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SONYのイヤホンについて
SONYのイヤホンは携帯電話のように決まった時期に新商品を発表しますか? それとも突然の発表ですか?
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消費者から覧れば「突然の発表」でしょうね(^_^;)。 携帯電話や PC (Personal Computer)、Digital Camera、乗用車といった製品は消費者にとって「買い換え時期」というものがあり、これを揃えて製品ごとに順番に市場に投入することで過剰な生産負荷を抑えたり販売数の大幅な変動を抑えることができます。 IC (Integrated Circuit) Chip を多用する製品の場合は新しい IC Chip が開発されると次の製品に移行する……逆に言えば携帯電話の契約更新時期とか OS (Operation System) や Application Software の進化に合わせて Hardware の基となる IC Chip の生産 Schedule が決まるとも言えます。 乗用車の場合は日本だけが妙な慣習がある事から数年毎に Model Change を行って市場を活性化させようとしますね(^_^;)。 Earphone の場合はそんな「定期的に新製品を開発しなければならない市場圧力」がありませんので、売れなくなってくるか、旧来のものとは大きく異なる新たな技術の開発に成功したといった要素がなければ新商品に転換しないものでしょう。 著名な Headphone である SONY MDR-CD900ST なんて Magnet が Samarium Cobalt から Neodymium に変わった Minor Change は行われているものの 1989 年の発表以来 30 年以上もの Long Seller 商品ですし、MDR-CD900ST を改良して 1991 年に発表された MDR-7506 も海外で MDR-CD900ST 以上の支持を得て未だに製造販売され続けている製品です。 Earphone は Portable Audio Player 製品の変化と共に形状や用法が変化してきた製品ですので、定期的に新商品を開発するような製品ではありません。 Cassette Tape を用いた Walkman は Pocket に入るほど小さくなりましたから戸外でも周囲の音が拾える安全な Earphone として耳穴に 90 度回転させて挿入するようなものが生まれましたが (私は愛用していました(^_^;))、CD Walkman になると鞄に入れて持ち運ぶしかない事から低音が良く出る大型のものとなり、駆動機構のない Solid State Memory 式 Walkman になると大型の振動板部を耳穴に深く入る小型の音道筒から離して耳の外に振動板部が出るような形状に、更に近年では外部騒音を打ち消す Noise Canceller 構造や Bluetooth 等の Wireless 接続機能に主軸が遷るようになってきていますよね。 そうした変遷は音楽再生機である Player の型式が変わった事に伴う Portable Audio System 環境の変化と密接な関係があると言え、現在は DAP (Digital Audio Player) の Digital Audio 信号を Bluetooth 等の無線で Noise Canceller 構造を持つ Earphone に伝達し、Earphone 内蔵された小電力型 Digital Amp' (Class D Amp') で高能率振動板を駆動するものが主流になってきているだろうと思います。……値段をどれ程下げられるかが味噌ですが、Cable がない方が便利ですものね(^_^;)。 低音から高音までの再生帯域拡大は耳穴の外に配置されている発音機構を低音用と高音用の 2 Unit 内蔵式にするといったものが既にありますので、その方向への進化は既に終了しており、同じ技術を用いて Design を変えたものを出すだけでは新開発の意味はないでしょう。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
有難うございました。