マイクロビッカース硬さ試験機の圧痕について
- マイクロビッカース硬さ試験機で炭素鋼の硬さ試験を行っていましたが、圧痕がずれたり面が水平でなかったりする現象が起きました。
- 何回か同じようなずれた圧痕が現れ、故障の原因を考えましたが、水平な標準試料では綺麗な圧痕が打てるようになりました。
- なぜこのような現象が起きるのか理由が分かりません。直る理由をご存知の方、教えてください。
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マイクロビッカース硬さ試験機の圧痕について
炭素鋼の硬さ試験を行っていまして、途中から圧痕がひどくずれた跡になり面が水平ではなかったのかもしくは振動を与えてずらしてしまったのかと考えています。 その後何回か同じようなひどくずれた圧痕となり故障させてしまったのかと思いましたが水平な標準試料にて何回か圧痕をつけていると急に綺麗な圧痕を打つようになりました。 なぜこのようなことが起きるか分かりません。 直る理由をご存知の方教えてください。
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目視では判らない程度の水平からのずれの場合は、圧痕が対称でなくなります。 目視でわかる程度の水平からのずれがある場合は、圧子が垂直からずれて試料に侵入していくので、圧痕の形が崩れます。 もっとひどい場合は、圧子が侵入している過程で、試料が動いていることがあります。マイクロビッカースの荷重は高くても1Kgですから、めったに起こりません。ただ底面が平面になっていない場合、荷重の負荷により試料の接地面が移動すると、圧痕の形がひどく崩れます。 圧痕形状がおかしい場合は、すぐ測定を止め、ノギスで上面と底面の平面度と平行度を確認します。 そのまま続けると、ダイヤヤンド圧子が欠けることがあります。 圧子を外して実体顕微鏡で観察すれば、欠けているかどうか確かめられます。 標準試験片を測定して圧痕と測定値が正常ならば、試験機には問題はなく、まず異常のあった試験片を確認することが先だと思います。
もう少し詳しい状況を記載してください。 そうすれば答えやすいと思います。 測定物材料、板厚、測定荷重、測定ポイントの間隔等々。 差し支えない場合はメーカー。
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