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新社会人、投資への心構えについて

nekomomotaの回答

回答No.9

社会人としてのスタートおめでとうございます。 「投資」と「貯蓄(預貯金)」と「保険」を例にとりあげて、全体から「投資」について考えたいと思います。  「投資」は安全ではない、リスクがある、と言いますが、元本割れ可能性がある、という意味ではその通りです。単に損する可能性があるというだけではなく、結局続けられない、後々まで資産が形成できない、というのが隠れたリスクです。  株式投資を例に挙げると、日本は1990年直前のバブル相場とその崩壊(その後の人口減少や日本経済のスランプ)のために、歴史上希に見るひどい相場をその20,30年続けました。その間、世界の先進国のほぼすべてで、国民は長期の株式投資で資産形成が出来ています。  日本の株式だって、長年、少しづつ買っていれば、現在大きな資産になっているのは事実です。  ごくごく簡単にいうと、平均すれば世界では経済成長が続いてきた。人間は努力してそうし続けたわけです。企業も経営努力で全体の平均としては利益を高めてきた。これは事実です。これが今後も趨勢として続くだろう、というのが長期の株式投資ができる根拠です。だから絶対に「長く続けられる」ことが必須なのです。だから私はこれを「投資」と言わず「資産形成」と呼ぶべきだと考えます。  これに対して「明日上がる株を教えてください」なんていうのは全然違う話なのです。そんなことを繰り返していても、99%の人は普通は損切りの繰り返しで資産なんかまず形成できません。資産形成にはNISAで国が勧めるように、「長期」「積立」「分散」しかないと考えます。まずは、毎月可能な金額を決めて、続けて、投信など分散が効いた投資対象で(手数料が安いものを選んで)銘柄を広く分散して株価が下がろうが、日経新聞の一面に悲観的な記事が載ろうが、そこでやめなくて良いペースでコツコツを続けるのです。  次に、先に書いたように、日本では過去の悲惨な経済状態に耐えるべく、超低金利が長く続いたので、預貯金の金利はほぼゼロでした。だから、お金をリザーブしておく意味にしかなりえなかったです。ただ、今後少しずつ金利が上がってくれば、預金に利殖としての意味が出てくるかもしれません。その時には「投資」のリスクと「預貯金」の利回りのバランスを見直す必要があるかもしれませんね。  ただ当面は大事なお金を、リザーブしておくのが預貯金です。しかしそれが大切なことには変わりないです。  ここで「保険」を取り上げて考えてみましょう。死亡保険は、あなたが亡くなった時に、経済的に露頭に迷うように人がいない限り不要です。若い時には保険料が安いと言いますが、保険料は無料ではないし、その必要がなければ加入は要りません。ただ、万一誰かの死亡によって配偶者や子どもなどが生活できないリスクがあるのなら、支えとして加入が必要なだけです。  医療保険も同じです。日本には心強い健康保険制度があり、全国民が比較的軽い負担で医療が受けられます(そのために健康保険料は支払っているのですから)。民間の医療保険は別途の保険料がかかります。入院などへの備えは「貯金ではだめなのか」と冷静に考えてみる必要があります。数日の入院でいくらか保険金が出るにしても、それまで加入者が支払った保険料は、必ず平均的な入院確率よりも割高です(それは保険会社を運営するコストが必要なため当たり前)。若くて、医療費を支払う可能性が低いと思うのなら、預貯金を使ってまで、民間の医療保険の保険料を支払い続けるべきなのか?万一の場合に、入院に限らず、何でも使える現預金を貯めておくべきなのか?じっくり考えてみてください。預貯金の大切な意味・意義はそこにあるのですから。  最後に「投資」に戻って、もう一度大切なことを言います。 「長期」「分散」「積立」が大切。 長い時間、相場や雑音に惑わされず続けることが大事。 「分散」はまず、銘柄や投資対象を分散することが言われますが、 それと同じくらい「時間を分散する」ことがとても重要なのです。 人間は相場が上がると、買いたくなります。 相場が下がると、「ああ、損した」と言って投資をやめてしまいます。そんな生きものだと心得てください。 そして、時間を分散して、あなたが年を取るまで長い期間ずっと続けられることを目標にして(これには金額的にも投資対象で無理な投資はしないという意味もあります)、じっくり「資産を形成」を成し遂げてください。 成功をお祈りします。

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