放電ギャップ量に影響を与える項目

このQ&Aのポイント
  • 放電ギャップ量の影響をすべて教えてください
  • ワイヤーカットにおける放電ギャップ量の影響要素
  • 放電ギャップ量の大小に影響を与える項目
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放電ギャップ量に影響を与える項目

ワイヤーカットにおいて、径補正で放電ギャップ量とワイヤー半径を足した、値がオフセットになると思いますが、 その放電ギャップ量の大小に影響を与える項目をすべて教えて頂けないでしょうか? 材質、板の厚み、オン時間とオフ時間などいろいろな項目があると思いますが、 どういう項目がどうなるとどうなるか教えていただくことはできないでしょうか? よろしくお願い致します。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.3

 前の方と同じになりますが、すべて影響があると思ってよいと思います。ワイヤーが切れやすいときなどに、電源などの加工条件を変えることがあると思いますが、変えただけで仕上がり寸法は変わります。  一回切りで仕上げようと思ったら試し切りは必要だと思います。最新のものならば、コーナーRなど正確に出ると思いますが、少し古い機械だと正確に出ない場合があります。また、焼き入れ材などを加工する場合は、歪みが出たりするので、要求される精度によっては1回切りはお勧めしません。  ワイヤーカットされた表面のスラッジを取ると当然寸法変化しますのでそのことも考慮したほうが良いと思います。  ちなみに、当方では、三菱のFX1K(2000製造)を使用していますが、付属の加工特性データの加工条件で仕上げた場合は、スラッジ込みでその寸法になります。1stカットで片側0.015くらいスラッジがついているので、径で0.03くらい落ちます。三菱の場合は、この加工特性データの本に、どの数値でどう変化するか説明されています。    データがあればその値でいいと思いますが、公差がレンジで0.01の場合は、1st切りはあきらめたほうがいいと思います。1stカット±0.005は無理だと思う。自分なら3rdカットです。1stよりリスクはかなり少なくなるので。  SKD11、5mm、10mm、20mmなど材質と板厚で加工条件が指示されているので、通常10mm違えば、条件も変わってきます。うちの機械の場合は、標準のオフセットに0.015足せばゼロゼロになると言う実績があれば、どの厚みの条件でも0.015足せば、ほぼゼロゼロで切れます。微調整は必要ですが・・・  太鼓に切れたりするので、切った物の、上、中、下で寸法は微妙に違います。三菱は下(下部ノズル側)が正確に切れます。まあ、形状高さ値にもよりますが・・・  SKSの場合、焼きの歪が出やすいので、本当に精度が必要な場合、パンチの場合は周囲にスリットを入れたりして、歪を出してから加工したりします。  機械に自動加工条件設定があるやつですが、使ったことはありません。使う場合でも、5mm正方形などを切って寸法確認してから使用することになると思います。  いずれにしても、使用機械で結果は違うと思いますので、普段から地道にデータを取って蓄積・標準化しておくしかありませんね。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスどうもありがとうございました。

noname#230358
質問者

補足

ありがとうございます。 要求される精度は0.01ミリの誤差までです。 過去に同じ材質で同じくらいの板厚で同じEDM条件 でやった結果がわかっていれば、そのときと同じオフセットを入力することにより一発で可能となりますか? 板厚は何ミリくらい違えば、前のオフセット値でまずくなりますか? 材質はSKS3です。 また機械に自動加工条件設定がある場合、材質やワーク厚みワイヤー径を入れることによってオフセット量をだしてくるやつがある場合でも 一回ではまずいでしょうか? 板厚が大きくなると放電ギャップも大きくなるという 理由を教えていただけないでしょうか? 板厚が大きいほど放電が大きくなるのでしょうか?

noname#230359
noname#230359
回答No.2

基本的に加工条件に項目全てが影響すると思っていいのではないでしょうか。 その上でメーカーが材質、ワークの厚み、ワイヤー線径ごとの推奨加工条件を設定してあるはずです。 ほとんどの場合はその条件を基準に、おっしゃる通りテストワークを切ってオフセット量を調整すればいいです。 その際、加工中に条件を変更しなければならない事が生じた時、大抵の場合はワイヤー断線により条件を下げることでしょうが、その時に「加工寸法に影響の出にくい下げ方」をする必要があります。 一例として当社では「ONを下げるより、OFFをあげる」ようにしております。 その他は機種によって条件の表記が違うだろうので、メーカーに相談されるのがいいのではないでしょうか。 onを大きくすると、加工は速くなるが放電ギャップが大きくなると、ウチの機械のマニュアルには書いてありますし、同機種を使用している他社さんに聞いても同じ回答をもらってます。 いろんな方が意見を述べておられますが、0.01mmの精度ですと調整は千分の一単位になるでしょうから、1stカットのみでは無理でしょう。私も3rdカット以上をオススメします。 加工誤差は加工条件や材質、板厚だけでなく、熱処理の有無やその日の気温、加工液の水温によって変わります。 シビアな寸法が必要なら、その都度テストワークを切り、寸法変位やタイコ形状のチェックは必須です。

noname#230358
質問者

補足

ありがとうございます。参考になりました。 オン時間を上げた場合には 溶かしすぎる傾向があるのでしょうか? どうもありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

思いつく要素として、挙げられた他に 電圧、ワイヤー張力、加工液圧、液電導度、要するに設定可能な項目全て。。。 これを品質管理で用いる『特性要因図=魚の骨』に書くべきモノです。 大学の学生論文にあったと記憶するが探せません。下の大学だったかもしれない。この指導教官は三菱電機のOBです。 でなければ、この末尾にある参考文献で勉強する。少々刊行が古いので入手難かもしれないが、市などの図書館では無くとも探してくれると思います(私が行く図書館にはありました)

参考URL:
http://www.kochi-tech.ac.jp/library/ron/2001/mech/1020149.pdf
noname#230358
質問者

補足

ありがとうございます。 >思いつく要素として、挙げられた他に電圧、ワイヤー張力、加工液圧、液電>導度、要するに設定可能な項目全て。。。 そんなに多くの要素が放電ギャップに関係してくるのですね。 そうなると一発で仕上げようと思ったら、 テストカットしてはかってギャップ量を設定するしかないでしょうか?

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