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ヨウ化カリウムとチオ硫酸ナトリウムの滴定
ある量の気体の塩素を0,1モル毎リットルのヨウ化カリウム水溶液20ミリリットルに通じ、塩素を全て反応させた。この反応液のうち、10ミリリットルを測りとり、ビュレットから0,1モル毎リットルのチオ硫酸ナトリウム水溶液を滴下した所、終点までに3,8ミリリットルが必要であった。 反応液10ミリリットルに含まれるヨウ素は何モルか。 通じた塩素の体積は標準状態で何ミリリットルか。 これは河合塾の私大模試で出されたものです。 回答を読んでも反応がよくわかりません。 まず最初の反応で1モルの塩素と2モルのヨウ化カリウムが反応して2モルの塩化カリウムと1モルのヨウ素ができる。と考えたのですが回答を見ると全く違うのです。さらに問題文の3行目にある「この反応液」が何なのかもわかりません。ヨウ素と塩化カリウムの混合溶液でしょうか?問題の主旨さえもわからないのでそこも教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。
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さて、計算してみましよう。 チオ硫酸ナトリウム0.1mol/L溶液3.8mL中に含まれるチオ硫酸ナトリウムの量は 0.1mol/L × 3.8mL=3.8*10^(-4)mol #3のご回答のようにヨウ素とチオ硫酸ナトリウムとは一分子対二分子の反応になります。 >>I2 + 2Na2S2O3 → 2NaI + Na2S406 ヨウ素分子は10mL中に1.9*10^(-4)molあったはずです、全溶液は20mLですから、元は3.8*10^(-4)molのヨウ素がありました。 ご質問通りヨウ化カリウム溶液に通した塩素分子の数と生成したヨウ素分子の数は等しいので、塩素分子も3.8*10^(-4)molあったはずです。 塩素の体積は、 22.4L/mol × 3.8*10^(-4)mol =8.5*10^(-3)L=8.5mL となります。
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横から失礼します。 N0.1の方のご回答の下に書かれている、質問者からの補足を読みますと、誤解をしているように思います。 塩素を通じた後の溶液では、Cl2は消失し、すべてI2になっています。Cl2はI2よりも酸化力が強いからです。(下式) Cl2 + 2KI→I2 +2KCl このとき生じたI2をNa2S2O3で滴定しています。 I2 + 2Na2S2O3 → 2NaI + Na2S406 したがって、1番目の解答には塩素のモル数を利用してないと言うより、ヨウ素のモル数が塩素のモル数と等しくなっています。 2番目の問題の「半分」についてはN0.2のご回答の通りです。 これで問題は解決してますよね? 私が誤解しているのでしょうか???
お礼
なるほど!そこがわからなかったんです!誤解が解けました。これからは問題が解けるようにだけでなく問題文からどのような問題なのかを読み取れるようにも気をつけたいと思います;わかりやすい回答ありがとうございました!
未だ計算してないので、疑問点の解釈だけ先に: >>2番目は滴定には反応液の半分を用いたので、 >>この「反応液の半分」というのがひっかかります。 でも初めに問題の中に 水溶液20ミリリットルに通じ、塩素を全て反応させた。この反応液のうち、10ミリリットルを測りとり、 って書いてありますから、半分じゃないの??
お礼
20ミリリットルの半分の10ミリリットルという意味で半分なんですね。考えが足りなかったようです。回答ありがとうございました。
>>まず最初の反応で1モルの塩素と2モルのヨウ化カリウムが反応して2モルの塩化カリウムと1モルのヨウ素ができる。 これであっています。「回答」の方を教えてください。 >>「この反応液」 塩素ガスを吸い込んで塩化カリウムとヨウ化カリウムとヨウ素が混ざった溶液全体です。 問題の趣旨は酸化還元滴定でヨウ素のモル数=元の塩素のモル数を出し、その標準状態における体積を算出させるものです。
補足
1番目の回答は反応液10ミリリットルに含まれるヨウ素をXモルとすると、ヨウ素:チオ硫酸イオン=X:0,1×3,8/1000=1:2となり答えは0,00019になるようです。この回答だと塩素のモルを全く利用していませんよね。 2番目は滴定には反応液の半分を用いたので、全ての反応液の中に含まれるヨウ素は2Xモルである。1番目の問題から2X=2×0,00019=0,00038モル。以上から22,4×0,00038=8,5ミリリットルが答えとなる。 この「反応液の半分」というのがひっかかります。 詳しく教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
お礼
ヨウ素のモル濃度を通して滴定から塩素の体積を求めるという事ですね!わかりやすい回答をありがとうございました。