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「は」の連続使用は正しいですか?
例えば、 「僕はゆで卵は好きです。茶碗蒸は嫌いですが。」 この前半の文は正しいのでしょうか?主語が二つあってしかも「は」を二回も連続で使用しています。 よろしくお願いします。
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まず、「は」は主語を作る助詞ではないんですよ。 「は」は主語(subject)ではなくて主題(topic)であることを示す働きがあります。 例えば、 「私が(は)/来週/友達と/新幹線で/京都へ/行きます。」 この文でスラッシュの前に全部「は」を入れることができますよね。 「京都へ」のところに入れるとしたら 「私は来週友達と新幹線で京都へは行きます」になり、「京都は行くけどほかはいかないよ」と意味になりますね。 すべてスラッシュの前に「は」が入れられますが、「私が」のところに入れた時だけ「が」が消えてしまうんです(ほかの「と」や「へ」などは消えないんですが)。 それで「は」は主語を作るんだ!みたいに思えてしまうのですが、 実際は主語を作るのは「が」なんです。 (たまに「の」も主語を作れますが) というわけで、「は」は文中何度使ってもいいんです。 主語を示すわけじゃないから。 お分かりいただけたでしょうか?
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- pyon1956
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この文脈の場合、他のものは嫌いかもしれないがとりあえずゆでたまごについて「は」好きだ、といっているわけです。ですからむしろ「は」でないといけません。卵料理一般がきらいなんじゃなくて、卵料理のうちゆで卵は好き、茶碗蒸しは嫌い、といういいかたなのですから。 「が」にすると後半との続き具合がかわります。 「が」だとどういう範疇の中から選んだかは不明ながらすきなものといえばまずゆで卵だ、といい、似たようなものに見えるかもしれないが茶碗蒸しはだめ、という感じに聞こえます。 ただし単独で、つまり後半の文章なしでは通常「ゆでたまごは好きです」とはいいません。もしいったとすれば、事実上後半のごとき内容を匂わせていることになります。つまり「今までの話から私はゆで卵も嫌いだと思われるかもしれないが、そうではなく、ゆでたまが『は』好きなんだ」というニュアンスが出ます。
お礼
感覚的にはそうですが、文法的にどうなのか自信がないんですよね。
- otasuke009
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この件は 「象は鼻が長い。」 という有名な例文で考察された問題と関係がありますね。 このような場合 「象について述べると鼻が長い。」 と考えて 「象は」=主題 「鼻が」=主語 と呼んで区別します。 両方主語と呼んでもよいのですが、文の中で担っている役割は異なるのです。 ひらたく言えば、「は」は文中でとりたてて強調したい部分に用いるのですが、 「象は鼻は長いが、首は短い。」 のように 「象」を主題として強調し、 「鼻」を「首」と比較する意味で強調するなら、 「は」が2回出てくることもあるのです。 つまり 「は」は、「主語を示す」助詞ではなくて、 文中の特定の要素をなんらかの意味で「強調する」助詞なのです。
お礼
主題をあらわすと言うのは始めて知りました。
- blackdragon
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>主語が二つあってしかも「は」を二回も連続で使用しています。 主語は一つしかありません。「僕は」だけです。 「ゆで卵」は目的語です。 このときの「は」は、 「茶碗蒸は嫌いですが」 と区別して取り出していう意味をあらわしているだけです。 (ちなみに、「茶碗蒸はきらいですが。」の主語も、省略されていますが、「僕」であり、「茶碗蒸」ではありません。) ということで、 「ゆで卵が」と言ったほうがやや自然かもしれませんが、 「ゆで卵は」と言っても間違いではありませんし、「ゆで卵に限っている」というニュアンスを強調したいなら、適切な表現だと思います。
お礼
「ゆで卵に限っている」というニュアンスを強調したいので適切な表現なのですね。安心しました。
- ruru-po2
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前の文脈にもよると思います。 「卵料理でゆで卵は好き?」 という問いにならこれでいいと思います。 しかし「卵料理で何が好き?」といった設問なら 「僕はゆで卵が好きです。」の方が自然です。
お礼
感覚的にはわかるのですが、文法的にはどうなのでしょうか?
お礼
大満足の回答有難うございます。日本語って面白いですね。