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fidelity と loyalty の違い
映画"Frida"の中で、FridaがDiegoに求めるのは"fidelity"ではなく"loyalty"だ、と言いましたが、ニュアンスがつかめません。どういう違いでしょうか?この映画だけで特殊に使われているのか、一般的なのかどちらですか?よろしくお願いします。
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こんにちは わたしには #1さん fidelity < loyalty #2さん fidelity > loyalty と見えます。 映画で男女間の会話に出てくるのであれば、まず、だれにでもわかる〔多くの人と共有可能な〕日用語的な意味に立脚していると考えるのが自然ではないでしょうか。 確認は、基本的にはLongman http://pewebdic2.cw.idm.fr/ にあるような、たぶん使用頻度順の、平俗な説明で足りるようにも思います。 fidelity [uncountable] formal 1 when you are loyal to your husband, girlfriend etc, by not having sex with anyone else 配偶者、恋人への貞節(言葉が古いかも。要するに、性的関係において裏切らないこと) - synonym loyalty 類義語:loyalty - opposite infidelity 反意語:infidelity (性的)裏切り the importance of marital fidelity (=in marriage) 夫婦間の貞潔の大切さ 2 when you are loyal to a person, an organization, or something that you believe in 人、組織、自分が信じるものへの忠誠 - synonym loyalty 類義語:loyalty loyalty 1 [uncountable] the quality of remaining faithful to your friends, principles, country etc友、道理、祖国などへの忠誠 loyalty to/towards Elizabeth understood her husband’s loyalty to his sister. エリザベスは、夫がその姉に献身的に接するわけを理解した。 上を参考に、 ご質問のfidelity、loyaltyを、それぞれ fidelity1:性的関係において裏切らないこと loyalty1:より普遍的な対象・ことがら・関係において裏切らないこと と理解すれば、FridaがDiegoに"fidelity"ではなく"loyalty"を求めるということの意味がわかりやすくなるように思います。 性愛(という狭い限られた関係)での信頼は望まない。が、ともに生きる者どうしとしての、より根本的、普遍的な信頼関係がお互いに必要、というような意味なのではないでしょうか?(#1さんと同旨) 映画のあらすじ他、Frida Kahlo関連の記事も参考になるようです。 http://www.frida.jp/ ともに芸術家・創造する人だったということが、ふたりの結びつきを尋常でなく深遠なものにしていたようで、この点からしても、ふたりの間では、最終的には、fidelity1より、ともに生き、創造する者どうしとしてのloyalty1〔忠誠、献身、信頼、支え合い〕の方が重要だった、と言えるのではないでしょうか。 ふたりのこのような思想そのものはさておくとしても、fidelityとloyaltyのニュアンスの使い分け自体は、特殊なものではなく、一般的なものと言える、とわたしは思います。
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- Shimo-py
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No. 1さんのご回答、なかなかのものと思います。 ニュアンスの差について、補足説明をします。 ◆fidelity の元になった単語は、 fides というラテン語で、これは「信頼、信義、信仰」という意味があり、ローマ時代以来、キリスト教世界で三大徳に数えられる一つです(そこでの意味は「神への信仰」)。 つまり fidelity は、絶対的な信頼に基づく忠義、という感じです。 ◆一方、loyalty というのは、 legal 「法律の、合法の」という英単語と同じ語源にさかのぼります。 つまり、契約に基づいた忠誠、という感じでしょうか。 ◆つまり、どちらも単独では「忠義」という良い意味なのですが、loyalty と fidelity とを比べてしまうと、どうしても loyalty には表面的な感じ、浅薄さを感じてしまうわけです。 fidelity のほうが、loyalty よりも一歩も二歩も踏み込んだ信頼関係、と言えるわけですね。 ですから、お尋ねの文脈では、No. 1 さんのご解釈がとても生きることになると思います。つまり、「fidelity のような崇高なものを求めはしないが、せめて loyalty くらいはあるだろう」というニュアンスなのだと思います。
お礼
Shimo-pyさんのファンです。ありがとうございます。
映画を見ていないので使い分けは分かりませんが、基本的には両者は同じだと思います。 フリーダはディエゴの浮気を知って苦しんでいたので、 夫にfidelity(配偶者への貞節)を求めることは諦めていたが人間として誠実、忠誠、つまり自分を支えてくれることは求めたのでは・・・
お礼
「基本的には両者は同じだと思います。」わたしも同意です。どうもありがとうございました。
お礼
http://www.google.co.jp/search?q=cache:2B5-gyTvyPcJ:movies.kenmorefield.com/frida.html+loyalty+fidelity+frida&hl=ja 上のキリスト教系のサイトでは両者の差は"What exactly this distinction means was lost on me, though the film seemed to think it important.と書いているのが面白いです。 azurさんのおっしゃるように"fidelity"を"sexual fidelity"と捉えればわかりやすいですね。勉強になりました!