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一戸建て住宅の基礎工事変更について
私、11月末引渡し予定で現在一戸建て建築中のものですが、玄関ポーチ部分の基礎の形状を業者が間違えてしまい、家を建てた後、基礎の修正工事を行うと業者は言ってます。業者に修正工事内容を聞くと、『間違えてしまった部分をカットして鉄筋で再度補強してからコンクリ-トを流す。カットする部分は駐車場の土間の仕上がり高さを考慮してベ-スは残し立ち上がりも出来るだけ残してカットするようにします』との事です。間違えた基礎部分は確かに玄関ポーチ部分ですが、駐車場をビルトインタイプにした関係上、家の基礎と一体となっており、この修正工事が家本体の基礎に影響する恐れがあるのではと思い、非常に心配です。家本体の基礎と玄関ポーチ部分の基礎が完全に分かれているのなら、問題ないと思うのですが、やはり基礎工事を家が出来た後から変更する事に疑問を感じます。基礎工事などにお詳しい方、回答を待ってます。既に建物の土台工事が始まっており、もし止めさせる必要がある場合は至急対応する必要あります。お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いします。
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NISEIです。 補足を読ませて頂き、おおむね判りました。 結論を先に/業者さんの提示案で問題ないと思います。 但し下記の条件範囲内です。 (1) 建物の4隅「屋根を受けている通柱並びに2階部分の下に立っている柱を受けている土台の基礎」この部分は、 地盤面より下部を周辺も含めて深く掘り起こさない事。 「排水配管とか下水マスの取設けの問題もありますが。建物基礎の周辺は接近して掘り起こさないのが原則です。」 (2) コンクリートの初期の硬化日数は打設後1週間。本強度が出るのに4週間程掛かります。 「固くならないうちに、はつり取る」は他の部分にはつり中の電動ハンマーやエァーブレーカの振動を与えますので、されない方がよいと思います。1週間も経っていない場合はダメですが、もうある程度の期間を経過していると思いますし。。。 (3) 玄関の先端と言う事で、構造上、重要な部分とは思えませんが。 修正される基礎部分に使うコンクリートです。 量はわずかのハズです。よく設計事務所と業者がもめるケースですが。 バケツに5杯程度のコンクリート。現場でセメントと砂バラスを混ぜて、練り合わせ。 よくあるのですが。これではいくら構造上重要で無い部分にしても、コンクリートの強度が全く信頼出来ませんので不可です。生コンを使用されるべきです。 (4) はつり工事は必要最小限が原則です。相当振動があります。 地面より少し下がった所で、はつりを止める方がベストです。 隠れている部分も、不要の為と言って無理してはつらない方がよいと思います。 最後に/ 前回の雨による木材の濡れの件と今回の基礎の件で。総合的に。。一般論ですが 工事中よくある事例で。別段特殊な事件発生と言う様な事では無さそうですが。 10年保証の家/10年保証制度・・いろいろ略されて言われています 下記の制度。 http://www.ohw.or.jp/ 「工事が完成、引き渡し後、万が一住宅が傾いたり、雨漏りしたりなど不具合が起きたら」 登録業者が最長10年間保証します。そのために、工事中現場審査に合格した住宅に保証書が発行され、万が一の修補費用を保険でサポートする制度です。住宅品質確保促進法にも対応しています。 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/hinkaku.htm このへんの第三者的保証制度をご利用になられて、住宅に保証をつけて貰う事が、大切かと思いました。 住宅は高額資産ですし、長く住まわれる住居です。3年/5年/10年と生活中に、いろいろ問題は発生してくると思います。 建具の建合わせ不良叉は開閉支障/床のきしみ音/湯沸かし器の故障/樋から雨があふれる/下水が臭い/階段が歩くときしむ音がする/建具の廻りの化粧桟木に隙間が発生した/外壁のサイディンクとアルミサッシュとのシーリングに隙間が発生した/室内の壁の隅の部分にヒビが発生して隙間が出来ている/・・・・・・あげればキリがありません。 最悪。。。。雨漏り。。。。(`´メ)と言う事もあり得ます。 この様な事態の時、誰の責任、何処が保証してくれるか。 「激変の時代、5年後8年後に施工した会社が存在すると言う保証は日本政府に言っても無理です」。。。 一体何処に言ったら良いのですか??? 国民生活センター「The National Consumer Affairs Center of Japan (NCAC)」に対して 問い合わせの多い事例です。。 「回答は、クレームを言っていく所がありません/つまり修繕、改修は施主の全額負担になってしまいます。」 「納得出来ない。。。。。。。。(`´メ)と皆さん言われる様ですが。施工した会社が存在しなければ。どうにもなりません」 その辺を5年10年の長期のモノの見方で保証書というモノに第三者を関与させておく事はとても大切だと思います。 工事中はいろいろと大変でしょうが。よい住宅が完成します様、がんばって下さい。
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昨日土台の件で回答しましたNISEIです。 今回は少し難しそうですね。 学会とか大学の基本の考え方は、基礎工事に関係する叉は付帯する手直し工事/設計変更等による追加・改造/付属工事は、その基礎の上に載る加重物「柱/梁/床」等を組み立てる以前に行う。と言う事になっています。 解釈の概要は、基礎は地盤と建物の荷重とを受け渡す重要なところです。 建物の重さ「長期鉛直力叉は長期荷重と言います」が基礎に掛かった時点で、地盤の反発力「支持耐圧」が作用しバランスを取り合っています。必ず鉛直力<支持耐圧でなければなりません。逆になると、建物の重さに負けて沈下する事になります。 「部分的に沈下する現象を、最近耳にされると思いますが不同沈下と言います」 木造ですと、建物に使用されている木材の総重量は何トンにもなります。 この荷重が掛かっている基礎を後日いじると「特に基礎底面の地盤とか」当初設計計算していた総合的なバランスを確保出来なくなる可能性が出てきます。 いろいろなケースがありますので、詳細は省きますが。 takaaya様のケースですと。玄関ポーチの部分のようですが。 建物の現場建て方「柱/梁/屋根を組み立てる」が完了して、その建物の土台が載っていない余分の 「今回間違われた」コンクリート製の基礎をはつり取られるという事でしょうか? 現場とか設計図書を見ていませんので、回答は困難なケースですが。 おおむね。建物の荷重が直接載らない余分の基礎の地上物の撤去は、相当大目に見ましたら「他の基礎を痛めない様、丁寧にはつり仕事をして下さい」でGOサインが出る可能性もありますが。現場の状況がよく判りませんので。。。。。。 ポイントは、そのカット「はつり取られる」コンクリート製の基礎に建物の荷重が掛かっていないかどうかです。 2番目に、追加で作られる基礎に土台とか建物の荷重が載るかどうかです。 「はい、追加の基礎に建物の荷重が載ります」この場合は、その追加の基礎の工事が完了するまで、 建物の建方工事「現場の柱建てとか梁の組み立ては」延期指示が出される事が、通常建築設計事務所叉は 諸官庁の監督員が駐在している工事現場の場合あります。 その辺をポイントにご検討されれば如何でしょうか。 「家を建てた後、基礎の修正工事を行うと業者は言ってます」 この部分の状況が、今ひとつ頭に浮かばないのです。 補足にでもお書き下されば、コンクリート打ち継ぎのポイントとか、鉄筋の注意点とかが判ってくるのですが。 ご参考になれば幸いです。
補足
NISEI様 早速のご丁寧でわかり易いご回答を再びいただき大変ありがとうございます。修正するところは建物の加重が直接上からかからない玄関ポーチ部分の先端ですが、玄関の柱を支える家本体の基礎と玄関ポーチの基礎が一体となった構造となっております。またご質問の「家を建てた後、基礎の修正工事を行うと業者は言ってます」については、修正工事が家本体部分の基礎ではなく、玄関ポーチ先端部分である為、上棟後の外溝工事の際、この部分を修正するということです。図面などありますのでもし差し支えなければご提示したいのですが、この内容で補足説明となっているでしょうか?
>家本体の基礎と玄関ポーチ部分の基礎が完全に分かれ >ているのなら、問題ないと思う 素人目に考えても、図面も見ないで判定できる物ではないように思いますが・・・
補足
そうですね。図面なしで判断は難しいですね。すみません。少し補足させていただきますと、修正する部分は家の加重が直接上からかからない玄関ポーチの先端部分でありますが、玄関柱などの家本体を支える基礎とこの玄関ポーチの基礎が一体となっている構造です。図面なしでこれ以上の説明は難しいと思います。 ご回答ありがとうございました。
お礼
NISEI様 今回もご丁寧で非常にわかり易いご回答を再度いただき大変ありがとうございました。基礎工事の変更もおおむね問題ないこともわかりました。おっしゃるとおり住宅保証は重要と思い詳細確認したところ、建設業者との10年保証はあるのですが、第三者が関与した保証契約は締結していないことが判明しました。これから第三者との保証契約を追加できるのか確認してみます。またご相談させていただくことあるかもしれませんが、その際は恐縮ですがよろしくお願いします。