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血糖と糖尿病
糖尿病ではない人が、血糖値の上昇を(お茶などで)抑えることで糖尿病を予防できるというのは何故ですか。
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- chicago911
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>緑茶などの成分に血糖値抑制効果がある、という研究は多々発表されていますが これ確か、試験管レベルの実験だと記憶しています。実際にヒトが経口摂取して、その上で生体内で、同様の作用がきちんと確認された報告があり、それがまだ仮説の域を脱していない、と記憶しているんですが、最近何か確定しましたか。 必ずしも一過性の高血糖が、糖尿病を誘発するのではなく、慢性的高血糖が問題で、通常の食生活をしている限り、II 型は余り心配する必要はないんですが。
- tenro
- ベストアンサー率39% (118/300)
2型糖尿病の多くは、次のプロセスで発現します。 1)食べ過ぎや運動不足から肥満になり内臓脂肪が貯まる 2)内臓脂肪がホルモン物質を出してインスリンの効きを悪くし(インスリン抵抗性といいます)血糖値が高くなって膵臓からインスリンがでても細胞は糖を利用できづらくなる 3)2)の状態が続くと膵臓がさらにインスリンを生産しようとしてやがて疲れてインスリン生産能力が落ち、膵臓の機能が低下する。 4)膵臓機能の低下とインスリン抵抗性により高血糖状態が続くようになる 5)高血糖により各種の合併症(糖尿病性網膜症、神経傷害、糖尿病性腎不全、動脈硬化の進行による心筋梗塞・脳梗塞)が生ずる 2型糖尿病の根本原因は内臓脂肪の蓄積であって、仮に血糖値の上昇がお茶で抑えることができたとしても、食べ過ぎや運動不足を続ければ上記の過程により糖尿病が発現します。 お茶などの効果を鵜呑みにして、生活習慣を改善することを怠ると後から後悔することになります。 ですので、健康な人の糖尿病予防にはならないと考えた方が良いでしょう。また、糖尿病が発現している場合でも、それにより合併症が予防できるというのもかなり眉唾であり、発現している場合は食事制限と運動療法をきちんと実行することが基本です。
お礼
納得のいくお答えをありがとうございました。
- chicago911
- ベストアンサー率30% (213/706)
No. 1 が言われているのは II 型糖尿病で、これ以外に先天的にインスリン欠損の I 型があります。 食事の後、消化吸収がおき、このとき血中グルコース濃度が上昇し、肝での取り込み等の処理を行なうために、インスリンが、グルコース濃度の反応して分泌されます。また、腎では、グルコースは一旦原尿にでますが、通常は再吸収されますが、濃度が高いと再吸収しきれずに、排泄尿中に残ります。このため、正常なヒトでも、食後の一過性糖尿が観察されることもあります。そこで、健康診断時は、空腹時尿を検査するのです。 高血糖が長い時間維持されることが、糖尿病の様々な症状を惹起することは、ご理解の通りですが、一つだけ言っておかなければならないのは、 >血糖値の上昇を(お茶などで)抑える ことができるようなものは、現時点では寡聞にして知りません。ただそれを謳い文句にして、きちんとした証明なしで商売にしようとしているものが多々あることは知っていますが。 このようなものを見聞きしたときは、参考 URL に示された正しい検定が行なわれているものかどうかを、検証してから、信用するなり人に言うなりして下さい。
お礼
お答えありがとうございます。 緑茶などの成分に血糖値抑制効果がある、という研究は多々発表されていますが それが仮に糖尿病の合併症を防ぐ効果はあったとしても、 健康な人の糖尿病予防になるか?というところに疑問を持ったんです。
- singing
- ベストアンサー率26% (23/86)
糖尿病っていうのはインスリン(血糖降下ホルモン) が出にくくなるために血糖が上昇することに より起こる病気ですよね。 常に血糖が高めの状態が続いていると、 膵島β細胞(インスリンを出す細胞) が疲労してしまい、 インスリンをあまり出さなくなるんです。 ですから、血糖の上昇を抑えたり 緩やかにし、膵臓の負担を少なくすることで、 糖尿病を予防になるということではないでしょうか。
お礼
高血糖が負担になるんですね。 ありがとうございました。
お礼
そこまで詳しくは調べていないんです、すみません。 試験管や動物実験レベルの話だと思います。 お茶そのものというより、お茶の特定の成分の働きを調べることによって 糖尿病の治療などに役立てようとしているんでしょうね。