために挫折したのが痛かったですね。あれがなければ、ソ連が中国をしのぐ経済発展をしていたかもしれません。 3.国民性の違いとして、ソ連よりも中国のほうが経済発展に適していた。アジア人として中国のほうが勤勉だったと言うことでしょう。

その他の回答 (1)

  • taked4700
  • ベストアンサー率37% (777/2050)
回答No.1

結局、人間の動機付けに失敗したと言うことが一番大きいでしょうね。 資本主義(または、より大きく自由主義)は、各個人のより豊かな生活がしたいという欲望に支えられて発展してきました。 共産主義は、その点、横並びが第一なので、どちらかと言うと個人の欲望は抑えることになり、個人の動機付けがしにくかったのでしょう。 社会が貧しいと、共同生活をしないと各個人が生きていけないので共産主義が機能するわけですが、ある程度以上社会が豊かになると、今度は逆に各個人の創意工夫を縛る形に機能してしまうことが問題だったと思います。 計画経済そのものについては、官僚主義が機能しなかったと言うことですね。日本でも、中央官僚の決めたことが実情に合わず現場が苦労することはよくあります。

himone
質問者

お礼

ご解答ありがとうございます。 ソ連も中国も同じように(?)共産主義だったのに、 どのようなふうに動機付けが違っていたのでしょうか? うろ覚えですが、 ソ連は資源を作り、中国は産業(?)をまずつくったので、 ソ連は資源を何につかったらいいのかわからず、 中国はその産業に必要な資源を作ったり、開拓して目的が明確だったからという話を聞いたことがあるような、ないような。 そんな話知ってる方おられないでしょうか?

関連するQ&A

専門家に質問してみよう