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DNAポリメラーゼの種類について

DNA合成の勉強をしていて混乱しています。 DNAポリメラーゼはI,III と呼ばれているものは大腸菌にあるもので人のような真核生物にはαとかβとかいうものに区別されている、という認識は誤っているのでしょうか?

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回答No.1

合ってます。 Iとか(3)は大腸菌(原核生物全般?)のもので、ギリシャ文字で表されるのが真核生物のものです。 リーディング鎖合成が、Pol(3)(の2つのコアサブユニットのひとつ)かPolε。 ラギング鎖合成が、Pol(3)(のもうひとつのコアサブユニット)かPolδ。 岡崎フラグメントをつなぐときにプライマーをはずしつつDNAを合成するのが、Pol(1)かPolδとFEN1の複合体。 真核生物では、そのほかDNAの修復や組み換えなどに専門にはたらくDNAポリメラーゼがいろいろ(10種類以上)ありますが、大腸菌ではPolIがここでもまた活躍しているようです。 ちなみにRNAポリメラーゼは、大腸菌は一種類(RNAP)しかなく、真核生物は(1)、(2)、(3)があります。 さらにちなみに、大腸菌のDNA Pol(3)は複数のギリシャ文字で表される(←ここがややこしい)サブユニットの複合体(Pol(3)ホロ酵素)で、Pol(3)という単体のたんぱく質や遺伝子があるわけではないです。RNAPも同様。 反対に、真核生物のポリメラーゼ(DNAもRNAも)は、そういう単体の遺伝子やたんぱく質があり、その上で他の複数の関連たんぱく質と複合体(ホロ酵素)を形成してはたらきます。 かなりややこしいですね。 一応調べて書きました。 多分間違いないと思いますが、もし間違いがあれば誰か訂正お願いします。

akira001
質問者

お礼

丁寧なに回答くださってありがとうございます! とても参考になりました。サブユニットでギリシャ文字を使うからまたややこしくなってしまうんですね。おかげさまできちんと整理して覚えられそうです。 お時間どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.2

#1で回答したものですが、 下の回答の(1)は「I」のことで、(3)は「III」のことです。 ギリシャ数字が変わってしまってました。

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