Aマイナースケール 「V」「VI」のコード進行

質問

Aマイナースケール
イ短調の代理コード「Ｆ」と、「G」の進行パターンが、よく理解出来ません。
どうして、こういう進行が成り立つのか解説お願いします。

「Ｆ」の進行でわからないパターン
（「Ｆ」は、万能コードと聞きましたが、）
「Ｆ」→「Am」
「Ｆ」→「Ｄm」
「E７（Em）」→「Ｆ」

「G」の進行でわからないパターン

「G」→「Ｆ」　※よく見かけますが、ドミナントから、サブドミナント進行でしょうか？？
「E７（Em）」→「G」　※ドミナントから、代理ドミナントですが、トニックでなくて、大丈夫でしょうか？

あと、「G」→「E７（Em）」という進行は、今のところ、
手元にある楽譜や、資料の中で、見かけてはいないのですが、
ドミナント同士での組み合わせの相性はいいのでしょうか？

回答No.1

trgovec · ベストアンサー

Aマイナーでは F コードは Am の代理になったり Dm の代理になったりします。

F - Am・・・ F が Dm の代わりになっているとも Am の代わりであるとも見ることができます。

F - Dm・・・Cメジャーでは本来から代理への変化でよくあり、Aマイナーでも、その借用なのかその響きが比較的自然だからなのか、わりと見られます。しかしAマイナーでは F を Dm の代理と考えると、*代理から本来への移行はよくないとされるので別の解釈の方がよさそうです。
（* Cメジャーにおいて Am - C, Em - G, Dm - F, Em - C などが相当し、昔のフォークソングなど以外では少ない）

E7 or Em - F・・・これは F が Am の代わりになっているケースが多く、Fmaj7 であることも多い。構成音が似ているので Am のつもりのメロディがそのまま使え、且ついい意味で期待を裏切ります。

Dm - E7 という普通の進行の間に F7 を挟み込んで Dm - F7 - E7 とすることもあります。

G - F・・・Cメジャーではドミナントからサブドミナントであり、弱進行の王様と言われ古典的な理論では避けるべきとされるものです。しかしAマイナーでは不思議と違和感を覚えません。これには前後の流れからいくつかのパターンがあります。

Am - G - F - E7・・・根音がスケールにそって下がってくるパターン。Grandfunk の Heartbreaker という曲で使われ（初出かどうかは不明）、「傘がない」がこれを借用したのは知られています。

G - Am と行くはずのところを G - F とする。このときは Am の代理として E7 or Em - F と同じ理由で使えます。

E7 - G は Cメジャーへの転調の足がかりとして使われるようです。Em - G はあまり見ません。

G - E7 はあります。 Am へ向かう力は G は G# 音を含んでいないため弱く、それ故に柔らかく素朴に響きます。Em も同様ですが根音が４度進行するため G よりは向かう力が強いようです。もっとも Am を期待させる E7 を挟むことで柔らかい流れを決然とさせる効果があります。また G - E7onG# としてベースを半音進行させることもあります。

お礼

回答ありがとうございます。

中でも、Am keyでは、「G→Ｆ」のコード進行が、よく見かけるので、
疑問に思っていました。
楽器で弾いていて、特に違和感ないのにと感じていたので

あとやはり、Ｆの機能は、トニックであったり、
サブドミナントであったりするのが、少しやっかいですね(^。^;)
色々、試してみよと思います。

ありがとうございます！