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俳句の鑑賞文?
夏休みの宿題で「俳句の鑑賞文」を書けという宿題がでました 「このお城 紅葉色で きれいだな」とあるんですが(首里城のこと) 何をかけばいいかまったくわかりません。 教えてください
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- vivienne2
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俳句は嗜んでおりませんが、短歌を嗜んでおりますので、専門家とさせていただきました。 さて、首里城のことを詠んだこの句ですが、私には小中学生が詠んだもののように思えるのですがいかがでしょうか?(作者に関する情報は全くないのでしょうか?) 稀に、俳壇を見渡すと、わざと狙って子供にも理解できる範囲の語彙しか用いずに句を詠む方もいらっしゃいます。その素直さが良いとされたり、#1さまの仰るように、もう少し情景その他を立体的に表現した方が良いとされたり、その批判に関しては様々です。 「鑑賞文を書け」という課題ですので、まずは鑑賞しましょう。絵画や映画を見る感覚で、17文字を見れば結構です。絵画や映画を見た後に求められる感想のように、この句を見た後の感想をまとめるのがとりあえずの主題でしょう。 どの程度の量を書くのかが明記されていませんので、こちらも明言ができないのですが、まずは、インスピレーションで、感じたままのことを箇条書きにしてみるのは有効かと思います。 ●詠み手がどうして首里城のことを「紅葉色」と表現したのか? ●「あの」ではなく「この」とあるお城と詠み手の距離感 ●結句「きれいだな」と表現しなければならなかった理由の推測 ●句全体のバランス ●詠み手の色彩センスが自分にとってはどう見えるか? ●句が表現している情景を自分ならこう表現してみたい この程度の掘り下げを少しずつ書いたとして、400字はいけると思うのですがいかがでしょうか。 私は個人的によく小学生の句を目にする機会が多いのですが、この句はそれらの作風にとてもよく似ていると思いました。彼らが詠む句には、自分にはない感性が凝縮されている場合が多いので、その部分をことさら重要視して、抜き出すようにクローズアップするようにしています。17文字しか使うことができないという制約、季語を用いなければいけないというルールに則った上での作品ですので、誰が詠んだものかわからない状態でも、自分の興味を惹いた「ことば」をとにかく掘り下げていくことが重要かと思います。最も細かく分化しても、せいぜい6~7語ですから、そのどこかにスポットを当てた「感想文」でも構わないと思いますよ。 俳句や短歌の感想文、鑑賞文というのは、対象の作品の優劣に関らず、とても難しいと思います。ですがどこかに必ず、掘り下げられるポイントというのが存在すると思うので、一点集中、それは質問者様のセンスにかかっているので、そこだけは頑張ってみてください。 ※作者の情報、鑑賞文の長さ等、何か補足の情報があれば書き加えてください。随時回答したいと思います^^ 頑張って下さいね。
- kobarero
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この俳句は人の心を打つような作品ではないと思いますので、なぜ、そうなのかを批判的に書くのが良いかと思います。 この句は、首里城の具体的な情景やそれを見ている作者の「その時、その場」における一回性の心境が表現できていないと思います。 すなわち、首里城と紅葉の関係がどうなっているのか絵を見るように具体的イメージを頭の中に描くことができません。また、「きれいだな」と言われても、あまりにも一般的すぎて、作者としてどのようにきれいと感じたのか、その感じ方が伝わってきません。 例えば、「首里城の 赤黄のもみじに 見え隠れ」と書き換えたとすると、少なくとも、城と紅葉の関係がより具体的にイメージできるのではないでしょうか。また、「きれいだな」とわざわざ言わなくても、その情景を見ている作者の感じていることが、ある程度伝わって来るのではないでしょうか。