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現役伝統派空手家の方は(長文です)

空手初心者です。 素人な質問で申し訳ないのですが、素朴な疑問に思う事がありましてご質問させていただきました。 現在、空手でもオープンな大会(流派を問わず参加できる試合)がいろいろと開催されていると思います。 そのルールとしては、顔面ありなし・防具ありなしなど細かく言うと違いはありますが、ほとんどがいわゆる直接打撃制を採用したルールではないかと思います。 そのような中で、伝統派と呼ばれる流派、特に中でも昔からある剛柔流や糸東流や和道流、松涛館といった派の現役実践家の方が、上記のようなオープントーナメントなどに出場して活躍するといった事はあまりないように思います。 (ほとんどを極真やその流れを汲む流派が占めている感じがします。) いくらその流派内での組み手の形式が寸止めであっても、同じ空手を修行している以上、個人個人を見れば自分がどの程度直接打撃な試合で力を発揮できるのか試してみたいと思われる方は多いのではないでしょうか。 そのようなオープン試合に伝統派で空手を学ぶ人が出場する事は本当にあまりないのでしょうか? 流派としてそのような試合に出場する事を禁じているのでしょうか? それとも私が知らないだけで、伝統派の方もフルコンタクトのオープン試合にばんばん出場してたりするのでしょうか? また、K-1や総合格闘技の世界でも「極真出身」「正道出身」「大道塾出身」の方はいても、例えば「剛柔流出身」などは聞いた事がありません。 私の疑問は専門家の方からみればなにか的外れなのかもしれませんが、現役伝統派空手実践者が直接打撃制あるいはプロの世界に顔を出さない理由などについて、どうか教えていただければと思います。 ※関係ないですが、私は理念としては伝統派空手が好きです。

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  • sekimae
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回答No.2

誰でも自分が信じ一生懸命やっていることをけなされれば、いい気持ちはしません。フルコン勃興期には大山総裁などのカリスマ性のある人が、ある意味そうしたことをあえておこなって短期間で有名になってきたわけです。そこには当然様々な軋轢があり、それが未だに尾を引いているということではないでしょうか。 剛柔流などは、普段の練習では直接打撃で行う事もあるらしいです(大山総裁は確か剛柔流出身)。しかしそれぞれの技は、普通はその試合のルール(寸止めとかフルコンとか)に沿ったものが重点的に練習され特化していきます。例えば上段回し蹴りなどという、不自然極まりない技がここまで進化したのは手での顔面攻撃なしルールのためです。 また十分打たれ慣れている上級者同士の場合、ちょっとやそっとで倒すことはできません。よって遠い間合いから一撃必殺を狙うよりも、フルコンルール(顔面なし)では接近戦で手数を多くしダメージを蓄積させた方が効果的です。そのため伝統派からは「ガチンコ、我慢比べ」とかいわれる「より痛みに我慢したほうが勝ち」という、「品位のない」戦い方となるわけです。また極真も、顔面有ルールでは強くないですね。 よって伝統派とフルコンがどちらかのルールで戦う、ということ自体すでにフェアではありません。また伝統派では許可無く他流派との試合を行うと、破門されたりするのかもしれません。元々フルコンに対してはいいイメージがありませんので、それよりも自ルールの試合(オリンピックも狙ってます)へ向けて練習する方が忙しいですし、あえて自分を試したいならば、フルコン流派に移籍したほうが適切な練習ができますね。だから他流試合をする人は少ない、ということでしょうか。

kakugo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 分かりやすくとても納得できる意見だと思います。 今でも根っこの方では伝統派VSフルコンという確執というかわだかまりは脈々とあるんでしょうね。 試合となるとやっぱりルールの違いは大きいんですね。それにみなさんそれぞれ自分の流派が自分にとって一番だからこそその流派にいるわけで、あえて自分の納得できないやり方の試合にでる意味もないわけですね。 ありがとうございました!

その他の回答 (3)

回答No.4

基本的には伝統派のトップがフルコンに出てあっさり負けるとマスコミ含め「伝統派=弱い!」と個人の問題が流派全体に係ってくるので派のお偉いさんが嫌がって出場させない様にしている処が多いんですよ。そこそこの選手が途中で負けても「内のトップは●○だから云々」といい訳出来るので多少は目をツブッテいるのですよ。なんにしてもルールの違いは厄介ですね。

kakugo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに、空手の世界では伝統派とフルコンの対決!というのはとても魅力的な題材であると思います。 なので、安易に試合をして、その結果を読者向けにおもしろおかしくでたらめに書かれたら、的外れな記事であっても一般の人に対する影響は計り知れないですね。 そういう面は確実にあると私も思いました。 ありがとうございました!

  • tukatk22
  • ベストアンサー率11% (4/35)
回答No.3

私が思うにルールが違いすぎるからではないでしょうか。伝統空手は突き蹴りを取るか取られるかですが、極真は、体の打たれ強さとパワーがものを言うような気がします。伝統空手で身に付けた技で、相手を倒せればいいのですが、その前に、体が持ってくれないと思います。

kakugo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 試合においてルールの違いは本当に大きいですね。 あえて簡単に言ってしまうと、伝統派空手は鍛錬された素手の拳での顔面への突きが最も合理的で強力な極め技(それを想定しての寸止めですからね)とする理念に対して、フルコンはその事自体、試合において禁止されているわけですから、とても大きい違いですね。 つまり伝統派の方にとっては、フルコンで体力の削りあいの末勝ったとしても結局それがなに?という事になるのかな、と思いました。 ありがとうございました。

回答No.1

伝統空手をやっています。 同じ流派でオープン大会出てる人はいますよ。 強い人はどちらをやっても強いですしね。 しかし、競技のスタイルが違うので先生がたはあまりいい顔はしませんね・・・ スタイルの違いで伝統はの突き方やけり型等が崩れて行くのを嫌う様です。

kakugo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 オープン大会にでている方は実際には居るんですね。 先生方がいい顔をしないというのは、やはり若い人ほど純粋に違うフィールドでも自分を試したいと思うんでしょうね。 形がくずれてしまう、というのは確かに、と思いました!

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