- 締切済み
電源設計において、スイッチングとリニアレギュレータの選択はどうすべきか?
- 基板FR-4 1.6t 両面基板 放熱フィン無し、部品高さ20mmMAXの条件下で、Vin=32V Vout=24V 300mAの出力電源を作りたいと考えています。熱と部品コストを考慮すると、スイッチングかリニアレギュレータのどちらが適しているのか迷っています。
- もしスイッチングレギュレータを選ぶと、高効率かつ小型化が可能になりますが、ノイズやEMIが発生する可能性があります。一方、リニアレギュレータは安定性が高く、ノイズやEMIの心配が少ないですが、効率は低くなります。
- また、ツェナー+トランジスタの組み合わせも考えられますが、その場合はどのような特徴や利点があるのでしょうか?どのオプションが最適なのか、アドバイスをいただけると幸いです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
方式選定の考え方は既に回答が付いていますので、ここでは熱的な検討結果 のみお知らせします。 例えば、銅箔(35μm)ベタパターンのサイズ□40×40基板の中央に発熱部品を 実装し、基板表裏ともに通風が確保されるような構造の時、 (放熱器を使わずに、基板の放熱性のみに頼った放熱設計の場合です) 実装部品から周囲までの熱抵抗はざっくり見積もって35K/W程度です。 発熱部品の発熱量をリニアレギュレータと仮定して、 (Vin-Vout)×Iout=2.4Wとみると、 温度上昇は35K/W×2.4W=84K 基板が収容される筐体内温度を50℃と考えると、発熱部品の動作温度(基板 実装部)の温度は、50℃+84K=134℃となります。ジャンクション温度は、半 導体パッケージ内の熱抵抗によって134℃より高くなりますので、最大定格を 超えてしまうでしょう。 発熱部品の発熱量をスイッチングレギュレータ(効率85%)と仮定して、 (1-効率)×Vout×Iout=1.08Wとみると、 温度上昇は35K/W×1.08W=38K 発熱部品の動作温度(基板実装部)の温度は、50℃+38K=88℃となります。 常識の範囲内の動作温度に収まるようです。(いくつもの仮定を重ねています ので、実際の設計条件で検証は必要です。) スイッチングレギュレータの場合、発熱部品は1個ではなく、スイッチ素子 ダイオード、コイルなどに分散されるので、上記計算より有利な方向です。 発熱部品が実装されるパターンを可能な限り広げて、基板からの放熱を確保 するように設計するのであれば、スイッチングレギュレータの場合は放熱器 なしの実装が成り立つ可能性ありとみました。
ざっくりと2.4Wとしても、放熱フィン無しではいずれの方式でも困難では? この電源で、何をしようとしているのか? 方式の選択は、これで自ずと決まります 熱やコストは二次的な要素であって、負荷となる装置に適さない電源では意味がありません
お礼
ご回答有難うございます 放熱性も考えスイッチングレギュレータにて検討してみます 有難うございました