ONKYO M-509の異臭対策方法

このQ&Aのポイント
  • ONKYOパワーアンプM-509の異臭について、修理と対策方法を解説
  • 異臭の原因は制御系電源の回路構成の誤りであると考えられる
  • 対策方法として、ブリッジダイオードの一方を外し、ヒューズを共用する構造にすることで、異臭を解消
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ONKYO パワーアンプM-509の異臭の対策方法

 故障したまま長く手がついていなかったM-509を修理しました。故障箇所は、パワートランジスタ1個及び近辺のドライブ用トランジスタが複数あり、交換することによりOKとなりましたが、異臭については原因不明でした。このため、以前からネット上でも時折見かける異臭の原因について検討しました。回路図は、以前、ONKYOのサービス部門からコピーを戴いています。原因は、保護回路やリレーなどに電源を供給する電源(制御系電源)の回路構成に誤りがあることです。  すなわち、左右の各トランスの制御系電源の巻線にそれぞれ接続されている各ブリッジダイオードの出力側が1つの平滑コンデンサに共通に接続されています。つまり、2つの出力がぶつかり合う構成になっています。電源が入っていれば、各ブリッジダイオードの出力側は、低出力インピーダンスになっていますから、各ブリッジダイオードには、定格電流を大幅に超える電流が常に流れ、直ちに破壊に至らなくても、劣化が速く進行します。これが、異臭の原因と考えられます。  この対策方法は、一方のブリッジダイオードを外しますが、このままでは、他方の側のヒューズが断になったとき、電源投入時のラッシュカレントを緩和するための抵抗を短絡するためのリレーが動かなくなり、発熱して危険なので、1つのヒューズを左右で共用する構成とします。この場合、電源回路基板の内部で配線を追加すればできますが、私は、この機会に電源ケーブルをインレット型に改造し、ソケットの直後にヒューズホルダーを追加しました。更に、従来のヒューズを外して回路をスルー(短絡)としました。この改修により、異臭は完全になくなりました。  この他、増幅回路に電源を供給する主電源では、定格3Aのダイオードを2個並列接続したもの4組でブリッジダイオードが構成されていますが、ダイオードを並列接続しても電流は均等に流れない(インターネットで検索すると、丁寧な説明があります)ので、手持ちの汎用のブリッジダイオード(定格25A、逆耐圧200V)に交換しました。このブリッジダイオードは、電源回路基板を支える基板取付版に取り付けました。  また、オペアンプNJM4558がドライブ基板のサーボ系及びメータードライブ回路に使用されていますが、いずれも電源電圧が±(22-0.6)Vになっています。ところが、NJM4558の規格では、電源電圧の絶対最大定格が±18Vになっていますので、規格を超えた電源電圧が供給されていることになります。このため、電源電圧の絶対最大定格が±22VのNJM5532に交換しました。また、ドライブ基板内のケミコンや可変抵抗も交換し、良い音が出ています。  40年以上前の機種ですが、メンテナンスにより、まだまだ十分に使えます。  より良い方法がありましたら、ご教示いただければ幸いです。

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回答No.1

サービスマニュアルは海外型番の M-5090 で拾える。 >この対策方法は、一方のブリッジダイオードを外しますが、 2次巻線を直列にして、センタ・タップ式全波整流回路にする方法もあるかな~? >ダイオードを並列接続しても電流は均等に流れない 電流小さいダイオードのほうが順方向電圧が低いから並列にしてるのかな~? 今ならショットキーバリアダイオードブリッジとか。 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-09095/

nmqasite
質問者

お礼

 ご教示ありがとうございます。 参考にさせていただきます。

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