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自由エネルギーと平衡定数について

以前こちらで ΔG=ΔGo+RT・In[AB]/[A][B] の式について教えて頂き、大変お世話になった者です。その後、ちょっとした例題のようなものにつまずきまして、色々考えても答えが出ないもので困りましたので、今回も恥ずかしながら質問させていただきます。例題の概要を下に書かせてもらいます。 平衡定数K=[AB]/[A][B]・・・ 10^10 → 10^8 (l/mol) 反応・生成のエネルギー差・・-14.2 → -11.4 (kcal/mol) という関係の上で、A分子、B分子ともに1000個(粒子)であり、細胞内でともに10^-9モルの濃度の時、 それぞれの粒子数は次のようになると書いてあります。(なお、10^-9は「10のマイナス9乗」のつもりです。書けなかったので、ご理解下さい。) k=10^10のとき・・・A分子 : B分子 : AB分子         = 270 : 270 : 730 k=10^8のとき・・・ A分子 : B分子 : AB分子 = 915 : 915 : 85 このように書かれて例題は終了しているのですが、 このような分子数がどのように算出されたのかまだ、 理解できずにいます。題意としては、エネルギーの差が大きな濃度差となることを示したいようなのですが、計算過程が見えないもので、頭の回転の遅い私はつまずいてしまいました。 長くなって申し訳ありません。お時間に余裕のある方ぜひお教え下さい。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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  • Chang-gu
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回答No.2

反応 A+B =AB, 平衡定数 K=[AB]/[A][B] 細胞内でのA, Bのモル数はともに10^(-9). いまA, Bのそれぞれx割が反応してABになったとします。 残存するAのモル数は10^(-9)*(1-n) 残存するBのモル数も10^(-9)*(1-n) 生成したABのモル数は10^(-9)*n K=10^8の場合: 10^8=n/(1-n)^2*10^(-9) n=0.1*(1-n)^2 この2次方程式の解をプログラム計算で求めると、n=0.085が得られます。 従って、仮にA=1000個,B=1000個とすると、 85個のAB分子が生成され、1000-85=915個のA原子と1000-85=915個のB原子が 残存していることになります。 ご参考まで。       

haru84
質問者

お礼

ご回答大変に感謝します。的確かつ分かりやすいご回答で、とても参考になりました。式はさすがでございますね。解は教えて頂いた式から手計算で算出できました。自分は化学や数式から遠い人間なんだなぁと実感しておりますが、これからも何かの機会で質問がお目に留まりましたら、よろしくお願いします。

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

>>k=10^10のとき・・・A分子 : B分子 : AB分子= 270 : 270 : 730 >>k=10^8のとき・・・ A分子 : B分子 : AB分子= 915 : 915 : 85 単純です。 まず、AもBも1000個あるのでA=B=1000-AB となり、 上の例では730÷270÷270=0.01 下の例では85÷915÷915=0.0001 で1/100の変化 これが10^10 と 10^8 に対応しています。 なおmol/Lと「分子の個数/細胞の体積」は比例しているので、molに直す必要はないのです。

haru84
質問者

お礼

さっそくのご回答ありがとうございます。 対応関係については、ご指摘のとおり理解できました。今後とも何かありましたらよろしくお願いします。

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