ギャンブルで50億円負けた男に逆転劇はあるのか?
そのオッサンには、かつては50億円ほどの現金があった。ヤーさんが開く賭博場には、全国津々浦々に出没し、サイコロの出目で遊んでいた。だが1995年以降、まったく勝てなくなった。それでもオッサンには月々数百万円の収入があったので、そのツキの悪さを気にも止めていなかった。
サイコロに1億飲まれ、2億飲まれ、しかし勝ち運がまったく無いのが分かりつつ、やめられない。1億単位で負けていたら、50などアッと言うまである。勝つときは小さく、調子が乗ってきて大きく張ると負ける。その繰り返しで、資産は消えてしまったのだ。
「オッサン、それ八百長やで」と私は注意したこともあった。だがオッサンも三代目山口組からの直参の実弟であったため、その自信は揺るがず、
「わしに八百長なんぞ、するわけないがな」と疑わないのである。
オッサンは、ヤーさんの開帳博打に警察の目が厳しくなったことから行き場が無くなり、そして景気が悪くなる一方であったため、月々の収入も激減し、ただの飲んだ暮れになり、その人生を終えた。山口組関連が、接待していたに違いない、その博打。クズ同士のせめぎ合いだったと私は思っているし、さすがに気の長い私も、そこまで極端だと、自分だったらその場の全員をぶっ殺していたと思う。
サイコロの出目は、丁半博打では偶数が有利である。だがヤーさんの博打は、すでに2択のそれではない。もう少し入り組んでいる。このような(出来レース)で勝つ方法があれば、15歳の時に1回か2回ほど公営ギャンブル(競艇)で300円ほど張ったことがある私に、誰か教えてください。
https://www.youtube.com/watch?v=bG5N3GC-m20
お礼
ボンクラって賭場からきてるのですか、どうもありがとうございました。