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グランプリファイナル
フィギュアスケートのグランプリファイナルですが、本当に世界一を決める大会だったのですか? フィギュアスケートのことは、殆ど知らないので教えてください。
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グランプリシリーズは国際スケート連盟(ISU)が1995年から始めた、スケートアメリカ⇒スケートカナダ⇒チャイナカップ⇒ラリックトロフィー⇒ロシアカップ⇒NHKカップ⇒グランプリファイナル(各国が持回りで開催)と転戦するアマ選手対象の賞金レースで、その前身は「チャンピオンズシリーズ」と呼ばれていました。 フィギュアスケートの国際競技会のシーズンはこのグランプリシリーズで幕を開け、四大陸選手権やヨーロッパ選手権を経て3月の世界選手権で幕を閉じます。ですからそのシーズンの総仕上げ的な意味合いも含めて世界選手権が国際スケート連盟(ISU)の中では最高峰と位置づけられています。また、世界選手権の上位入賞者はこのグランプリシリーズにシードされますので、やはり世界選手権の方が上位と位置づけられることになります。 では、世界選手権とオリンピックではどちらが上か? これはそれぞれの競技を主管する組織が違うために所属する組織によって見方が変わります。例えばサッカーワールドカップを主管するFIFAは明確に「ワールドカップ>オリンピック」を打ち出しておりますが、これは一般的にマーケティング力の強い組織、つまり財政的に豊かで観客動員力の強い競技組織ほど自組織の競技大会(世界選手権 等)を優先する傾向があります。逆にIOC関連の組織に所属する人たちやマーケティング力がイマイチの競技組織に所属する人達は「世界選手権<オリンピック」となる傾向が強いようです。 フィギュアスケートの場合は上記の理由に加えて、前年の世界選手権の結果次第で翌年の世界選手権やオリンピックの出場枠が決まるため、やはりISU関係者の多くが「世界選手権>オリンピック」、または「世界選手権≧オリンピック」と考えているようです。ただし、世界選手権で優勝したアスリートでもオリンピックで勝てるとは限らず「オリンピックは特別だ」という思いがあるため、オリンピックを特別視するアスリートが多いのもまた事実です。 …というわけで、フィギュアスケート競技会にあえて順番をつけるとしたら、 世界選手権≧オリンピック>グランプリファイナル>四大陸選手権・ヨーロッパ選手権>グランプリシリーズ>各国国内競技 となるのではないでしょうか。 もっとも、中には現在開催されている全日本選手権大会の方が下手な国際競技会よりも緊張する、という連盟関係者もいるようですが。
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選手は誰も、グランプリファイナルの優勝は世界一だと いう意識は持っていないでしょう。だからグランプリ ファイナルの優勝は本当の世界一ではないと思います。 選手はみな、3月に行われる世界選手権に照準を合わせて きます。世界選手権こそが世界の順位として記録に残るのであって、グランプリシリーズのようにまだ開始して数年の大会とはまったく格が違います。 それに今回の中野選手の3位などを見てもおわかりになると 思いますが、システムからいってもグランプリシリーズは公平ではないのです。 6大会のうち2大会ずつ振り分けられた選手の順位をポイントとして、ファイナル出場が決まるのですが、どの大会に出るかによってすでに条件が公平ではないのです。 中野選手のように演技のスコア(絶対評価)は低くても ライバルの少なかったスケートアメリカとNHK杯で3位、1位と取ったことで、ファイナルに進出しました。 一方、中野選手よりハイスコアをマークした荒川選手はライバルの多かった中国杯とフランス杯で3位に甘んじ、ファイナル出場なりませんでした。 この点を見ただけでも、ファイナルが世界一決定戦ではないことがわかると思います。 グランプリシリーズはその程度の大会なので、有力選手も簡単に欠場します。クワン、コーエン、プルシェンコ。 彼らはグランプリシリーズには照準を合わせていないのです。
- aiken2000
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ん~・・・難しいご質問ですね。 競技会に格下格上と言う定義があるかどうかは分かりませんが、少なくとも私個人ではファイナルの方がそのシーズンの平均的な実力をより鮮明に表わしている様に思えます。 と申しますのも、GPシリーズは長期に亘り何回か開催されてその上位者だけがファイナルに選出される訳ですから一発勝負ではない平均的な力を見られることになっているのではないでしょうか? また今回のファイナルは特に昨年来(世界選手権覇者)から数々の大会で無敵であったスルツカヤ選手が殆ど完璧な演技を演じきったのにも係わらず、それを実力で負かせたことで事実上の世界一と呼ばれた所以でもあると思います。 ですから今回のファイナルに限っては格下云々とは関係なく事実上の世界一を決める大会だったと思っています。世界の報道機関もその様に報道していますね。 ご参考に
- ZeusSeesSuez
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グランプリファイナルを頂点とするグランプリシリーズは、 選手権ではない、通常の国際競技会です。 そうした、選手権以外の国際競技会のなかでは最も重視されますが、 オリンピックはもちろん、世界選手権よりも格下の大会です。 従って、ここに調子のピークを持ってくるということもありませんし、 あまりグランプリシリーズに熱心でない有力選手も多いようで、 大会のレベルも低くならざるを得ないといえます。 現に今回のグランプリファイナルにも、 コーエン、コストナー(以上女子)、プルシェンコ(男子)といった トリノのメダル候補の姿はありませんでした。 また本来、「世界チャンピオン」「世界一」といった称号は、世界選手権者にしか使うことはできません。 今年のグランプリファイナル優勝者に、こうした称号を冠した報道も見かけますが、 明らかに過剰報道といってよいでしょう。
- yuya-27
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まず、グランプリシリーズという大会が世界6カ国で開催されます。 選手は通常このうち2大会に参加して順位を争います。 1位12P 2位9P 3位7P 4位5P という感じに8位までポイントが割り振られていて 2大会のポイントを合計して 上位6名だけがグランプリファイナルという大会に出場できるのです。 グランプリファイナルの他に世界選手権というのもあります。 これはそれぞれの国のスケート連盟が勝てる選手を派遣して勝負を行います。 ちょうど今、五輪の枠を争っているような感じです。 今年は五輪ですが、毎年世界選手権の枠を争います。 (もちろん、今年も世界選手権はありますが) グランプリファイナル優勝者が世界一か 世界選手権優勝者が世界一か それは人それぞれの取りかただと思います。 でもフィギュア界ではなんとなく 世界選手権>ファイナル って感じがしますけどね