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農学部と理学部のどちらに進むべきでしょう

遺伝子方面に関心があるのですが、理学部と農学部のどちらに進もうか迷っています。研究していることの違いを教えてもらえませんか。試験内容の違いとかもお願いします。参考までに、僕は数学・英語は平均前後、生物・化学は高得点で、物理が平均点よりも少し低いです。文系教科は基本的に高い目です。総合的にも良い方の部類です。大学の助教授になりたいので、生徒の面倒ばかりというのも嫌だし、好きに研究させてもらえない学部も嫌です。色々と注文が多いですが、よろしくお願いします。

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noname#77343
noname#77343
回答No.3

私自身は農学部修士課程で就職しましたが、それなりに見てきましたのでその経験からアドバイスします。 まず、そもそもの話ですが、 >大学の助教授になりたいので、生徒の面倒ばかりというのも嫌だし、 助教授レベルの研究をする場合に、自分一人で全てをこなすのは不可能です。(少なくとも遺伝子系では不可能でしょう)通常は、幾つかのパートを他人に分担させます。この他人とは博士課程の人間を中心とする学生であり、学生にとっては自分の担当するパートが自身の論文の課題となります。つまり学生の指導をしないということは、ろくな研究ができないということでもあります。 >好きに研究させてもらえない学部も嫌です。 大学教官もサラリーマンである以上、自分の好きな研究ばかりできる人はいません。研究費を稼ぐために国や企業との共同研究も増やさなくてはならず、設計から自分の意のままということはほとんどないでしょう。(そもそも、助教授は通常教授の下の人間ですから、さらに思い通りにはできませんよ。) >理学部と農学部のどちらに進もうか迷っています。研究していることの違いを教えてもらえませんか。 これについては、学校、研究室によっても違うので、一概には言えないのですが、基本的には#1さん、#2さんの仰る通り理学部は基礎、農学部は応用です。就職については丙丁つけがたい感じですが、企業研究が多い分農学部の方が就職に有利な気がします。(工学部で生物工学をやる方が遙かに良いと思うけど) 蛇足ですが大学(助)教授になる方法について まずなるべくレベルが高く学閥の強い大学に進学すること。東大最も良し、最低でも旧帝大だと思って下さい。 もちろん、それ以下の大学から大学助教授になった人もいます。でも競争が激化している今、条件が良くて良すぎることはありません。 学部に上がり研究室に所属する時には、できる限りその分野で評価が高くかつ学生の面倒見の良い(助)教授の研究室に行きましょう。(ただし、貴方が博士課程を卒業するまで、その教官が定年退職しないことが重要です。年齢は必ずチェック) 修士課程に進学したら、必死に勉強・実験をしましょう、遊ぶことなど考えてはいけません。結果、修士の間に学会誌に1報でものれば博士課程がそれだけ楽になります。 修士で必死にやってみると自分の限界もわかってきます、もし自信がなくなれば潔く就職すること。というよりその方が良いと思います。 博士課程に進学しても当然超必死です。博士号をただとっても、研究者としての就職につながらなければ意味なんかありません。私のいた研究室では、博士の条件として学会誌に最低5報、そのうち1報以上は英文という条件が付いていました。その学校でも厳しい方でしたが、教授曰く、「その位の実績を博士であげておかないと安全に就職できないから」因みにバブル経済崩壊前後くらいの話です。今はもっと厳しいかもしれないですね。 これをこなして、なお大学に就職できるかはとても厳しいです。 今、世に博士は腐るほど余ってます。私の同級生も30半ばになりますが未だ定職に就いていない博士も多々いますよ。バブル前は旧帝大に入って、博士課程までそこそこ頑張っていれば、大学助手の口はそれなりにあったものですが、今はそんなことはないようです。

その他の回答 (2)

回答No.2

まずお聞きしたいのは「遺伝子そのもの」を研究したいのでしょうか? それとも、遺伝子を使ってほかのことを研究したいのでしょうか? 前者でしたら理学部のほうがそのような研究室が多いと思います。 現に、僕の通っているところ(理学部生物系)ではオペロンについてや染色体の構造について研究しているところがあります。 また、工学部の生物工学系でも転写翻訳系について研究しているとことがあると聞いたことがあります。 農学部でもあると思いますが。 ただ、大学によって研究している内容が違うので、興味がある大学のホームページなどでどのような研究室があるか調べたほうがいいと思います。 >大学の助教授になりたいので、生徒の面倒ばかりというのも嫌だし、好きに研究させてもらえない学部も嫌です。 大学の教員(教授・助教授・助手など)というのは学生の面倒を見ることも仕事だと思うのですが…。 僕が所属している研究室では教授はおろか助手でさえ自分で実験ができないくらいの忙しさ(会議、事務的なことなど)です。 まだ高校生でしょうからどのようなものかわからないと思いますが、最初からそのような気持ちではなれないと思います。 研究が好きで研究だけやりたい、というならポスドクという手もあります。 これなら学生の面倒はやらなくていい場合が多いと思います。

  • tatsumi01
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回答No.1

原則で言えば、理学部生物系は基礎理論、農学部生物系は応用と言いましょうか。 遺伝子利用はどちらでも学べると思いますが、注意すべきは4年での研究室配属です。農学部で昆虫生態学の研究室に配属されると遺伝子の研究は至難です(できるところもあります)。 大学の助教授になりたいとのこと、頑張って下さい。ただし、大学の助教授になるには大学院の博士課程を修了して博士学位を取得するのが絶対条件です。博士課程に進学するのは比較的容易ですが、博士学位はかなり困難です。 さらに、博士課程を修了して学位が取得できたとしても大学教員になるのは至難です。大学教員のポストは限られています。新設学科がなければ、現在いる先生が定年で退職しない限りポストはありません。 頑張って下さい。

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