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「白いパラソル」のコード進行
松田聖子さんの「白いパラソル」という曲のAメロに C - Em - Gm - A7(Key=Cとした場合)というコード進行がありますが、 この場合のGmは理論とかケーデンス的にどう解釈すればいいのでしょうか? サブドミナントマイナーはトニックへの解決手段として一般的な進行だと 思いますが、ドミナントをマイナーコードとして使う手もありなんでしょうか? それともkey=Cというのが間違いでしょうか?(原曲はkey=Bのようですが)
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こんばんは。 面白そうな問題なので,改めてCDを聞いてコードを確認してみました。 すみませんが絶対音感派なので,いったん原調(Key=B)で書かせてくださいね。 B | D#m | F#m6 | G#7 | C#m7 - Em | B - G#m | C#7 |F11 ~ こんな感じになるでしょうか。 Key=Cに直すと, C | Em | Gm6 | A7 | Dm7 - Fm | C - Am | D7 | G11 ~ さて,ここからはKey=Cで話を進めます。 >ドミナントをマイナーコードとして使う手もありなんでしょうか? “ドミナントマイナー”という使い方は,ありえなくはないでしょうが,少なくとも,サブドミナントマイナー(SDm)ほど一般的ではないでしょう。 なぜなら,ドミナント(Key=CならG)を短三和音にしてしまうと,第3音(B)がB♭になってしまい,もともとの導音(B)が持っている,主音へ解決しようという力が,弱まってしまうからです。 もちろん,キーそのものがマイナーなら,ドミナント(Gm)→トニック(Cm)とか,その逆は,よく出てきますよね。 で,この曲の解釈です。 C | Em | Gm6 | A7 | Dm7 - Fm | C ここで一応,トニックに戻っていますので,ここまでを考えてみました。 表記方法は,コード名(度数,機能)という書き方で表すことにします。また,基本的にダイアトニックコードですので,短三和音であっても度数にはmはつけないことにします(コード名には付けます)。 まず,最初のC(I, T)→Em(III, T)はトニックをそのまま延長したと見ていいでしょう。 問題はその次ですね。 ここからはKey=Dmと考えるのが自然なように思えます。 つまり,Gm(IV, SD)→A7(V7, D)→Dm(I, T)という流れです。 そして,ここでとりあえずDm(7)に解決したわけですが,そのDm7が,実際にはFm(Key=CとしてIVm, これこそサブドミナントマイナーですね)の代理コードになっていて,同じ小節の後半では本来のFmに戻り,次の小節でC(I, T)に解決する。 と,こんなふうに考えてみましたが,どうでしょうか。 C | Em | Gm6 | A7 というコードは,C→B→B♭→Aというスムーズな音の流れが浮かび上がってきてきれいですね。 クリシェというほど広くは使われていないようですが,親しみやすいコード進行だと思います。 そういえばこの歌,サビの後半「あなたを知りたい」もSDm→Tのパターンですね。 あれこれ書いてきましたが,回答になっているかどうか,心配です。多少とも参考になりましたでしょうか。
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- puni2
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投稿した後で,No.1の回答が先に書かれているのを読んで,はたと気づきました。ちょっと訂正します。 Gm6はEm7-5ですから, Em7-5(II7, SD)→A7(V7, D)→Dm(I, T) つまり,Key=Dmのトゥーファイブ,II-V-I。 それでもって,そのIがKey=CのSDmの代理コード。(これは先ほど書いたとおり) と考えれば,さらに自然なのではないでしょうか。
- FINDRUNK
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この曲しらないのですが、Gm6と考えれば、Em7b5でA7へのV-Iですね。
お礼
回答ありがとうございます。 転回させるとEm7b5になるんですね。納得です。
お礼
回答ありがとうございます。 C | Em | Gm6 | A7 という進行は、僕のような素人が聴いた 感じではダイアトニックコードだけの進行かと思わせるくらい違和感が 少ないですね。その割にあんまり見かけない進行なので気になってしまったんです。