焼き入れや焼き戻し後の冷却時にキュウキュウという音は何なのか?
- 焼き入れや焼き戻し後、大物の品物を水冷する際にキュウキュウという音がすることがあります。この音は、冷却によって生じる熱膨張と結びついています。
- 具体的には、高温で加熱された品物を冷却する際、表面は急速に冷える一方で内部はまだ熱を持っています。この状態で急激な温度変化が生じると、品物の内部と表面での熱膨張の差が生じます。
- この熱膨張の差がキュウキュウという音となって聞こえるのです。この音は、品物が水冷される過程で発生するため、焼き入れや焼き戻しのタイミングをつかむ手がかりとして利用されることもあります。
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冷却時の音について
大物の品物を、焼き入れや焼き戻し後、水冷した時にキュウキュウと言う、泣いているような音がします。 これは何でしょうか? 音で焼き入れや焼き戻しのタイミングをつかむことができるのでしょうか?
- 熱処理
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油焼入れの?ジュー??ボコッボコッ?とは明らかに違うが、音までは熱処理の参考書に出ていないでしょう。 水焼入れの典型は日本刀。しかしあっという間だから刀匠でもこれを判断の目安にするより色の変わり具合でしょう。機会があれば聞いてみるのも面白い。でなくとも三大刃物産地ならイベントが催され職人さんに聞けると思います。 原理としては、冷却時の泡が発する音ではないようで、例によってオーステナイトからマルテンサイトへの変態が完了するまでの熱収縮の具合が内外の冷え具合で変り、その際の鋼内部の歪みから発する音だと思います。昂じると焼割れに至るであろうが、音で判断しても後の祭 ↑冒頭の理由 泡、、、ひょっとしたら 急冷で泡が多量に発生 → 周りの水は冷たく直ぐに冷却 → 泡が潰れる音が発生。 のストーリーも有り得るかもしれない。 船舶スクリューやポンプ、バルブなどで発生するキャビテーションと呼ばれる真空の泡が発生する現象。それが潰れるときに超音波の鋭い音と衝撃が発生して機器を損傷する。 焼入の泡は真空でなく蒸気なので急冷されても衝撃的に壊れるとは考えにくく、調べた範囲では出てないが、完全には否定しきれません。ヤットコを介して伝わる感触は何となく似ている。 いずれにしろ、音の現象を解明したからといって焼入をどうこう出来るものではないです。
“焼入れ音”です。 詳細は、熱処理の書籍を確認してください。 当然、音色やパターンの記述はないが、上述のURLのような記述は書籍にありますよ。
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