曽我部修司氏によるコミカライズは完成度が高いものなのか?
曽我部修司氏によるコミカライズは完成度が高いものなのか?
それとも表面が綺麗なだけで中身は薄っぺらいものなのか?
日本のイラストレーター兼漫画家の曽我氏は『ペルソナ3』・『ペルソナ4』・『オイレンシュピーゲル』をコミカライズ(漫画化)しました。
一見すれば評判が良さそうですが、あまり良くない評判(感想や意見)が出てきています(主にネットで)。
『ペルソナ3』と『ペルソナ4』の漫画版は、原作に忠実すぎると言っても過言ではないほど丁重な作画=原作ゲームのキャラクターデザインに近い絵柄ですが、「"絵"にあまり表情が無い」「元のゲームシナリオに縛られ過ぎ」「ストーリー(イベント)を省略化している」等で、連載が始まってばかりだった最初の頃は期待していたのに幻滅しました。
作者独自の設定でもあるのか、錯時法的な演出を描写していますが、話の時系列がバラバラでストーリー性がまったく無いに等しく、しかもキャラ説明or紹介なしで、原作経験者向け(ゲームプレイ済みの者)しか面白く読めないようなもので、ゲームの良さを漫画から読み取ることは正直無理な状態です。
そんな人に『ペルソナ2罪』・『ペルソナ2罰』・『ペルソナ3ポータブル』での女主人公ストーリーのコミカライズを任せてほしくない(『女神異聞録ペルソナ』=『Persona』をコミカライズした上田信舟先生の手で漫画化させたほうがマシ)だと思うくらいです。
ちなみに、漫画家として初連載した漫画こそ『ペルソナ3』のコミカライズなんだそうです(「期待の新人」として選ばれたに違いないと推測)。
『オイレンシュピーゲル』の漫画版については、内容に関しては小説丸1冊を漫画で1冊にしている故に、「ダイジェスト気味の駆け足観に否がある」「漫画としての完成度は低い」「無理に1巻にまとめずに数巻使ってもっと詳しく描いて欲しかった」等の低評価の感想が多く、原作(小説)の面白さが伝わりづらい内容になっているようです。
ただ、各キャラクターに少しづつアレンジを加えているようですが。
曽我氏は漫画家といっても、ある意味で原作つきの漫画の製作(コミカライズ)だけは向いていない人物でもあるのではないかと思っています。
それは私だけでしょうか?
皆さんの意見をお願いします。
曽我部修司氏の公式ブログ「ソログ」
http://shujisogabe.jugem.jp/