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条件が出ない
金型を違う成形機に載せ替えて条件出しをしたんですが、条件が出ません。 内径、外径共に小さく出ました。 そこで内外径だけに括って保圧を30MPa上げれば従来の大きさにはなりますが、今度は全長が数十ミクロン長くなります。 射出成形を7、8年やってきましたが、今までこんな経験はありません。 載せ替えの際に行う事としては充填位置を見直す→従来通り、もしくは10MPa前後保圧を調整するといった流れでうまくいってました。 今回も成形品の重量からいけば従来通りの条件で問題ないはず(30MPa上げたものは0.1g重い)で内圧が8~10MPa低い以外は何ら他と変わった点はありません。 何か講ずる手段、疑うべき点はあるでしょうか?
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形状は腕時計の枠のようなものですか。寸法、肉厚が不明なのでとりあえず参考意見 1)違う成型機とは同じ機種ですか :メーカー、機種ともに違いますか。別機種で射出容量が異なれば溶融樹脂の状態に微妙な差が出ます。選択したスクリューによっても圧力設定値が同じスクリュー先端内圧を示すとは限りません。また同種成形機でも使用状態によってスクリューの磨耗があればバックフロー状態も異なります。 内圧が10MPa低いとの事ですが、寸法が小さくなりますね。この辺の微妙な差が影響しているかに見えます。 2)寸法に関与する条件因子として下記の条件設定値と実際はいかがですか :材料温度ーパージされた樹脂温度の確認 :射出速度ースクリュー能力により、密度差が出ますので実際時間を精査 ゲートから近い内径と遠い全長では影響有り :保持圧力ー内圧が低ければ密度が低下し、一般的に収縮が多くなります :背圧 ーかなり影響あります(密度差) :保持時間ー時間要素は機械による差は微小と見ます :冷却時間ー同じく設定値が同じなら関係なし :金型温度ー同上 とにかく要因を挙げて1つずつ潰してゆく事です。 この場合条件を個別に並列記載して製品毎に測定結果と対比して考査することです。頭だけ考えていては説明できず誰にも見えません。良い結果は記録として技術標準になります。 ご期待に添えないアドバイスですが成形品は現場を見ないと的確な回答が出来ず済みません。