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株価があがるとなぜ企業は喜ぶ?
イマイチ、良くわからないので教えてください。 資本金1000万円の会社が上場し、 資本金10億の会社になりました。 (公開時の株売却によって) その後、1株10万円だった株が、 企業の好成績もあり、100万円まであがりました。 ここで、株価は確かに10倍になったのですが、 企業における資本金の上昇は、 企業が持っている株を売却しないかぎり、 あり得ないこととなるかと思います。 しかし、相対的に企業は株価が上がると喜ぶと言います。 これは一体なぜなんでしょう? 第三者割当増資などを行っているのでしょうか? わかりにくい質問で申し訳ございませんが、 教えてください。
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A社が株式を10000株発行しており、発行の単価が1株10万円としますと、総額で10億円になります。 そうすると、A社の資本(資本金+資本準備金)は、10億円ということになります(発行価格)。 これはA社に入ってくるお金ですので、A社が使うことが出来るお金です。 このA社の株が値上がりし、1株100万円までに上昇したとします(流通価格)。 この時点で、A社の時価総額は100億円となります、ただし資本金は10億のままです。 この差額は、会社に入ってくるお金ではなく、株主の資産価値が上がるだけですので、この値上がり自体 は、会社にとって資金的な直接影響はありません。 ただ、株が値上がりすることによって、以下のメリットがあります。 (1)株が値上がり→株主が喜ぶ→現経営を支持する→経営が安定する (2)株が値上がり→時価総額が上昇する→敵対的株主に狙われにくくなる (3)株が値上がり→一般的評価が上がる→信用力が増し、商取引や人材登用など色んな面で有利になる (4)株が値上がり→今後、増資をする際の単価が上がる→同じ株数を増資しても、集まる資金が増える または、少ない株数で資金を集めることが出来るので、株主比率に与える影響が少なくて済む 株価はその会社を推し量るバロメータです。さまざまなメリットがありますので、経営者は株価を上 げることに躍起になるわけです。
お礼
ご意見有り難うございます。 非常に参考になりました。 やはり上場していても、第三者割当増資などで資本金は増やすしかないのですね。勉強になりました。