ヒトの性を決定する性染色体はXとYの2種類あり、XXが女性XYが男性となります。性染色体に変異が生じた場合を考えると、
・X染色体に変異(変異のある染色体をX*とします)→ XX*
XYの男性と結婚して生まれてくる子供はXX、XX*、XY、X*Yです。
この変異が劣性遺伝の場合、XがX*を補完するのでXX*には変異による形質異常は現れません。しかし男子はX*Yとなり、補完する遺伝子がないので発症します。優性遺伝する場合はXX*でも発症します。
・Y染色体に変異(変異のある染色体をY*とします)→ XY*
XXの女性と結婚して生まれてくる子供はXX、XY*です。
つまり男子は全て変異した遺伝子のある染色体Y*を持ちます。
このように性に伴って遺伝していく事を伴性遺伝といいます。血友病も伴性遺伝の例として有名で、こちらも家系図があったと記憶しています。
お礼
回答ありがとうございます!! 私は今、大学生なのですが、高校時代に生物を選択していなかったので・・・試行錯誤勉強中です>< 伴性遺伝と疾病を別々には参考書載っているのですがうまく組み合わせることが自分で出来ません・・・お勧めの参考書などあるでしょうか??