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天皇も帯刀?
三種の神器に草薙剣がありますが、歴代天皇も武士のように帯刀(他の剣含む)していたのですか?帯刀しなくなったのはアメリカ占領期からですか?逆に古くから(平安時代?)帯刀やめたとしたら、それは何故ですか?
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> 歴代天皇も武士のように帯刀(他の剣含む)していたのですか? 大和朝廷を形作った天孫族も他族を武力で制圧していったわけですから、天孫族の首長である天皇?(当時は大王:おおきみ)も武装していたでしょう。 > 帯刀しなくなったのはアメリカ占領期からですか? 明治天皇も大元帥として軍刀を腰に馬上で兵を閲兵していたはずです(写真を見た気がする、あれは昭和天皇だったか?)ですので、昭和天皇が帯刀した最後の天皇だと思います。 > 古くから(平安時代?)帯刀やめたとしたら、それは何故ですか? 大和朝廷が確立して天皇が神様として扱われるようになると、神様に「人の死を命じさせること」(不浄な血を流させること)が忌避されるようになりました。ついでにその眷属としての貴族たちも。 平安時代末期、それまで盗賊らと対峙していた「検非違使」たちに代わって血を流すことをなんとも思わない武士たちが台頭してきて、武力行使を彼らに委任するようになったわけです。 承久の乱で島流しにあった後鳥羽上皇は隠岐に流されても自ら刀を打っていたほど刀好きだったようですが、さすがに天皇のころは帯刀はできなかったようです。 つまり天皇が帯刀しなくなったのは、(女性の経血からのイメージから?)血が不浄だと考えられたから、流血に直結する帯刀が忌まれたからと思います。