- ベストアンサー
油圧シリンダーの回路と効率の違い
- 油圧シリンダーの回路には(A)メーターイン回路、(B)メーターアウト回路、(C)ブリードオフ回路の3種類があります。
- メーターイン回路とメーターアウト回路は効率が悪く、ブリードオフ回路が効率が良いとされています。
- ブリードオフ回路はアクチュエーターに流れる油の一部をタンクへ分岐する機構があり、これによって効率が向上します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
メータイン・メータアウトは絞れば必ず主回路の圧力が上がります。 固定容量型ポンプの場合、余った流量分リリーフバルブが噴きます。 ポンプ吐出量がそのままで、無駄に圧力が上がるわけですから当然効率が悪くなります。 可変容量型ポンプの場合、圧力は上がりますがポンプの吐出量が減るので、効率も固定容量型よりは優れています。 メータアウトは、もっとも精度良く調整することが出来ます。 逆負荷時でも出口側を絞っているので暴走することはありません。 ただし、シリンダ戻り側を絞りすぎるとブースト効果で異常圧が発生します。最悪はシリンダ膨れを起します。 メータインは入口側を絞るので、逆負荷時に暴走してしまうことがあります。 しかし、絞りすぎても何も壊れません。 ブリードオフはフローコントロールバルブで余った流量をタンク返しますから、主回路の圧力を上昇させずに流量調整が出来ます。 しかし、ブリードオフは主回路圧力によって流量が変わりやすく、速度調整精度が悪いと言われています。 逆負荷時はもっとも暴走しやすく、殆ど制御できなくなる場合も有ります。
その他の回答 (2)
配管経路から油が逃げるので、効率がいいという部分がよく判りません。 この場合のエネルギー効率の定義は何なのでしょうか?
以下の資料を確認下さい。 http://ohp.jisw.com/01193/post_73.html#more 貴殿の記述通り、 (A)メーターイン回路、(B)メーターアウト回路は、 シリンダ内等に背圧が掛かって、リリーフ弁から油が逃げる (C)ブリードオフ回路は、 シリンダ内に背圧が掛からなくて、配管径路から油が逃げる ので、エネルギーの効率は、後者が良いと考えます。 しかし、油圧のパンプ性能(流量)が著しく高い場合は、結局 前者も後者も、シリンダ内に背圧が掛かる事になり、殆ど変わ らない状態になります。
お礼
大変ありがとうございました。
お礼
大変ありがとうございました。