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黄燐は「加熱」によって、点火源がなくても発火するのか?

はじめまして 「黄燐」について質問させて頂きます。 問題集の中に以下の様な問がありました。 「黄燐の発火点の説明で正しいのはどれか?」 1、50℃に「加熱」すると、点火源があれば燃える 2、50℃以上に「加熱」しても、点火源があっても発火しない 3、50℃に「加熱」しても、点火源がなければ発火しない 4、50℃に「加熱」すると、点火源がなくても燃え始める 5、50℃以下では、点火源があっても燃えない 答えは「4」だそうです。黄燐の発火点は50℃ ですが、私はずっと「自然発火」するのが「黄燐」だと思っていたので 「50℃に「加熱」すると、点火源がなくても燃え始める」という文章の中の 「加熱すると」という文章が腑に落ちません。 空中で酸化され・発火と 「加熱=熱を加えられる=自分では温度が上がらない・変化しない」 とは違うように思えるのです。 熱加えられてはいないと思うのですが、「自家発熱」も「加熱」なのですか? 点火源がなくても・というのは分かりますけど。 発火点の定義は 「可燃性物質を加熱した場合、 点火源がなくても物質それ自体が発火し燃え始める最低温度」 だそうです。 やはり熱は加わってません…;; そのまま聞き入れない私の頭TT よろしくお願い致します。

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  • DexMachina
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回答No.4

『燃焼』はただの『酸化反応』ではなく、『ラジカル発生を伴った連鎖的酸化反応』です。 このことを念頭におくと、『引火』と『自然発火』の違いが明確になります。 つまり、  ・引火:ラジカル供給源が別にあった場合の発火  ・自然発火:自己崩壊(+空気中の酸素の影響)によりラジカルを発生して起こる発火 ということです。 一方、『加熱』は『熱振動を加えること』であって、そこに『ラジカル』は関与しません。 つまり、『50℃に加熱』する際の熱源は、『ラジカル供給源』ではないので、『点火源』ではないことになります。 (で、『発火点』以上になると、自己の熱振動、あるいは空気中の酸素との反応によって、『連鎖反応を起こしうる量のラジカル』が発生する、と) 黄燐などの不安定な物質では、空気中での『穏やかな酸化』によって発熱する場合もありえますが、これも『連鎖反応を起こす為のラジカル』を直接供給するわけではありません。 souitirou-haneiさんは、「熱源が内部か外部かで区別されるべきでは?」と感じられているのではないか、と思いますが、発火点が低い物質の中にも『穏やかな酸化』を起こしやすいものと起こしにくいものとがあります。また、その形状や、おかれた環境によっても、その進行速度は変化します。 これらの物質を同列に論じるには、『発火する際の温度』にのみ着目した方が便利なので(勿論この『発火』が『温度』と何の相関関係もなければ、『発火点』という指標はできなかったはず)、『発火点』については熱源が内部(=自家発熱)か外部であるかは無視されているのだと思います。

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  • daizen
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回答No.3

昔、黄燐を取り扱っていました。どの時点を発火点と定義するのかはわかりませんが、常温でも空気中に置くとわずかの時間(5分以内)に白炎をあげ始め、次いで激しく燃え出します。これは冬の気温でも似たようなものでした。 加熱しなくても燃え出す事は確かです。 問題は、始めは空気中の酸素で酸化して白炎をあげて燃え出し、次第に温度が高くなり50度で発火するという解釈になるのでしょうか。不思議な問題と答えです。

noname#62864
noname#62864
回答No.2

点火源というのは、数百度以上の高温の部分をさしています。たとえば、ガス漏れを起こしていても、点火源からの「引火」がなければガス爆発は起こりません。それは、都市ガスなどの発火点が室温よりもずっと高いからです。 それに対して黄リンの発火の場合には火は必要ありません。すなわち、全く火の気がないところでも、黄リンを50℃に温めると燃え出すことになります。これが「発火」と「引火」の相違点です。 もしも室温で空気中に放置してある黄リンが、ゆっくりと反応して、温度が上昇し(自家発熱?)、50℃になったところで発熱するというようなことがあるのならば、自然発火するということになるでしょう。しかし、温度が上がっても50℃未満では発火しないということであれば、発火点は50℃ということになります。 ただ、自家発熱ということであれば、温度が50℃にならないように冷却すれば、発火を避けることができるはずです。 このあたりの事情は、小生にはわかりませんが・・・

  • 12m24
  • ベストアンサー率23% (193/817)
回答No.1

 おそらく危険物取扱者関連だと思いますが、黄燐というのは、空気(酸素)があれば50度という比較的低い温度で酸素と反応し、自然発火します。もちろん空気(特に酸素)がなければ発火も着火もしません。  なので、答えは4ということになります。  ちなみに、黄燐、赤燐の話題は、高校化学の教科書に載っています。

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