アルミダイカスト鋳巣について

このQ&Aのポイント
  • アルミダイカスト製品の鋳巣について確認中
  • ダイカスト製品にφ0.3~φ1程度の小さな巣が多数発生
  • ダイカスト初心者からの質問
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アルミダイカスト鋳巣について

現在、アルミダイカストの製品を開発しています。 ダイカスト製品の鋳巣を確認する為、X線検査機で確認したのですが、小さな巣(φ0.3~φ1?程度)が検査画面に多数映っています。 肉厚が6~15?程度と厚い箇所に発生しています。 製品に奥行きが有る為、巣が被って映っている為、1箇所に巣が固まっているわけではなさそうなのですが、ダイカスト製品にこの程度の巣は発生するものなのでしょうか? (離型剤には、シリコンが含まれているそうです。) 生産場所は中国で、特殊なダイカスト方法を使用していません。 小生、ダイカスト初心者で、ダイカスト業者もX線検査をした経験が少ない為、判断に困っています。 回答頂けると助かります。 宜しくお願いします。

noname#230358
noname#230358

質問者が選んだベストアンサー

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noname#230359
noname#230359
回答No.4

多分ピンホールだと思いますが、ある意味仕方ない面があるかと思います。 除去加工箇所ある部位の表面に出なければ多くの場合よしとすると思います。 ※φ1は大きいとは思いますが・・・。 リーク試験が必要ない部品でしたら0.5程度で分散していれば強度の問題 も殆どないと思いますよ。 X線の結果ですが、本当にφ1ミリ程度あるのか切断して確認してみて下さい。 多分ダイカストならピンホールがあるとその輪郭はある程度はっきり映ると 思いますが、濃淡の境がぼやけている感じがするようでしたら本当にホール があるのか切断及び研磨して確認して下さい。 湯の状態によってはあたかも空間がある(線量が多い)ように見える場合も あります。 工業用X線の性能にもよるかと思いますが、経験的には放射線が通る厚みの 3パーセント以上の空間がないとはっきり欠陥とは判断出来ません。 また無いとは思いますが、表面に凹凸が無いかも確認して下さい。

noname#230358
質問者

お礼

回答有難うございます。 X線で大きく映った箇所を切って確認してみます。

その他の回答 (4)

noname#230359
noname#230359
回答No.5

一般的にアルミダイカスト用鋳物合金が凝固する際に、約6%の体積収縮があります。 肉厚が薄い箇所が凝固する際に、肉厚の厚い箇所がまだ未凝固の状態で存在すると、その溶湯(アルミ)を引っ張ってきて凝固します。これを"引け巣"などと呼びます。 これとは別に、金型内の空気を巻き込んだ物を"巻き込み巣"などと呼びます。 "巻き込み巣"であれば金型内を真空にする事で改善しますが、"引け巣"の場合には改善されません。 質問内容から推測すると、今回は"引け巣"だと思われます。 改善する為には、周辺との肉厚さを極力無くし、巣を分散させる事、局部加圧(スクイーズ)などを利用して、凝固による体積減少を補ってやるなどの対策が一般的です。 巣の出来方は材料の成分組成により変わるので、何とも言えません。 周辺の形状にもよりますが、"肉厚が6~15?程度と厚い箇所に発生"と記述していますので、周辺はそれより薄いのでしょうから、この程度の巣は充分発生する要素はあります。

noname#230358
質問者

お礼

やはり厚肉部には巣が発生しますか。設計時から分かっていたのですが、どうしても・・・。 今回はこれで行ってみます。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

何から書き出せば良いでしょうか、お題が多くてこまりました。 普通ダイキャストでは、ある程度の巣は発生すると考えた方が無難ですが、さてその程度は、一定ではありません。正直言って現状では、巣を完全にコントロールできないのです。中国のダイキャスト業者がどのように対応したのかわかりませんが、日本の業者は強いプロ意識をもっていて、予め(金型を作る前に)問題点を抽出し解決策を話し合っているはずです。通常、巣が有っては困る部分はどこだ?とか把握してから金型を手配します。鋳造上難しい部分が有れば、設計変更を提案したりします。 で、今回の解決策ですが、岩魚内さんの参考資料(非常に良いファイルで参考になります)にあるように、私は最低でも「キャストフローランナーとチルベント」は金型に装備すべきと考えて推奨しています。コスト的に対応できない時もありますが、後の不良品の減少で、もとは充分採れます。 ダメなら日本国内に戻って金型から手配することになるかも知れませんね。私のようなコンサルに依頼して製品設計からダイキャストを意識したものづくりをすべきだったかもしれません。

参考URL:
http://www7.ocn.ne.jp/~sclab/index.htm
noname#230358
質問者

お礼

金型の作り変えは困難な為、今回はこれで行ってみます。 有難うございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

>>ダイカスト製品にこの程度の巣は発生するものなのでしょうか? 発生します 真空引きしても 量産時に詰まらせて全滅もありえる 小さな巣の郡体なのでガス巻きっぽいけど ふん詰まりのところならガス抜き穴を追加する 真空 引きする 離型剤の量を少なくする などありますが まあ、はっせいするときはなにやっても無駄です

noname#230358
質問者

お礼

ダイカスト業者にもこの構造ではこれくらいは発生すると言われました。 今回はこれで勝負してみます。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

見てはイケナイものを見てしまって戸惑いが・・・というべきか もっと大きな空隙が特定個所にできることを製品構造、型構造によりシミュレートした例が。 強度云々でない製品。後加工で皮をめくると大きな巣が顕れてオシャカにせざるを得なかったことを体験したが、上記のような規則性はなく出たトコ勝負しか出来なかった。 その程度の小さな巣でも問題になる使途なら『真空ダイカスト』など対策が必要です。御説のとおり、厚い箇所や型内で流れが乱れそうな個所に多く出ます。

参考URL:
http://www.ekkjapan.co.jp/ron/ron05.html
noname#230358
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。 真空ダイカストは無理なので今回はこれで勝負してみます。

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