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浸炭焼入れ処理での歪低減と硬化層深さ確保
- 浸炭焼入れ処理における歪の問題と硬化層深さの両立について相談です。
- 現在のトライアル結果から浸炭温度と焼入れ加熱温度を調整することで歪を低減できる可能性があります。
- また、浸炭時間の延長や油焼入れ温度の上昇などの方法を検討しています。適切な対策案をご教示いただけないでしょうか?
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処理条件から見るに、浸炭焼入れではなく、浸炭窒化処理のようですね。 ?浸炭深さは、Cp値、温度、時間で決まってくるので、浸炭時間を変えずに浸炭温度を下げれば、浅くなります。処理温度を下げた分、浸炭時間を長くすれば硬化層を厚くすることができます。 ?規格が分からないので、なんとも言えないが、影響しなくはないと思いますが、影響は低いと思います。 ?歪は減る傾向になると思います。言われるように冷却差がなくなるのと、この温度だと焼きが甘くなると思うので、それも影響のひとつではないでしょうか?組織を観たときに、フェライトが増えてませんか? ?内部の方はフェライトが増え、強度は下がると思うが、大丈夫かどうかは判断できません。設計者と相談してください。 ?言われるような油冷途中で適切な温度で引き上げるとマルクエンチ処理になるかと思います。歪には効くといわれています。引き上げタイミングが難しいとは思いますが、トライしてみてもいいかもしれませんね。 ?歪はケースバイケースなので、これという回答は難しいですが、一般論として、 ワークの荷姿について言及されていませんが、平置きよりは立てた方が曲がりは少ないです。 焼準条件等も考慮した方がいい場合もあります。 浸炭窒化は通常コールド油で焼入れします。油温を上げると焼きが甘くなるので、硬度・組織をちゃんと確認しつついじった方がいいかと。
細かく書いてもらっていますが、まず入口が疑問です。 1.浸炭温度、焼入温度が低い。 その温度でオーステナイトになっていますか。 2.この素材厚さで浸炭処理。 表面硬化の目的は。 狙い硬化深さはどのくらい。 浸炭層と芯部非浸炭部では焼入歪量が異なるので厄介。 この形状では回答(1)指摘の通り全体焼入でも歪が大きい。 素材を変更して全体焼入で全体を硬くしてはいけないのか。
条件を振っての試しはやるべきが、その上げ下げ程度で解決するレベルにないのでは 炉中の置き方を工夫する。置きダレの低減。焼入は真直ぐ油に投入。 3)は疑問。他に油はあるはず。変えても効果? ?15分間は疑問。そんな長時間? 検査 < 3次元測定機にて計測 > では能率以前。実験評価はそれでよいが 現状品の歪取り修正。 棒の一次元的歪はやさしいが、板の二次元的歪はワカメ状態など直しきれないものが出ると予想。それでも焼入屋さんに外注してみる。 焼入れ時に歪を押え込むプレスクエンチという方法。 http://www.chugai.co.jp/giroku/pdf/97wal1322.pdf 設備を要しすぐには対応できないはず。 他にも疑問あれど出先ゆえとりあえず 回答(4)の専門家も 入口が問題 と困惑させる状況。 目的はおそらく耐摩耗性の硬さ重視のようだが、数値を示されるなら具体的なアドバイスも得られるはずが。。。 設備は整ってる様子なのに、技術は標準から逸れすぎてます。 技術を持つ外注に相談するのもひとつ。当初は自社設備を遊ばせても時間利得で相殺される。 S45C板材は標準的なので、それでずぶ焼。 浸炭焼入を浸炭窒化、軟窒化にする。
随分前になるが自動車部品の焼入れシャフトの製造・検査ラインの設計をした 経験があるが、予め変形するものとして修正装置(歪取り)や不具合品の流れを 見越して作っている。つまり回答(1)さんの言い方は幾分ぶっきら棒なのだがw 的確に急所を付いていてかつ短文だ(昔は超長文だったが、最近は超短かっ) 如何にすれば、歪を小さく出来るかという工夫はあれど限界と精度が関係する から一筋縄では行かないし苦労と影にはノウハウが隠れているでしょうねぇ。 まったくアドバイスにもなっていない気もしますが、独自解決よりないかと。
材料SPH、直径約150mm、厚さ3mm そんなもん熱加えたら ひずみまくるに決まってます そのひずみを提言する方法は もはや企業秘(売りになる技能のため) こんなとこで発表したら 中国に盗まれますが 前任者(途中でやめた)の営業がどこの会社も断ってきた アルミダイキャストでひずみまくり 不良率90% まあこんなとこでいえんような体制で製造し もう無理だろうと進言し 最終的に誤りに行き詰め腹を切らされた経験はありますが まあ、壊れるわなぁ
お礼
ははは殿 ご回答をありがとうございます。 初めての投稿でしたので、塩梅が判らず申し訳ありません。 貴重なご意見と情報で大変参考になります。