• ベストアンサー

過酸化水素濃度7.5%と同等の酸化分解能力を塩酸等で得る場合

セルロースを過酸化水素濃度7.5%の水溶液で酸化分解反応して実験を行っているのですが、別の酸触媒、たとえば塩酸や硫酸を用いて酸化分解するときには濃度を何%に設定すれば反応条件として「触媒をかえたとき」の比較として発表できるのでしょうか?塩酸の場合でも過酸化水素と同じ7.5%でよいのですか? 計算方法等があれば教えてください。

  • 化学
  • 回答数7
  • ありがとう数6

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.6

  rei00 です。補足拝見しました。 > 過酸化水素を用いてセルロースを加圧熱水処理して水への > 可溶化を図る実験を行っている研究室があり、  その研究室は,「セルロ-ス」を過酸化水素処理しているのでしょうか。それとも,「樹皮や端材」を過酸化水素処理して「セルロ-ス」を得ているのでしょうか。後者の場合,「樹皮や端材」には「セルロ-ス」以外にリグニン(ポリフェノ-ル)等も含まれています。その研究室は,このリグニンを酸化分解して,ほとんど分解されない「セルロ-ス」を得ていると考えられますが。 > 糖類や有機酸などができることは実験によりわかっています。  どの程度できたのでしょうか。使ったセルロ-スに比べて微量ということはないですか。 > ほかに何かいい溶媒があれば教えていただきたかったのですが、  今の目的にどうか分かりませんが,先の成書には,多糖の完全加水分解の方法として,「1 ~ 2 M HCl または H2SO4 で 100 ℃,2 ~ 3 時間」が,部分加水分解の方法として,「1% 以下の希酸溶液」や「低温で無水酢酸-硫酸で処理するアセトリシス(加酢分解),部分メタノリシス,部分メルカプトリシス」の語が見られます。詳細はのっていませんので,何か他の方法で調べる必要がありそうですが。  MiJun さんもご存知のように,この辺りの事は,私よりも専門家(?)がおられるのですが。御覧になっていないのでしょうか。  

takumayu
質問者

補足

樹皮や端材中に含まれるセルロースの水へ可溶化をはかる観点からこの研究室ではモデル実験としてセルロースを加圧熱水処理をして水への可溶化の実験を行っています。過酸化水素を溶媒として用いることで、過酸化水素を添加しない場合よりもセルロースの水への可溶化は進行したことも実験によりわかっています。 可溶化したセルロースのカーボンベースによる収率は20~30%程度で、うちグルコースの収率は5%程度とたしかにかなり低いかもしれません。 ご紹介いただいた文献は参考になりそうなので探してみたいと思います。 ありがとうございました

その他の回答 (6)

noname#211914
noname#211914
回答No.7

MiJunです。 少しネット検索してみました。 以下の参考URLサイトでの研究でしょうか(日化では立教大との共同発表も)? rei00さんの#6の回答のように、反応させたい物質は「セルロース」でしょうかあるいはNIREのように「樹皮」でしょうか・・・? さらに、最終目的物質あるいは成分は何でしょうか? さらに補足お願いします。

参考URL:
http://www.aist.go.jp/NIRE/publica/nenpo/h11/2-1-6.htm
  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.5

   rei00 です。私も糖類(特に多糖)はあまり扱っていないのですが。 > セルロースを加水分解して糖類などを得る実験において > 糖類収率の比較をしたいと考えています。  セルロ-スを「過ヨウ素酸」あるいは「過ヨウ素酸ナトリウム」で酸化分解すると,バラバラになって「単糖などの糖類」は得られないと思います。「過酸化水素」で反応が進むかどうか疑問ですが,反応が進んだ場合は同じ結果になると思います。  セルロ-スを分解して糖類を得る事が目的であれば,酸による加水分解だと思います。糖類の酸加水分解については,多くの成書に記載されているように思いますが,「生化学実験講座」などは御覧になっていますか。  その他にも多数ありますが,MiJun さんが詳しそうですので,私は一つだけ『阿武喜美子,瀬野信子 著「糖化学の基礎」(講談社)』ご紹介しておきます。  

noname#211914
noname#211914
回答No.4

rei00さんの回答とも関連するのですが・・・? >セルロースを加水分解して糖類などを得る実験において糖類収率の比較をしたいと考えています。 なぜ酸加水分解反応に「過酸化水素」を選択されたのでしょうか・・・??? 補足お願いします。

takumayu
質問者

補足

糖類などという言い方は、ちょっと語弊があったかもしれません。 過酸化水素を用いてセルロースを加圧熱水処理して水への可溶化を 図る実験を行っている研究室があり、その応用?として樹皮や端材中の セルロースの有効利用をはかる目的で、その研究室も使用している過酸化水素を用いて水への可溶化を行っています。 過酸化水素を用いて水に可溶化した場合、糖類や有機酸などができることは 実験によりわかっています。 今日、塩酸を用いて同様の実験を行いましたが、それらしき物質は得ることができました。 ほかに何かいい溶媒があれば教えていただきたかったのですが、 自分の実験ですので、いろいろ探求していきたいと思います。 ありがとうございました。

  • Zincer
  • ベストアンサー率44% (89/202)
回答No.3

(#1補足)と言うことらしいです。 有機系の反応は大の苦手としていますので、後はrei00さん他専門家におまかせします。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.2

   Zincer さんと同じく,実験の意図がわからないのですが,多糖で酸化分解といえば「過ヨウ素酸分解」です。ただ,これは酸そのものではなくて,ナトリウム塩(過ヨウ素酸ナトリウム)を使いますが。  ところで,セルロ-スは過酸化水素で酸化分解を受けるのですか。反応しそうな所は,還元末端のアノメリック位だけのように思いますが,違うのでしょうか。  よければ実験の意図を補足して下さい。その内容によっては,追加回答が可能かも知れません。  

  • Zincer
  • ベストアンサー率44% (89/202)
回答No.1

実験内容を理解していませんので定かではありませんが、過酸化水素には酸化力がありますが、塩酸及び硫酸にはありませんので、直接比較する意味はないように思われます。例えば、過酸化水素による酸化分解反応における酸触媒の影響などを調べたいのでしょうか。あるいは酸化分解反応と酸触媒による加水分解反応の速度を比較するのですか。 酸化性の酸と言えば、硝酸、クロム酸、次亜塩酸等が有名なところだと思いますよ。

takumayu
質問者

補足

そうなんですか・・・勉強不足ですみません。 実験は酸化分解反応と酸触媒による加水分解反応の比較です。 セルロースを加水分解して糖類などを得る実験において糖類収率の 比較をしたいと考えています。

関連するQ&A

  • 過酸化水素の分解反応について教えてもらいたいです!

    先日、学校の授業の一環として過酸化水素の分解反応の実験を行いました。 しかし、反応の説明がとても難しくてよく理解できませんでした。 過酸化水素分解反応をわかりやすく説明していただけんませんか また、過酸化水素の分解を促進する触媒や酵素って何がありますか? 学校の実験では、カタラーゼと二酸化マンガンを使用しました。

  • 過酸化水素水の反応

    酸化還元反応を観察するとき、硫酸鉄(II)水溶液に硫酸を加えたものに過酸化水素水を滴下したのですが、 反応式上では発生しないと思われる気体(泡)が発生したようでした。 この気体は何なのでしょうか? 過酸化水素水が硫酸鉄以外と反応したのでしょうか? よくわかりませんでした。この気体の正体を判断する実験も特に行いませんでした。 よろしくお願いいたします。

  • 過酸化水素水の濃度の求め方

    濃度未知の過酸化水素があります。 5%の過マンガン酸カリウム水溶液があります。 これらを使って、過酸化水素の濃度の求めることってできますか? できるのなら教えてください。 molなどがまだ、よく開からないので%で・・・ また、他に過酸化水素の濃度の求める方法があるのなら教えてください。

  • 過酸化水素、酸化マンガン、塩酸

    高校の生物の教師です。 酵素と無機触媒の違いとして、過酸化水素に肝臓片や酸化マンガンを加え比較する実験はほとんどの生物の教科書に出ています。さらに溶液を酸性や塩基性にしてから同様の実験をします。さて、ここからが質問です。 溶液を酸性にするため3%過酸化水素(2ml)と10%塩酸(2ml)を試験管に入れ、そこに肝臓片や酸化マンガンを入れます。結果は生物の教科書通りなのですが、酸化マンガンを入れたほうの溶液が黄色っぽくなります。以前から気になっていたのですが、これは、どのような理由からなのでしょうか。塩酸のかわりに蒸留水を用いたときには色の変化はありません。 よろしくお願い致します。

  • 過酸化水素とヨウ化カリウム

    酸化還元反応でわからないことがあるので質問します。 硫酸酸性下で過酸化水素の水溶液とヨウ化カリウムの水溶液を反応させると、酸化還元反応がおきて、酸化剤(過酸化水素)と還元剤(ヨウ化カリウム)の反応式からe^-を消去すると、H2O2+ 2H^+ +2I^- → 2H2O+I2 と教科書に書かれているのですが、ヨウ化水素HIが生じない(2H^+ +2I^-がくっつかない)理由を教えてください。お願いします。

  • 過酸化水素は二酸化マンガンを用いて分解する。式でどの様にやったら良いのかサッパリ分かりません

    過酸化水素は二酸化マンガンを用いて分解する。 ある過酸化水素100mlを完全に分解したところ、0℃、1.0×10^5Paで22.4Lの酸素が得られた。この過酸化水素水の質量パーセント濃度は何%ですか? 過酸化水素水の密度を1.13g/cm^3とします。

  • 過酸化水素の分解速度の測定

    1、この実験の結果を用いて、グラフを書いたのですが、綺麗な直線にはなりませんでした。これは振る速度が途中で変わってしまったこと以外に理由はあるのでしょうか? 2、過酸化水素と硫酸鉄アンモニウム水溶液を混合し、振ることによって何の気体が出来るのですか?また、それはどうしてですか? 3、過酸化水素に硫酸鉄アンモニウムを混ぜることによって硫酸鉄アンモニウムはどのような作用をしているのですか? 質問が多くてすみません。よろしくお願いします。

  • 過酸化水素と二酸化マンガン

    高校生です。 過酸化水素に触媒二酸化マンガンを加えることによって起こる、 2H2O2→2H2O+O2 ここで、 過酸化水素が酸化剤、二酸化マンガンが還元剤の酸化還元反応が起こらない理由が知りたいです。 よろしくお願いします。

  • 過酸化水素水の分解

    27℃、1atmである濃度の過酸化水素水Aと触媒の水溶液Bをそれぞれ50mlずつ混合したときに発生する酸素の体積を時間を追って測定した。混合してからt分後には14ml、さらに時間が経過し、完全に分解したときには60mlの酸素量が観察された。なお、発生した酸素の水への溶解は無視できるとする。 (1) 混合する前の溶液Aの過酸化水素の濃度はいくらか?mol/lで示せ。答えは有効数字2ケタで求めよ。 とありました。 反応式は 2H_2O_2 → 2H_2O + O_2 より、酸素に対して2倍のモル量が用いらるという関係から (60 / 1000)×2÷22.4に1000/50をかけた値としたら不正解で、 答えは (60 / 1000)×2×(1/22.4)×(273/300)=4.8×10^-3mol 4.8×10^-3÷ 50×10^-3 =9.75×10^2mol/l となっていました。 この273K/300Kの項がかけられているのがなぜかわかりません。 初めから終わりまで同じコンディションで実験していたことやそれこそ0℃と比べると高温なのにどうして分母に27℃での条件式が入っているのかも理解に苦しんでいます。 ご指導お願い申し上げます。

  • 過酸化水素の安定性

    仮に市販の過酸化水素水を酸性溶液にするため、いわゆる“酸”溶液中に溶かすとします。 この場合、ギ酸など、還元作用のある酸を使用すると、当然、酸化還元反応が起こってしまい、過酸化水素が分解してしまいます。 理化学辞典などによると“リン酸”が分解抑制剤に使用されるとあるのですが、リン酸以外で、混ぜても分解が起こらない、むしろ分解を抑制する酸をご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。 あと、どういった機構でリン酸が過酸化水素の分解抑制剤として働くのかも、ご存知のからいらっしゃったら教えてください。