- ベストアンサー
βガラクドシダーゼの活性
βガラクドシダーゼの活性とはどういう意味なんでしょうか?数値が高いとどんな現象が起こっているんですか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
βガラクドシダーゼは分子生物学の分野ではlacZ遺伝子の産物としておなじみの酵素なのですが。どういう場面での話なのかを書いて、生物学のカテゴリーで質問していただくと良かったと思いますが。 この酵素は、化合物からガラクトースを切り離す活性を持ちます。生体内では特に、乳糖をガラクトースとグルコースに分解しエネルギー源として使えるようにします。 X-gal(5ブロモー4クロロー3インドイルーβーD-ガラクトピラノシド)をβガラクドシダーゼの基質とし用いると、ガラクトースが外れて青色に発色します。 分子生物学ではこれを利用して、クローニングのセレクションに利用したりします(青いコロニーは非組換え体、白いコロニーは組換え体というように)。 また、遺伝子の転写プロモーターの活性を調べるために、プロモーターにlacZ遺伝子をつなぎ、X-galの発色の強さで定量したりします。さらに、このような遺伝子コンストラクトを生体内に導入すれば、転写活性のある組織を染めだすこともできます。 ちなみに、βラクタム環を開裂するのはβラクタマーゼで、ペニシリン系の抗生物質に対する抵抗性をもたらします。これも、クローニング場面ではおなじみの酵素です。
その他の回答 (2)
- MIYD
- ベストアンサー率44% (405/905)
No.1です >βラクタム環の加水分解を触媒する活性のことではないでしょうか。 βラクタマーゼと勘違いしていました。 参考にしないでください。
お礼
親切にアドバイスありがとうございます。 気持ちだけでも受け取らせていただきます。
- MIYD
- ベストアンサー率44% (405/905)
βラクタム環の加水分解を触媒する活性のことではないでしょうか。 数値が高いということはそのβガラクトシダーゼの酵素が他の酵素と比較して、より強い触媒活性を持つということか、 または、単純に酵素の量が多いということを意味していると思います。 酵素の種類、性質などを調べているのならば前者になりますし、 酵素の発現量、存在量、精製の度合いなどを調べる実験ならば後者になります。
お礼
ありがとうございました! 参考にさせていただきます。