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花粉症(行政訴訟?)
毎年、この時期になると花粉症の被害の話になりますが、関係当局は被害者を救おうという意識がとても薄い気がします。 そもそも、戦後当時に植生を全く無視して、効率一辺倒に杉の木を植樹したために、こうした被害が生じているわけで、行政に何ら責任がないとは言えません。 こうした場合、関係当局(杉の木を植えた林野庁でしょうか?)に対して集団で行政訴訟(被害者への補償、花粉を飛ばす杉の木の伐採等)をおこして、責任を問うことはできるのでしょうか?また、関係当局の責任となるのでしょうか。 相場観として、「子供がぜんそくになるのは、ディーゼルカーを作る自動車メーカーの責任だ。」として、自動車メーカーを訴えても、因果関係が明白ではないとか言われるのと同様に、被害者・花粉・行政当局の関係が明白でないという判決になってしまうのでしょうか?
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purutonさんは「行政訴訟」と云っておられますが、具体的にはどんな裁判を考えておられますか? 例えば、治療費等の金銭の支払いを求めることを考えておられますか? そうだとすれば、かなり難しい気がします。 と云いますのも、その裁判ならば損害賠償請求になるので、そのためには行政庁の「故意又は過失によって相手に損害をかけた」ことが必要で、はたして、杉の木などの植林することが、相手に損害をかけるかも知れないと云えるでしようか。 そのようなことから、その裁判しても負けると思います。 なお、伐採等の請求は、それぞれ所有者がおり、間接的に行政庁を相手としても無理だと思います。 直接的には、基になる権利がないので無理です。
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- tk-kubota
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purutonさんが云っておられるように「行政の重い腰を上げさせる。」ことは私も賛成です。 でも、もともと、この病気は以前にはなかったのです。 杉の木も、その子孫を残すために風媒を利用しています。私達の先祖も共存してきたもので、今更、特定の団体の責任を問うて解決できるものではないと思います。 花粉症の原因は、花粉だけではなく地球環境の変化も一因していると聞いています。例えば、車社会の二酸化炭素の増加です。 そのようなことから、この問題は、私達個人個人の責任かもしれないのです。 今こそ、私達人類は、狩猟採集から農耕牧畜に変わったときのことを振り返る必要があると思います。
お礼
確かに、杉の花粉が増えただけで生じた問題ではなく、複合的にからみあってこうなっているわけですしね。ありがとうございます。
- lonlydad
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数年前に、まさにご質問の内容で弁護士が集団訴訟を起こし、敗訴しています。因果関係は認めるものの、植樹の事実に不法性は無い、との判決だったような・・・。 「判例ジャーナル」という雑誌がありますので、ご確認されればよろしいかと。
お礼
ありがとうございます。 なるほど、すでに訴訟をおこして、敗訴しているのですね。参考になりました。
お礼
ありがとうございます。 考えていたのは、治療費、苦痛に伴う慰謝料、今後花粉を出さないための措置の約束(伐採、花粉を飛ばさない薬品を噴霧する、防花粉ネットを杉にかけるなど)、というところです。 でも、確かに難しそうな気がします。私も個人的には。 それよりも、多数の人が集団で訴訟を行い、マスコミに取り上げさせる → 再び「行政には直接の責任は無い」という司法判断が出され、「そんな馬鹿なことがあるか」と大騒ぎをする → 世論を喚起することにより、ハクション議連(名前正しかったかしら(汗))あたりにも働きかけ、国会でも取り上げるようになり、行政の重い腰を上げさせる。 こうした動きを作るために、その取りかかりとして司法をからませることが、戦略的にはより現実的なのかもしれないですね。 ただ、誰がそんなおおがかりな集団訴訟をやるんだ、というと、中核になる人がいなそうですね。