【歯科医に質問】歯石除去のスケーリングを1日に上下

質問

【歯科医に質問】歯石除去のスケーリングを1日に上下の歯を全てを施術すると療養給付金が貰えないので複数日にわけて上下を施術するそうですが療養給付金は厚生労働省から歯科医院に支給される助成金なのでしょうか？

療養給付金の受給のメリットは患者には何もないのでしょうか？

歯科医師は1人につき療養給付金を幾ら国から貰っていますか？

教えて下さい。

療養給付金がやすかったら実費で療養給付金のお金を払うので1日でやってくださいと言えばやってくれるのでしょうか？

歯石除去で2日も予約して歯医者に行く時間がもったいない気がして1日でやりたいです。

回答No.1

QCD2001 · ベストアンサー

用語がややこしいために混乱を生じているようです。

たとえば火災保険の場合、火事になって家が燃えると保険金として現金がもらえます。これを保険の用語では「現金が給付される。」と言います。

質問者さんは健康保険に入っていますよね。では病気になると健康保険から「現金が給付され」ますか？現金はもらえません。そのかわり、医療機関で安い金額で治療が受けられます。つまり、「現金が給付」されるのではなく、治療が給付されるわけです。これを保険の用語では「療養が給付される」と言います。

火災保険では保険会社から「現金が給付」されますが、健康保険の場合には医療機関から「療養が給付」されるわけです。

ところで、火災保険の場合は保険の加入者は、保険金を給付してくれる火災保険会社に掛け金を払い込んでいます。
健康保険の場合は質問者さんは、毎月健康保険組合に掛け金（健康保険法では保険税と呼ぶ）を払い込んでいますが、スケーリングという療養を給付してくれる歯科医院には、掛け金を毎月払いこんではいません。歯科医院に質問者さんが払っているのは、自己負担分と呼ばれる、治療費の３割の金額だけです。そこで、歯科医院は治療費の残りの７割の金額を健康保険組合に請求します

健康保険組合では、歯科医院から提出された請求書の内容を審査し、妥当であると判断されれば７割の金額が歯科医院に払い込まれます。これが療養給付金です。

ですから、療養給付金と言うのは助成金ではなく、質問者さんの治療費の一部を健康保険組合が肩代わりして払っているものです。
療養給付金として健康保険組合が質問者さんの治療費を肩代わりしてくれているので、質問者さんは本来の治療費の３割の金額で治療を受けられる、というメリットがあるのです。

さて、歯科医院からの７割分の請求書に対して、健康保険組合が療養給付金を支払うのは、治療内容が妥当であると認められた時です。妥当と認められない場合は、健康保険組合は支払いを拒否します。この場合歯科医院は本来もらえるはずの治療の報酬のうちの、自己負担分として窓口でもらった３割の金額しか手に入らないことになります。

スケーリングを口の中全部を１日で行う場合、しばしば健康保険組合が妥当ではないと判断し、支払いを拒否します。歯科医院としては、売上が７割減の３割になってしまいます。これはとても困ることなので、拒否されそうな医療は最初から断るわけです。

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