リニアガイドレールの組立方法と精度について

このQ&Aのポイント
  • 長いストロークで使用するリニアガイドの現地レール組立についての悩みがあります。
  • レールの接合部の調整やレール継ぎ足しの方法について知りたいです。
  • 現在計画している機械では平行に2本のリニアガイドを使用します。アドバイスをお待ちしています。
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長いストロークで使用するリニアガイドの現地レール…

長いストロークで使用するリニアガイドの現地レール組立 リニアガイドを長いストロークで使う場合,現地でリニアガイドレールを 継ぎ足して使用するとなると,レールの接合部は上下左右で±0.1mmレベルの 調整が必要になるように思います。 レール据付け用に,機械加工された面を出しておけばよいのでしょうが, その機械加工された面を持つブロックを分割して輸送し, 現地で再組立した場合,レールの据付に必要な精度を確保することが できるのでしょうか。もしくは,別なレール継ぎ足しの方法が あるのでしょうか。 今計画している機械では,リニアガイドを平行に2本使用するように 考えています。上部のモノの都合で,2本どうしても必要です。 素っ頓狂な質問で恐縮ですが,アドバイスをいただければと思います。 よろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.5

工場で動作確認等を行ない、バラシをして現地で組み立ての場合は、特に何か基準が有った 方が工場の再現をし易いし、調整も簡単になる事もあり、小生はノックピン穴を加工し ノックピンをその基準とします。レールは2本共片側に加工するのみです。 片側段差やレールを抱く凹形溝は、加工費が高い割に無かった方が良いと思う事が多く 厄介なやり方です。(ノックピンは、抜けばフラット面になりますから…) 確か、レールも基準側面があるので、其方側にノックピンを配置し、他の回答者さんも 記述しているように、つなぎ面は2本を合わせないようにして設計して下さい。 (つなぎ面が2本同じ箇所だと、つなぎ面のショックが大きくなるから) また、ブロックの方も、ノックピンで肩を当てると、水平や直角調整が楽です。 カタログ等にも記載があるレールを凹形状の溝の中に入れると、なにか問題が生じた時に 対応が難しくなりますから、小生は絶対にしません。(客先仕様以外では…)

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスをいただき、ありがとうございます。 凹型のレール座も検討していたのですが,融通が利かないのですね。 ノックピンをうまく使って設計したいと思います。 お時間を割いていただき感謝します。ありがとうございます。

noname#230359
noname#230359
回答No.4

長いレールを使用する際はメーカー特注になりますので、繋ぎ目は面取り無しで研磨されていますし、合番が打ってあり繋ぐ順番も決まっています。 なので、ちゃんとした加工面が相手であれば繋ぎ目の段差はミクロン台になります。(指で触っても分かりません) ブロックを移動しても継ぎ目での音の変化はありません。 逆に、継ぎ目で音が出るようですとレールがずれているか隙間が空いている証拠ですので、再度取り外しゴミや異物の撤去掃除を行います。 長いレールを2本並べて使う場合、平行度や真直度が重要になってきますので、取り付け方法や加工精度を十分に吟味する必要はあると思います。 なお、2本以上並列で使用する場合に繋ぎ目をずらすかどうかはメーカーに問い合わせてみてください。(うちの会社では、ずらさずに組んでいます) また、繋ぎ目やレールの位置決めに便利な「リニアロック」という製品が有りますので、設計段階で取り入れる余裕があるのなら使用するのも一つの手です。 私は会社で5メートル程のレールを平行で2本、それぞれ3本繋ぎで組んでいますが、リニアロックを使用して継ぎ目の段差ミクロン台、2本のレールの平行度±0.015は普通に出しています。真直度その他は機械加工精度に委ねています。 どういう機械(機構)かで求められる精度や強度が違うとは思いますが、そういった仕様も含めてメーカーに相談されてみては如何ですか。

noname#230358
質問者

お礼

ご丁寧なアドバイスをありがとうございます。 御社では継ぎ目をずらさずに組まれているとのことですが, これは継ぎ手のショックが機械に影響していないということでしょうか。 「リニアロック」という製品は知らなかったです。 精度よく調整ができるのですね。早速調べてみたいと思います。 お忙しいところ,お時間を割いていただき,ありがとうございます。 たくさんの方からご意見をいただくことができて,嬉しく思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

2本のレールを接いで1つのブロックを走らせる機械は見たことありますので、製作は十分可能だと思います。 (なお、その2本のレールを接ぐのに特にレール同士の接続はしてません。) 以下、言葉の定義として、2つのユニットに1組ずつレールが付いていて、その2組のレールの位置を出したい、という状況とします。 まず、同じユニット上の2本のレールの取り付け面は段違いにしない方がいいでしょう。段ちになってしまうと、2つのユニットの相対位置という誤差に加え、段の高さの違いも誤差になってしまいます。 次に上下方法、というかレールの取付面同士は、2つの取り付け面を1つのブロックに押付けて固定すれば十分精度が出ると思います。 左右方向(前後方向?)は片方のユニットにせりボルトをつけ、もう片方にボルトを押し当てるブロックを付けておきます。そして現地でボルトをせって調整します。なお、ブロック1つに対し、2本のボルト先端で挟む形にしてください。そうすれば振動などでずれることはめったにありません。 それでもご心配でしたら、上下の位置を出す前述のブロックに下穴をあけておいて、現地位置出し後にテーパピン穴加工→ピン打ち込みをしてください。 あと、2組のレールの継ぎ目は1組目と2組目とで別の位置にした方がいいでしょう。下図のようです。 1組目: =====×=== 2組目: ===×===== (×が継ぎ目です) ↑ ↑ 継ぎ目の位置をずらします。 レールを接ぐ場合の組付要求精度やその確認のしかたはNSKさんやTHKさんなどのレールメーカーにお問い合わせなさる方がいいでしょう。 (メーカーさんも下手な使い方をされたくないはずなので)

noname#230358
質問者

お礼

ご丁寧なアドバイスをありがとうございます。 せりボルトを使うと振動の影響が心配だったのですが, 御社では実績をもっておられるとのお話を聞くことができてよかったです。 継ぎ手の件もよく検討してみたいと思います。 お忙しい中,お時間を割いていただいたことに感謝します。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

NSKのカタログには『継ぎ仕様レールご要求の際はお問い合わせ下さい』となっていて形状詳細は判らない。 継ぎ目をインローにして嵌めれば合うようになってるのではないか。 それにしても真直度は組込みで決めるしかない。 工作機械には(継ぎでなくとも)レール片側を押付ければソコソコ出るような段差を設けているのがある。 段差は全体を削って溝を形成するのが面倒なら、両端と継ぎ目個所に長穴溝を設け小ブロックを圧入+ネジ固定したあとで削る。 一本をそのように固定後、もう一本は動きがスムーズになるよう微調整してはどうでしょう。 >±0.1mmレベル そんなレベルの話なら面倒なこと不要だが、もうヒト桁以上下の話・・・

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスをいただき,ありがとうございます。 機械加工に委ねる方法をいろいろな方がやられているとわかり, この方法で作図してリニアガイドメーカに相談してみようと思います。 お手数をおかけしました。 桁の件はお恥ずかしい限りです。勉強不足でした。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

どの規模かわかりませんが ずれるときはずれるのでがちがちに作るのはどうかと思う

noname#230358
質問者

お礼

早々の返信ありがとうございます。 工場で精度よく作っても,現地で調整がうまくいかなかった経験があったため, ずれの問題が心配だったのですが, 他の方の回答で機械加工面に押し当てて調整する方法に実績があることがわかり, その方法で設計しようと考えます。

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