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小論文の添削お願いします。
看護専門学校の受験を考えています。小論文を練習で書いてみたのですが、どうすれば良いか分からない状態なので、添削して指摘して頂きたいです。よろしくお願いします。 「これからの高齢化社会」 現在の日本では、出生率が低下し若者の人口が低下している。しかし、平均寿命はのびており、高齢者の割合が年々増加している。今後もこのような状態が続くだろう。若者が減っていき、より深刻になるこれからの高齢化社会をどのようにして支えていくべきだろうか。 高齢化社会が進むとまず第1に、金銭面の問題がある。年金を受け取る高齢者が増える一方で、年金を収める若者が減っている。年金を収める1人あたりの負担額が大きくなることが考えられる。物価が高騰し続けるなか、賃金は上がらない日本社会での、これ以上の負担は自分自身が生活することも厳しくなる。また、子どもを育てていくにはお金が必要となる。しかし、自分自身が生活することで精一杯であると子どもを育てることができない。そうなると、子どもを産むことができず、高齢化社会がより進む。このような、日本社会の悪循環を止めるために政府が経済政策を見直すべきだろう。 次に、労働力の減少問題だ。医療に視点を当てて考える。高齢者が増え、要介護者が増える一方、医療従事者が減少すると介護の場が不足する。そうなると、自宅での介護が必要だ。しかし、高齢化社会のため要介護者を介護する人も高齢者という共倒れする可能性が高い場合が多い。実際に、私の祖父が病気になり、病院から自宅治療になった時があった。常に祖母が面倒を見ていたが、体力の限界やストレスにより祖母も倒れてしまった。幸い、祖父母宅と私の自宅が近いため私の母が助けに行くことができた。私は、介護をする側の健康状態も合わせてよく見ていかなければいけないと分かった。自宅療養や介護は、これからの高齢化社会で必要となってくる。しかしこのような危険もあるため、医療の場と深く容易に連携できるようにしていく必要がある。 これからも進んでいく高齢化社会には、高齢者だけでなく若者、周りの人間にも目を向けて社会全体で連携し、支えていくべきだ。
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- petertalk
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まだ練習ということなので、率直に書きますね。 ①結論に納得感がない 序論-本論-結論の形式になってはいます。 それは評価できますが、結論に納得感がありません。 これは論文として致命的です。 問題提起1:まず第1に、金銭面の問題がある。 ↓↓ 結論1:政府が経済政策を見直すべきだろう。 問題提起2:次に、労働力の減少問題だ。医療に視点を当てて考える。 ↓↓ 結論2:社会全体で連携し、支えていくべきだ。 この結論で、読んだ人が、その通りと納得すると思いますか。 あるいは、あなたがこの結論を聞かされたらどうですか。 やはり結論が唐突です。 これで問題が解決するのだろうか、具体的に何のこと? 実現は可能?どこからこの結論が出たのか、等々、 疑問しか残らないです。 ②論理性がない 査読者も、結論だけ単独で評価するわけではないです。 結論が意外、想定外でも、本論が根拠をもって理論的に展開されて 結論を導いていれば、十分に評価されます。 例えば、結論1を導くのであれば、 - 政府は過去、xx,xx,xx の金銭問題を xxで克服してきた - xx諸国も、高齢化による金銭問題を xx で政府が克服している - 金銭面の問題は高齢化が直接の原因ではない。 年金制度を政府がxxとすればいいはず、その理由はxxx、 のように本論を展開しておく、 また、結論2ならば、 - 日本は古来よりxxのように社会の連携が強い - 互助の精神で、xx,xx,xxを乗り越えてきた - xx諸国も医療、介護の分野の人材不足を、 社会が連携することで克服している 等々を、「事実を提示」しつつ、本論に展開してあれば、 論理的に結論が導かれる印象になります。 このような論理の展開がないので、 結論が唐突に見えてしまうわけです。 ③そもそも結論を信じているのか 実際のところ、高齢化に付随する問題を 政府や社会が解決できる、それがベストだ、と ご自身が本気で信じていらっしゃいますか。 上手にxxを探して論理を展開するのもかなり大変ですが、 それでもご自身が根拠を以って結論を信じているなら、 なんとか理屈はつけられると思います。 ですが、本人が結論を信じていなければ、 査読者を納得させる論理展開は無理です。 総じて、若い方々は、感受性が高く、 不正、矛盾、不公平等々を含む社会問題は敏感に反応します。 反面、経験や権力は乏しいので、その対応策としての結論は どうしても薄くなりがちです。 なので、本来の研究論文とはアプローチが逆ですが、 論文の題材として、解決すべき問題を探すのではなく、 ご自身が自信をもって結論を出せる題材を探し、 それは何故か、と本論を展開してみる、というのが、 論文作成のいい練習になると思います。 最初は題材は何でもいいので、 xx活動に参加することにした、その理由は、、、 xxだけは欠かさないようにする、その理由は、、、 のように、結論から逆に本論を展開するほうが、 小論文として一貫性が出ます。 そして、慣れてきたら、その題材に、 自分が看護を目指すきっかけ、動機などが盛り込めれば尚良し、ですね。 ④その他、論理展開 結論への展開は最重要ですが、その他でも論理の欠陥は なるべくないほうがいいです。 例えば、少子高齢化の原因分析ですが、 - 若者が減っている - 年金負担額が増える - 物価が高騰 - 賃金は上がらない - よって子供が産めない - よって高齢化 少子高齢化は日本が先頭ですが、もはや世界中の傾向です。 そこに日本固有の要因を並べてしまうと、 どうしても論理を疑いたくなるんですよ。 無理なら、原因分析は入れずに、 「世界中高齢化、特に日本は顕著だが、、」くらいでもいいと思います。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10025/12549)
>「これからの高齢化社会」 ⇒とてもよくまとまっていると思います。あとは、細かい語句の置き換えや追加などによって、幾分か改善できるかも知れません。(最後に「添削文まとめ」を添付しておきます。) @語句の置き換えや追加の例: *若者の人口が低下 ⇒減少している。 *しかし、しかし、平均寿命はのびており… ⇒一方、平均寿命はのびており。 *今後もこのような状態が続くだろう(+と推測される)。 *高齢化社会が進むとまず第1に、金銭面の問題がある ⇒出てくる。 *年金を収める(+若者)1人あたりの負担額が大きくなることが考えられる。 *物価が高騰し続けるなか、賃金は上がらない日本社会での、これ以上の負担は自分自身が生活することも厳しくなる。⇒物価が高騰し、賃金は上がらない状況が続くと懸念される日本社会では、これ以上の負担はおろか、自分自身の生活さえ厳しくなる。 *しかし、自分自身が生活することで精一杯であると子どもを育てることができない。そうなると、子どもを産むことができない。⇒しかし、自分自身の暮らしを支えるのに精一杯であるとすれば、子どもを育てることはさらに困難である。そうなると、… *子どもを産むことができず、高齢化社会がより進む ⇒がさらに悪化しかねない。 *このような、日本社会の悪循環を止めるために政府が経済政策を見直すべきだろう ⇒ための尽力は惜しまないつもりだが、適切な経済政策の打ち出しを当局にもお願いしたいものである。 *次に、労働力の減少問題だ。医療に視点を⇒問題について、医療に焦点を当てて考える。*高齢者が増え、要介護者が増える一方、医療従事者が減少すると介護の場が不足する ⇒介護への社会的対応力が不足する。 *そうなると、自宅での介護が必要だ ⇒必要になる。 *高齢化社会のため要介護者を介護する人も高齢者という ⇒という、老々介護によって共倒れする可能性が高い場合が多い ⇒可能性が高くなることも大いに懸念されるだろう。 *病院から自宅治療になった時があった。⇒病院から自宅治療に切り替えざるを得ないことがあった。 *幸い、祖父母宅と私の自宅が近いため私の母が助けに行くことができた。私は、介護をする側の健康状態も合わせてよく見ていかなければいけないと分かった。⇒できたが、この一件で私は、介護をする側の健康状態も合わせてよく見ていかなければいけないと分かった ⇒ことを知った。 *自宅療養や介護は、これからの高齢化社会で(+ますます)必要となってくる。しかしこのような危険もあるため、(+特に自宅介護は)医療の場と深く容易に連携できるようにしていく必要がある。 *周りの人間にも目を向けて社会全体で連携し、支えていくべきだ。⇒連携し、支えていく仕組み作りが求められる。 @添削文まとめ: 現在の日本では、出生率が低下し若者の人口が減少している。一方、平均寿命はのびており、高齢者の割合が年々増加している。今後も、このような状態が続くだろうと推測される。若者が減って、より深刻になるこれからの高齢化社会をどのようにして支えていくべきだろうか。 高齢化社会が進むと、まず金銭面の問題が出てくる。年金を受け取る高齢者が増える一方で、年金を収める若者が減っている。年金を収める若者一人当たりの負担額が大きくなることが考えられる。物価が高騰し、賃金は上がらない状況が続くと懸念される日本社会では、これ以上の公的負担はおろか、自分自身の生活さえ厳しくなる。他方また、子どもを育てていくにもお金が必要となる。しかし、自分自身の暮らしを支えるのに精一杯であるとすれば、子どもを育てることはさらに困難である。そうなると、子どもを産むことができず、高齢化社会がさらに悪化しかねない。このような、日本社会の悪循環を止めるための尽力は惜しまないつもりだが、適切な経済政策の打ち出しをぜひ当局にもお願いしたいものである。 次に、労働力の減少問題について、医療に焦点を当てて考える。高齢者が増え、要介護者が増える一方、医療従事者が減少すると、介護への社会的対応力が不足する。そうなると、自宅での介護が必要になる。しかし、高齢化社会のため要介護者を介護する人も高齢者という、老々介護によって共倒れする可能性が高くなることも大いに懸念されるだろう。実際に、私の祖父が病気になり、病院から自宅治療に切り替えざるを得ないことがあった。常に祖母が面倒を見ていたが、体力の限界やストレスにより祖母も倒れてしまった。幸い、祖父母宅と私の自宅が近いので、私の母が助けに行くことができたが、この一件で私は、介護をする側の健康状態も合わせてよく見ていかなければいけないことを知った。 自宅療養や介護は、これからの高齢化社会でますます必要となっていくだろう。しかし上のような危険もあるため、特に自宅介護は医療の場と深く容易に連携できるようにしていく必要がある。つまり、これからも進んでいく高齢化社会では、高齢者だけでなく若者、周りの人間にも目を向けて社会全体で連携し、支え合っていく仕組み作りが求められる、ということが言えるだろう。
- sutorama
- ベストアンサー率35% (1688/4747)
高齢化問題に看護の立場から言うには、少しむずかしいかとは思います 訪問看護からの立場なら、書かれていることはわかりますが、訪問看護の道を目指していないのなら、少し視点がズレていると感じます 書かれている問題は、看護よりも介護ならわかります・・という印象なのです それよりも看護(介護ではなく)の現場での問題を書くべきかと思います 実際、潜在看護師・・・つまり、看護師免許を所持している65歳以下の人で、現在看護師として勤務していない人 、看護師資格を所持しているだけの状態の人たちが、なぜ看護現場を離れ(離職して)ているのか?のほうが、大きな社会問題です 看護師養成のためにも税金が投入されているのに、潜在看護師が現場を離れている現状(潜在看護師は全国で約71万人)などを、データで可視化した内容でレポートを書くほうが、現実的だと思います つまり、看護職から離職し復帰しない潜在看護師が71万人もいるのに、そのことを無視して、看護の立場から高齢化社会を語るのは・・・少し違うと、個人的に強く思います この人たち(71万人)の数割が、現役で復帰して働けば(環境が整えば)、書かれている問題は解決できるのですが、そのようにならない社会構造・政治への提言が、よろしいかと思います
お礼
ご指摘ありがとうございます。 看護の現場にそって書けるように練習します。勉強になりました。
- iyonohanamuko
- ベストアンサー率54% (6741/12374)
全体的な流れとして、 ・高齢化社会 より深刻な状況になる ・高齢化社会の問題点 ①金銭面 ②労働力の減少 ・高齢化社会を生き抜くには ①政府が経済政策を見直すべき ②高齢者だけでなく若者、周りの人間にも目を向けて社会全体で連携し、支えていくべき ということですね。 公務員や社会学部などの受験でしたら素晴らしい模範回答ではないでしょうか。 看護系受験ということですので、 認認介護や老老介護、ヤングケアラー問題など医療分野目線でもう少し掘り下げていく必要があるのではないかと思慮いたします。 医療従事者として働くにあたって高齢化社会とどう向き合ってどう対応するべきなのか。 【若者、周りの人間にも目を向けて社会全体で連携し、支えていくべき】 このような環境を構築するために何が必要なのか、法整備?教育?行政主導? 在宅医療や地域包括ケアシステムの構築についても触れておくと良いかもしれませんね。
お礼
ご丁寧に教えて下さり、ありがとうございます。看護系に合わせた内容で具体的に書けるようにしたいと思います!とても勉強になりました。
お礼
とてもご丁寧に添削して下さり、本当に勉強になりました。ありがとうございました。