聖書：ヨブ記の意味

質問

最近聖書を読み始めた聖書素人ですが、「ヨブ記」を読んで意味がわからなくなりました。聖書に詳しい方がいらっしゃったら教えてください。

「ヨブ記」では、神がサタンの提案を受け入れて、ヨブが悪いことをしていないにもかかわらず財産を奪い、皮膚病により塗炭の苦しみを味わいます。以下は各人の言い分をごく簡単にまとめたものです。

(1)ヨブ：「私は何も罪も犯していないのに、こんなひどい目に合う。神は私を救うべきではないか」と繰り返す。

(2)ヨブの友達：「いいや、全能の神が間違ったことをするはずがない。お前が罪を犯しているに違いない。それを改めなさい」と繰り返す。

(3)最後に、神はヨブに、「お前は世界を作ったのか、お前に世界は作れないだろう。そのようなお前が、何故、オレを責めることができようか」と言います。

この後、ヨブは神に誤って和解するのですが、神は、ヨブの友達は、ヨブのようには正しくはなかったと言います。

質問１：各人の言い分は上記の通りで良いですか？

質問２：結局ヨブは、正しかったのですか？

---> 質問２で正しかった場合、キリスト教では、「原罪」という考え方があり、人は生まれつき罪を背負っていると聞きましたが、その考えに立つと、ヨブの主張は正しくないことになりませんか？

---> 質問２で正しくなっかた場合、何故、神は、ヨブの友達は、ヨブのようには正しくなかったと言ったのでしょうか？

回答No.1

ZeroFight · ベストアンサー

『ヨブ記』は後の予定説に繋がるような、神の絶対性を説いた物語です。
ヨブと、ヨブの友達は、正しい行いをすれば救いがあると、因果論的に考えていました。しかし、人間の行いが原因になって、神の救済行動を拘束するという考え方は、神の絶対性を否定することになります。
神が救うか、救わないかは、神が勝手に決めることことで、人間の行いが正しいかどうかとは関係ないというのが、本当の一神教です。

補足

ご回答ありがとうございました。

正しい行いをしても、神が救ってくれるかどうかわからないということだとすると、律法の意味は何なんでしょうか？

回答No.4

torauma

私はキリスト教徒ではありませんが、御存知の方は言い難い面があるのではないかと考えます。　No2訂正して私にもお教え願いたい意味があり、自分の解釈を以下述べます。

１．「ヨブが悪いことをしていない」＝「私は何も罪を犯していない」
２．「神がサタンの提案を受け入れて」＝「原罪とは全く別の理由で」
友人：「全能の神が間違ったことをするはずがない」

原罪を持つ人間は、根本的に罪を犯す事で生き延びています。　この罪は「泥棒被害や病気」となって自分に帰ってきました。

３．世界の仕組みは神が創ったが人間が原罪をもつ上は、サタンの提案も受け入れなければ人類は存続できない。

ヨブの友人は「神は間違っておらず、おまえに罪があるからだ」といって（サタンの提案を理解しない赤子の様な）ヨブを責めました。

現代であれば、財産や大金を団体（？）に奉納すれば「おまえに罪があるからだ」とは言われなくて済むかもね。

お礼

ご回答ありがとうございました。

回答No.3

ituka67

＞各人の言い分は上記の通りで良いですか？
おおむねあっていると思います。

＞結局ヨブは、正しかったのですか？
正しかったけれど、神が苦しみを与えるととたんに神を非難し、祈ることをやめた。

＞何故、神は、ヨブの友達は、ヨブのようには正しくなかったと言ったのでしょうか？

ヨブの友達はヨブの罪をあがなうためのささげ物をしなかったから。

＞キリスト教では、「原罪」という考え方があり、人は生まれつき罪を背負っていると聞きましたが、その考えに立つと、ヨブの主張は正しくないことになりませんか？

「創世記」を読めば「原罪」のことはわかるとおもいます。
すでに神によって楽園を追放され、「働かなければ食べ物を得られない」ことと「子を産むときに痛みをともなう」という罰が与えられています。
キリスト教ではキリストが死んだことによって罪はあがなわれたことになっていますが、「ヨブ記」は「旧約聖書」の話しなのでまだ「原罪」を負ったままですね。

ちなみに「旧約聖書」はユダヤ教とキリスト教の教典で、「新約聖書」はキリスト教のみの教典です。

補足

ご回答ありがとうございました。

旧約聖書では、まだ、原罪を負っていたとすると、ヨブの「私には罪がない」という主張は間違いではないでしょうか？

回答No.2

torauma

「ヨブ記」の主旨は

ヨブのような人間達が地上に「星の数ほど増える」

という事を神が約束したという事ではないでしょうか。

皆さん、私に意見投稿しないでね。

お礼

ご回答ありがとうございました。