東北本線の上越線との分岐位置

質問

ブラタモリで東北本線は橋の数を少なくして建築費を圧縮するために大宮で分岐したとの説明が出てきました。

渡良瀬川より南、権現堂川より北で利根川を渡るのがもっとも橋が少ないのはわかります。
とはいえ最短距離で繋ぐなら鴻巣駅方面に向かうわけで、この説明だけでは弱いようにも思えます。

現路線が尾根道でもっとも地盤が安定してるとかほかにも建築上の理由があるのでしょうか？
それとも熾烈な我田引鉄の争いが起きたのでしょうか？

回答No.2

szk9998 · ベストアンサー

その番組をみたわけではないので、回答が違うかもしれませんが
現在の栗橋で利根川をわたっているルートは、そのまま日光街道のルートです。古来、あの地点で利根川をわたるのがベストとされていたわけで、他ルートの検討は説明がつきません

wikipediaに大宮駅で分岐が決定した経緯が書いてありますね。
熊谷、浦和、大宮で検討したが、浦和で反対運動が起ったことや、大宮駅近くに車両工場建設地が確保されたこともあり、最短ルートの大宮になったとのことです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AE%AE%E9%A7%85_(%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C)

建築費を圧縮云々の話は、栗橋から都内まで日光街道に沿って鉄道を敷設するのをやめて、高崎線へ接続することで埼玉までの建設費を節約するとかいうことなのではないですかね・・・
結果的に言えば、墨田川や荒川放水路（まだ無かったのかな？）の橋を高崎線との共用で節約できますし。
なにかそんな話をどこかで聞いたような・・・
（この件は根拠はなしです）

お礼

反対運動・・・・うーむまだまだ迷信深かった明示ならではですか、現代とは真逆の感覚ですね。
ご回答ありがとうございました。

回答No.1

gsmy5

その番組を見ていないのですが、あくまでも「比較検討した中で」（といっても後述のように2案しかなかったようですが）最短かつ橋の数が少ないのが「大宮分岐」だったに過ぎないからのようです。
全ての可能性を比較検討したのなら、質問者様の仰るように他にもっと良いルートがあるのかもしれませんが、当時の記録から見ると、熊谷分岐か大宮分岐の2案しか比較検討してなかったようです。
その2案の中なら確かに大宮分岐の方が有利です。

ちなみに東北線は当初から東京-青森を結ぶ計画だったけれども、あくまでも「先に高崎方面へ結びその途中から分岐する」ことが先に決まっていました。ですので東京から埼玉県にかけては、青森に向かう最短経路でなくても問題なかったのです。なぜ、高崎方面を優先したかと言うと、東京―大阪を結ぶ路線(今の東海道線)は、当初は中山道経由で計画されたからです。（理由としては、現在の東海道経由だと既に町が発展している地域なので、あまり発展していない中山道経由にして沿線開発も進める、高崎周辺の絹織物は有力な輸出品だったので鉄道が必要などとされています)
ということで、まず高崎まで開業させ、さあ分岐するにはどこかと検討したようです。その際、元々鉄道開業により発展していた熊谷が分岐候補になったようです。（どうも当時はある程度大きなところでないと分岐地点の候補にしないと考えていたようです。）しかし、どう考えても遠回りのいいルートには見えない中、大宮の住民から大宮分岐の提案があり、比較検討の候補になったようです。(当時大宮には駅すらありませんでしたが、大宮自体は栄えた町でした）

https://www.mapple.net/articles/bk/14608/
東北本線の歴史～熊谷から分岐して県南を通る予定だった!?路線決定の紆余曲折～

https://news.mynavi.jp/article/trivia-339/
東北本線・高崎線の分岐駅は、大宮駅ではなかったかもしれない

https://diamond.jp/articles/-/287382?page=3
「鉄道のまち大宮」を生んだ埼玉県の鉄道網の歴史とは

そうではない、なぜ「熊谷」「大宮」以外に検討しなかったのかと言われると、はっきりしたことはわかりません。
鉄道建設のための経験も知識も乏しかった時代(そのためにノウハウの多くを外国人に頼っていた）だから、比較検討案はできるだけ少なくした方がよかったのかもしれませんし、もっと他の理由があったのかもしれません。

お礼

うーん鉄道となったら各地で引っ張り合いが起きると思い込んでいたのですが、検討の気配が無いのですか、正直意外です。ご回答ありがとうございました。