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ありときりぎりすのお話のラストは?
イソップ物語のありときりぎりすのお話には、本によって、ラストでありがきりぎりすを助けてあげるものと、助けてあげないで追い返してしまうものがありますが、本当のお話はどうなっているのでしょうか?うちにある本と図書館で借りてきた本とで違ってて、子どもが混乱したようです。
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ho1004さん、こんにちわ。 ヤフーで検索してみたところ、イソップの世界というホームページがありました。 アンケートがあって、きりぎりすに食べ物を分けてやるか、分けてやらないか、日本人でも二分されているようでした。 No1さんのお答えの補足として・・ イソップが活躍した、ギリシアでは、「セミとアリたち」というようなタイトルだった話が、ドイツやイギリスなど、セミのいない地域では、「キリギリス」や「コオロギ」などに変容し、ロシアでは、「トンボ」となっている。・・そうです。 セミなら夏働かないかも・・夏の終わりに死んじゃうから・・でもその続きは?? とりあえず、下記のURLご覧になってみてください。
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グリム童話にもイソップ物語にもいろいろなバージョンがあるようです。 古代ギリシャ時代の下層階級の物語(人性訓)がキリスト教や仏教の国で受け入れられた時、政治的或いは教育的配慮が加わったのかもしれません。 蟻とキリギリスの物語には三つのバージョンがあるようです。 1)キリギリスを助けて上げる(明治以来の日本、仏教文化) 2)働くべき時に働かなかったキリギリスを助けない(アメリカ等、キリスト文化) 3)冬が来てキリギリスが困った事実だけをのべる(これが原本に近い?) 日本語版ではキリギリスとなっていますが、古代ギリシャで具体的にどの種類を射したのかははっきりしていないようです。英語ではgrashopper(イナゴ、キリギリス、バッター類)となっていますが、ギリシャ語からのひとつの翻訳にすぎないわけです。因みに岩波文庫のイソップ寓話集ではキリギリスではなく甲虫(コガネムシ等〕となっていて、事実だけを述べて終わっています。
お礼
詳しい答えをわかりやすく、どうもありがとうございました。子どものころ、なんとなく通り過ぎたいろいろなことを、母親になって、もう一度深く学び直せるようでうれしいです。
お礼
国によって、教訓とする内容が全然違うことを知り、驚きました。大変参考になりました。どうもありがとうございました。