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僧帽弁閉鎖不全と気管虚脱の愛犬の症状と治療について
usuwanの回答
獣医師です。 お医者様ということで、釈迦に説法のところも多々あると思いますがご容赦下さい。 僧帽弁閉鎖不全は無症状のものも含めると12歳以上の小型犬には非常に高い確率(経験的には80パーセント位でしょうか)で見られます。無症状のもので疑われる場合は僧帽弁領域における収縮期雑音の聴取、および心電図上での左軸変位、左房肥大といったところが一般的だと思います。 犬の場合、成犬になってから心雑音が出るのはフィラリア感染による右心系の雑音を除けば、老齢性の僧帽弁閉鎖不全がかなり多くを占めると思いますので、あくまで想像の範囲ですが診断自体に大きな間違いはない様に思われます。ただ、個人的には心電図検査は最低限行い、飼い主さんの同意があればさらに胸部レントゲン、腎前性の高窒素血症や肝障害(特に右心系の場合)などがないか血液検査もすると思いますが。 人医療では考えられないほど簡単な検査で診断がついてしまうこともあると思います。ただ、獣医療では循環器専門医は名目上存在していない状態ですので、きちんとした検査に基づく確定診断を求めるなら、大学病院などへ上診するのもいいかもしれません。その辺りの説明があればken222様も納得がいかれたのかもしれないですね。 気管虚脱については肥満傾向の小型犬(チワワ、ポメラニアンなど)に多発するといわれており、治療は内科的なものが主体です。外科的に気管軟骨にリングを挿入したりする方法もありますが、高齢で発症することが多いため、麻酔等の危険性を考慮するとほとんど行われていないと思います。 多くは肥満を改善し、テオフィリンや場合によってはステロイド、また心肥大による気管の圧迫などがある場合は現在内服されているACE阻害剤の併用で落ち着くことが多いように感じています。人間の喘息が発症するのと同じような条件で発症することが多いので、急激な気温の変化に注意し、また湿度については低すぎず高すぎず(60~70%前後)で問題はないと思います。ただ、空咳がひどければネブライザーを行う感覚で湿度を上げてみると多少は楽になるかもしれません。 長文失礼いたしました
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